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フライト情報

関空からバンコクへの最安値ルート、ベトジェットのホーチミン経由でバンコクまで(前編)

投稿日:2023年3月27日 更新日:

関空からタイへ行くにあたり、最安値ルートを取ることにした。
まず関空からホーチミンへベトジェットで飛び、ホーチミンで別のフライトに乗り継いでバンコクへ方法だ。
この方法だと特にLCCのプロモーションセールがなくても2万円台後半でバンコクまで行ける。

このルートで移動するのは3回目となる。
バンコクからホーチミン経由で関空へ帰国したのが昨年6月。
昨年7月には、関空からホーチミン経由でバンコクへ行った。
もう慣れたものだ。

今回は、事前準備とホーチミンまでの道のりを紹介しよう。

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関空からバンコクへの最安値ルート

今回のルートを取るにあたった経緯を少々。

関空圏在住者は海外へ行くのに関空を使いたい。当たり前のこと。
関空からバンコクへは直行便が出ている。タイ航空、JAL、タイ・エアアジアX、ピーチの4つだ。
あと、もう一つの選択肢として、タイ・ベトジェットのチェンマイ行き直行便もある。

タイ航空とJALは往復で10万円越えがざらだ。却下。

LCCのエアアジアとピーチも価格が高騰している。
直前予約だと、エアアジアで5万円、ピーチで4万円ほどだ。
LCCはプロモーションをうまく活用すれば安く購入できるが、多くは数ヶ月先の日程となる。
今回は、出発日が直前にならないと確定できない事情があったため、プロモーションの利用ができなかった。

2月にタイから日本に戻る際は、タイ・ベトジェットのチェンマイ発関空行きを利用した。チケット代は17,000円だったが、これは2ヶ月ほどまえにプロモーションで購入したものだ。
今回はプロモーションに該当せず、片道35,000円ほどの価格設定となっていた。それでもバンコク行きのエアアジアやピーチよりは安い。

福岡発バンコク行きのタイ・ベトジェットとタイ・エアアジアも検討してみた。
安いプロモーションがあれば、片道15,000円で購入できることもある。
直前予約で調べてみると、エアアジアが片道23,000円ほどで出ている。これはたしかに安い。
でも、わざわざ福岡空港まで行く必要がある。しかも朝一番の出発便となるため、深夜バスを利用するか、前乗りして福岡に1泊しなくてはいけない。深夜バスだとフライトに間に合うは微妙なところ。やはり前泊が必要そうだ。
となると、日本国内の交通費と宿泊費が余計にかかり、トータルでは3万円を余裕で越えてしまう。これまた却下。

片道3万円以下でバンコクに行く方法はないだろうか?
いや、ある。
ベトジェットを使ったベトナム経由便だ。

まず、関空からベトジェットでベトナム(ホーチミンorハノイ)へ行き、ベトナムでバンコク(スワンナプームorドンムアン)行きのフライトに乗り継げばいい。

ベトジェットの関空発ベトナム行きは、ホーチミン行きとハノイ行きの2路線がある。どちらも1日1便だ。
ホーチミン行きのほうが安いことが多いようだ。
今回はホーチミン行きを選択。18,920円だった。

次に、ホーチミンからバンコク行きを調べる。
LCCなので、すべて片道で購入できるし、別々の航空会社で乗り継いでも問題ない。
ホーチミン発バンコク行きは本数がものすごく多い。
ベトジェット、タイ・ベトジェット、エアアジア、タイスマイル、バンブーなど多種多様で選びたい放題だ。朝イチから夜遅くまで出ている。

ベトジェットはバンコク・スワンナプーム行きで、エアアジアはバンコク・ドンムアン行きとなる。

自分の都合のよい日時と目的地にあったフライトを選択すればいい。
早朝便と夜遅い便は安くて、正午前後のいい時間帯のフライトは高い傾向あり。

ホーチミンの空港でそのまま乗り継ぐ場合は、夕方以降のフライトを選択するしかない。
ホーチミンで宿泊して翌日以降のフライトに乗るならば、好きな便を選べばいい。

今回は、ホーチミンに1泊して、余裕をもってバンコクへ向かう。
翌日の14時55分発のベトジェットを選択した。9,140円だ。
朝の便だと7,000円台でも出ていたが、あまりにも早起きなのはしんどいのでパス。14時55分発という使いやすい時間帯にした。バンコク着が16時25分なので、これまた都合がいい。

