3年ぶりにパタヤを訪れることができた友人。
パタヤ初日の夜は、タイ料理とビールとバービアでパタヤに戻って来られた喜びをかみしめた。
パタヤ滞在は7泊8日だ。
残りのアテンドについて一気にまとめておこう。
目次
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レンタルバイク
日中の移動にはレンタルバイクを使う。
2輪車の運転が可能な国際免許証を日本で取得してあり、タイでのバイク運転は問題ない。
もし日本では普通免許しかない場合は、国際免許証でバイクに乗ることはできない点に注意。
よく使うレンタルバイク屋で借りる。1日150バーツだったそうな。
昼間にあちこち出かけるならレンタルバイクが便利。
みんなで酒飲みながら宴会するような時は、Boltを使う。
飲酒運転はやめましょう。
パタヤで行動的になるならレンタルバイクとBoltの併用がベストかもしれない。
酒をまったく飲まないなら昼も夜もバイクでいいだろうけど。
皇帝
友人はパタヤ歴20年ほどある。
別の友人を一緒に連れてきていた。この友人はパタヤはまだ数回目のパタヤ初級者といえる。英語もタイ語も無理だが、まあなんとかなるものだ。
パタヤ滞在2日目に、とあるマッサージ屋に行きたいと言われた。耳かきとかシャンプーとかがセットになったところがあると聞いたから、そこへ行きたいと。
皇帝のことをだとすぐにわかる。
宿泊しているアーデンからは近い。
バイクで先導して皇帝までご案内。
漢字で皇帝、英語表記でHwangjae、日本語表記でファンジェ。
ハングル文字は読めない。
オーナーは韓国人で、サービス形態はベトナム式らしい。
看板には日本語での案内あり。
ひげそり、耳掃除、顔マッサージ、きゅうりパック、爪切り、タイマッサージ、シャンプー。
90分で600バーツ
中に入ると、待合スペースと受付カウンター。
まず、お茶を出してくれた。
予約しておらず、現在すぐに施術可能なのは1人のみで、3人同時なら数時間後と言われる。
希望は一人なので問題なし。
タイ初級者の友人はさっそく奥へと消えていった。
まあ会話は必要ないだろうし、問題ない。
あとで感想を聞くと、耳かきとマッサージが気持ち良かったそうな。
600バーツの価値はあるとのこと。
あれやこれやとやってもらい2300円くらい。
グループで皇帝に行く際は事前予約したほうよさそう。
年末年始は混んでいるだろうし。
カシコン銀行でATMカード更新
時間ができた友人と一緒にカシコン銀行へ行く。
友人のもっているATMカードが期限切れになったため、更新しないといけない。
10年ちょっと前のこと、友人と一緒にセンタンにあるカシコン銀行で口座を開設した。当時はビザどころか居住証明書も不要で、短期旅行者が簡単に口座を開くことができた。パスポートと宿泊しているホテルのビジネスカードがあればよかった。
友人はその口座をずっと維持している。
2012年の1万円=4000バーツの時にまとまった金額を両替してカシコン銀行にあずけており、いまだにその際の貯金が残っているほどだ。
ただ、モバイルバンキングは利用しておらず、この3年間は口座を利用す手段がなかった。
真偽は不明だが、一定期間にわたり出入金がゼロだと口座が一時凍結されるなんて話もあって、念のため、わたしが年に1回100バーツだけ送金していた。
これで確実に口座は維持できているはずだ。
結果的には何の問題もなし。
窓口で期限切れのATMカードを出すと、すぐにあたらしいカードに交換してくれた。
カード発行手数料がたしか250か300バーツだったような。
一仕事終えたあとの青い空が気持ちいい。
ホテルにて
この閉ざされた3年間にタイで起きた最大の変化の一つが、某ハーブの解禁である。
パタヤには雨後の筍のごとくショップが乱立した。
その変化を体験してみたいという友人のリクエストで、某ショップに立ち寄ってから、ホテルに戻る。
14時過ぎだが、ベッドメイキングは終わっていない。