というわけで、ルートが決定。

関空発ホーチミン行きVZ829便 9時30分発13時30分着 18,920円
ホーチミン発バンコク行きVZ971便 14時55分発16時25分着 9,140円

合計:28,060円

無事に3万円を切った。
ホーチミン発バンコク行きの早朝便を選択すれば、26,000円ちょっとでも行けた。

購入先は、ベトジェットエアのホームページではなく、Trip.comを利用。
ベトジェットに関しては、Trip.comがベストだと思う。
使いやすいし、料金も安い。
クレジットカード決済手数料がかからないぶん、ベトジェット直接購入より安くなることが大半だ。

⇒⇒Trip.com(トリップドットコム)

購入時のアドバイス。
Trip.comで「関空発バンコク行き」を経由便ありで検索すると、ホーチミン経由の同一日乗り継ぎのパターンがいろいろ出てくる。
ベトジェットからエアアジアへの乗り継ぎも販売している。
一度の手続きで購入できるのは楽だが、実はちょっと高い価格設定となっている。
また、同じベトジェット便での乗り継ぎであっても、スルーバゲージは不可だ。預け荷物がある場合は、一度ベトナムに入国して、預け荷物を受け取り、再度チェックインしなくてはいけない。

安いフライトで乗り継ぐには、「関空からホーチミン」と「ホーチミンからバンコク」を別々に検索して、一番安い組み合わせになるようにしたほうがいい。

ただし、ホーチミンでの同日乗り継ぎを考えている人は、最低でも2時間、いや3時間は乗り継ぎ時間に余裕をもたせたほうがいいだろう。
ベトナムに一度入国してから、再度チェックイン手続きが必要となるため、けっこう時間がかかる。

どちらもベトジェットのフライトであれば、関空でチェックインした際にホーチミン発バンコク行きの搭乗券ももらえる可能性あり。この場合は、乗り継ぎ時間は2時間あれば問題なさそうだ。(ただし、預け荷物がある場合は、一度入国する必要あり)
とはいえ、関空発ホーチミン行きが遅延すると、乗り継ぎに間に合わなくなる可能性もある。
フライトスルーと呼ばれる乗り継ぎ保証のあるチケットでないかぎり、乗り遅れは自己責任となってしまう。

ホーチミンに1泊してからバンコクへ向かう場合は、翌日の好きなフライトを選択すればいいだけ。
関空からの便が少々遅延しても問題ない。
怖いのは、関空発のフライトが運休となること。めったにないこととはいえ、こればっかりは運次第。

航空券購入はこれで完了した。
ホーチミンに1泊するので、前日にホテル予約も済ませておく。

関空発ベトジェットエアVZ829

VZ829便は、午前9時30分出発予定。

関空には午前6時50分に到着した。
出発2時間40分前ならば余裕があると踏んでのことだ。

なお、早朝時間帯の関空の様子はこちらでまとめてある。

関連記事:早朝出発便の関空でなにするん?食事とコンビニとラウンジ

今回の記事はベトジェット搭乗に焦点を当てる。

ベトジェットのチェックインカウンターはすでにオープンしていた。
ベトジェットの国際線は、WEBチェックイン対応のため、必ず有人チェックインカウンターに並んで手続きしなくてはいけない。

ホーチミン行きとハノイ行きは別々のレーンだ。

ホーチミン行きのレートは思いのほか空いている。

5分ほどで順番になった。

チェックイン手続きは簡単だ。
パスポートを提示するだけ。
Trip.comで購入した際に送られてくる旅程表などは提示不要。パスポートだけでいい。
ベトナムの滞在ビザやベトナム出国航空券の有無は聞かれなかった。
むろん、ワクチン接種証明書や陰性証明書や事前登録アプリといったものは一切不要だ。
文字通りにパスポート1個でチェックインできる。

ベトジェットはチェックイン時に大まかな座席指定が無料で可能だ。窓際か通路側が選べる。
ただし、こちらから何も言わなければ、自動的に席が振り当てられる。
積極的に指定していこう。
前方の足元が広い席などは有料となる。

預け荷物は無し。
機内持ち込み荷物は、いちおう重量チェックあり。大きなカバンが7kgまでだ。チェック済みのタグが巻かれる。
機内で使うための身の回り品などが入った小さなカバンは別途2kgまでオッケーらしい。この重量ははかられなかった。
ベトジェットの持ち込み荷物チェックはかなりゆるい印象だ。
どう見てもサイズも重量もオーバーしているだろうという大きなスーツケースを持ち込んでいる人もよく見かける。

列に並ぶ時間も合わせて、10分もかからずに搭乗券をゲットできた。
早いな、これは。

搭乗

7時45分、保安検査場に並ぶ。
8時ちょうど、制限エリアに入る。

搭乗時間は9時。
搭乗口は16番ゲート。

シャトルを使わずに徒歩で移動する。

8時50分までクレジットカードラウンジで時間を潰す。
制限エリア内のコンビニは9時開店なので要注意。

搭乗口からはベトジェットの機体が見える。

予定通りの9時に搭乗開始。
まずVIPクラスなどのプライオリティから始まり、次に27列から40列の乗客となる。

ボーディングブリッジで機内へ。

3席×3席の定番LCCシート配列だ。
機材は、お約束のエアバスA321。

足元は国際線にしてはちょっと狭い。
エアアジアの国際線のほうが広いかも。
まあ、慣れていればそこまで気にならないが、レガシーキャリアしか乗ったことがない人は、このシートピッチの短さに耐えられないかも。
LCCは我慢と忍耐が大切なのである。

チェックインカウンターで確認したところ、本日の搭乗率は6割とのこと。
運がよければ、3席独占できる。
そうなれば、ずっと横になって寝転べる。LCCの激狭シートがフルフラットのビジネスクラスに早変わりである。

搭乗が進んでもずっと隣2席は空いたままだ。
これはいけるぞと思った瞬間、荷物をいっぱい抱えたベトナム人らしきおばさんが通路側の席に座った。
残念。
しかも、ベトナムおばさん、ずっと靴を脱いでいて、しかも裸足。その足からぷ~んと異臭が漂ってくる。
機内でもマスク着用の必要性はなくなったが、ニオイ対策で鼻まできっちりマスクすることになった。
ちなみに、機内のマスク着用率は8割ほど。依然として高いままだ。日本人とベトナム人は9割ほど着用で、欧米人は大半が未着用。
マスク非着用でも誰からも注意されることはない。

フライト

9時43分、離陸。

快晴のフライトは気持ちいい。

LCCにつき、機内食などのサービスはすべて有料だ。

ベトナムの航空会社らしく、バインミーが機内食になっている。

単品で8万ドン(国際線価格)。ざっくり480円。
支払いは日本円でもいけるが、お釣りはベトナムドンになるはず。

出発前に関空エアロプラザのなか卯で鮭の朝定食を食べてきた。390円。
バインミーはホーチミンに着いてから食べればいい。
機内食は不要で、フライト中は寝て過ごす。

12時50分(ベトナム時間)、眼下には陸地が広がる。

到着予定時刻は、ベトナム時間の13時30分だ。
日本とベトナムの時差は2時間。タイと同じ時差だ。

13時11分、着陸態勢へ。

13時14分、無事にタンソンニャット国際空港に着陸した。

フライト所要時間は、5時間31分だった。
まあ、LCCの狭い座席でもこれくらいなら普通に耐えられる。

13時30分、降機。

機体は沖止めだ。

バスでターミナルビルまで移動しなくてはいけない。
13時40分、ターミナルビル到着。

Arrivalへ急ぐ。

もし同日乗り継ぎならば、トランスファーカウンターへ行ってみるといい。入国せずに乗り換えてができるケースあり。

ベトナム入国

パスポートコントロールはけっこうな人だかりができている。

各レーンは、ざっと20人待ちってところだろうか。
大混雑というほどではないが、時間はかかりそう。

13時42分に列に並び、順番になったのが14時15分。30分ちょっと並んだ。

入国審査では、パスポートと乗ってきたフライトの搭乗券を提出。
ベトナム滞在予定日数だけ質問された。素直にワンデイと答える。
あとは何も無し。ベトナム出国の航空券の提示も求められない。
1,2分でスタンプを押してもらえる。

14時17分、バゲージクレームへ。

預け荷物はないため、そのまま税関を抜ける。
ノーチェックだ。

もし、同日乗り継ぎでホーチミンからバンコクへ行く場合、預け荷物があるなら一度ここで荷物を受け取り、さらに上階の出発フロアに登って、チェックインカウンターへ行って、搭乗手続きをする必要がある。
入国審査に30分かかり、さらにチェックイン手続きに時間がかかり、出国審査と保安検査に時間がかかるわけで、トータルで2時間は必要というわけだ。余裕を見て、やはり3時間はあったほうがよさそう。

到着ロビーに出る。

ここには、両替所やSIMカード売り場やATMなどが並ぶ。

両替所のレートは統一されていない。
わりと開きがあるため、いくつか回ってみるのがベター。

2000円だけ両替しておく。
レートは、173.41。他の両替所では160台もあった。

2000×173.41で346,820ドンに。
が、1000未満は切り捨てされて、手元にやってきたのは346,000ドンのみ。
相変わらず、ベトナムドンの単位の大きさには慣れない。

1円が173.41ドン
1ドンが0.0057円

ドンを円になおすには、ゼロを3つとってから6を掛けるという計算方法を採用する。
10,000ドンであれば、ゼロを3つ取って10にして、かける6で60円。
まあ実際のレートでは、57.7円だが、ざっくり60円ということで。

街中での価格は、10kというふうに表記されることも多い。
これだと、単純に10×6=60円という式が成り立つ。

バスでホーチミン市内へ

到着ロビーを抜け、ターミナルビル外へ。

お出迎えの人たちが大量にいる。
日本ではまず見ない光景だ。
東南アジアに来たと実感させられる。

このタンソンニャット国際空港のいいところは、そこかしこに灰皿が置いてあること。
ターミナルビルを出てすぐにたばこが吸える。

タンソンニャット空港からホーチミン・シティ中心部へはバスで簡単に移動できる。

バス乗り場は出口から見て、右側にある。

おっと、109番のエアポートバスが復活している。
昨年7月時点では運休だったが、再開したらしい。

空港から、1区のベンタイン市場を経て、サイゴンバスセンターまで。
ミニバンのような大きさのバスで、運賃は15,000ドンだ。約90円。

その先には、従来の152番バスが健在。

こちらもベンタイン市場を通る。
運賃は5,000ドン。約30円。

ベンタイン市場やブイビエン通りに行くなら、どちらも同じこと。
所要時間も変わらないと思われる。
それなら安い152番バスで十分だ。
運行間隔はよくわからないが、おそらく15分か20分に1本程度だろう。

14時27分にバス乗り場に到着。
14時31分に乗車。

14時38分に出発。

運賃は車掌が回収に来る。
無言で5,000ドン払えばいいだけ。
席を占領するほどの大きなスーツケースがあれば、別途5,000ドン必要という話も聞くが、まわりでは誰も請求されていなかった。

15時04分、ベンタイン市場近くのバス停へ。

ホテルがベンタイン近くならばここで下車する。

今回はブイビエン近くのファングラーオ通り沿いにホテルを取ってあるため、もう一つ先のバス停まで行く。
そのほうが歩く距離が短くなる。

15時08分、バスを下車。

バスの所要時間はちょうど30分だった。

ファングラーオ通りを少し歩く。

15時13分、ホテルに到着。
うーん、すべてが流れるように進むなあ。

チェックインを済ませて部屋へ。

アップグレードしてくれたそうで、ダブルベッドが2つあるという大きな部屋だった。
ラッキーだけど、持て余すな。

ホーチミンで1泊

シャワーを浴びてさっぱりして、外出。
ホーチミンは1泊のみだ。
あれこれ移動するのは面倒くさい。
ブイビエン周辺だけで過ごすことにする。

フォーを食べる。

おいしいベトナムコーヒーを飲む。

ちょっと怪しい、若い女性だらけの散髪屋を冷やかす。

ブイビエンウォーキングストリートへ行く。

ちょっと怪しい路地の、ちょっと怪しいマッサージ屋を冷やかす。

ベトナムのBOSS缶コーヒーを飲む。

バインミーを買う。

そして食う。

ホテルの部屋からの夜景を楽しむ。

夜のブイビエンウォーキングストリートの狂騒にやられる。

バービアでサイゴン赤ビールを飲む。

さらに別のバービアで、サイゴン緑ビールを飲む。

楽しいぜ。

サイゴンで迷子になりそうだ。

最後にコンビニでバインミーを買う。

部屋に戻ろうとすると、ホテル併設のマッサージ屋で熱烈な勧誘を受ける。
部屋までついてきそうな勢いだ。

ホーチミンの夜は楽しい。

目的地がバンコクだとしても、せっかくホーチミン乗り継ぎをするならば、1泊くらいはしておきたい。
バスは30円だし、バインミーとコーヒーはおいしいし、ブイビエンウォーキングストリートはパタヤ以上の狂乱ぶりだし、ビールも安い。

次回、ホーチミンからバンコクまで。

後編⇒関空からバンコクへの最安値ルート、ベトジェットのホーチミン経由でバンコクまで(後編)

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