昨晩はお楽しみのご様子で。
さらなる体験はバルコニーにて煙を。
まあけっこうなチル具合でございますな。
トリップできる。
友人はいい体験になったとの感想。
でも、これなら焼酎飲んで気持ちよく眠るのと似たようなものとも言っていた。
焼酎
その焼酎。
友人は日本からパタヤに焼酎を持ち込むようにしている。
ホテルの部屋で飲み、時にレストランにも持ち込む。
夜はカオトムプラジャンバンで食事会を開いた。
日本から持参した焼酎を持ちこむスタイル。
関連記事:3年ぶりに訪問、パタヤのタイ料理レストランはやっぱりカオトムプラジャンバン
タイのビールもいいけれど、日本の焼酎とイサーン料理の組み合わせもいいもんだ。
コーヒーならPangpond
友人はコーヒー済み。
パタヤの昼間の楽しみがカフェ。
今回もいくつかカフェをまわった。
でも、一番おいしいと感じたのは、Pangpondとのこと。
サードロード沿いにあるカフェだ。
以前はパタヤアベニュー内やソイブッカオ沿いに支店を出していたが、今はサード沿いの1号店のみ。
パンデミック中でもずっと営業していたように思う。
ファランリピーターに支えられている店は強い。
ここのアラビカ種コーヒーは苦味と深みがあって、やっぱりおいしい。
バービアめぐり
さて、パタヤ滞在中は夜な夜なバービアめぐりの友人である。
ソイメイドインタイランドとドリンキングストリートというパタヤ屈指のバービア群が消滅したことを友人は残念がっていた。
でもまた生き残っているバービア群もある。
ソイ7とソイ8も復活してきた。
ソイ7は一時期はほとんどのバーがFor Rentとなり、ゴーストタウンと化していたが、なんとか盛り返してきた状況だ。
てきとうなバーで一緒に飲む。
奥にあるトイレが綺麗になっていた。
ソイ8でも再開もしくは新規オープンのバーが増えてきた。
ソイ7とソイ8を結ぶ路地にあるバービア群は、生バンド演奏付きだ。
この奥にあるトイレは、5バーツ硬貨を投入すると中に入れるシステム。
知らんかった。
トイレネタの連続で申し訳ないが、バービアめぐり好きにとって、公衆トイレの綺麗さはわりと重要だったりする。
さて、復活しつつあるソイ7とソイ8とはいえ、10年以上前のもっとにぎやかでレベルが高かった時代を知っていると、この現状はちょっと厳しいものがある。昔はいくらでもお相手が見つかったものだが。
ソイ8にあるイースティニープラザホテルは廃墟のままだった。
ソイ7とソイ8の復活はまだ時間がかかりそうだ。
他にもバービアはまわった。
ツリータウンにも行った。
今のパタヤでもっとも盛り上がっているバービアエリアだ。
パンデミック前と比較すると、バーの数がさらに増加しているほどだ。
そういえば、10数年前のこと。ツリータウンのある敷地はほぼ空き地だった。でもプアンというイサーン料理メインのオープンレストランがあり、一緒に旅行していた友人に連れられて、ここで初めてチムチュムなる鍋料理を食べたっけ。チムチュムを教えてくれたのは友人だった。
当時と今ではツリータウンは完全に別物になった。
友人はバービア好きだが、足を棒にしてパタヤ中のバービアを歩き回ってお宝探しするようなタイプではない。
しんどい。
ほどほどのところでさくっと手を打つ。長年の経験による直感が働くのか、数軒まわって、これだと決めて、あっさりとあたりを引くタイプだ。
あとは、屋台なんかでつまみを購入して、バービアでまったり飲む。
揚げたてのルークチン(つみれ)なんかビールがすすむ。
3年ぶりのビリヤードも楽しい。
結局、友人はパタヤ滞在中、一度もウォーキングストリートには足を踏み入れなかった。
LKメトロはバイクで通りかかるだけ。
そういうものである。
旅行者であってもパタヤ歴が長くなったり、長期滞在者や在住者は、ウォーキングストリートからめっきり足が遠のくもの。
金のあるなしではなく、そういうものとしかいいようがない。
むろんパタヤ歴が長い旅行者や在住者でもあっても、ウォーキングストリートが大好きで頻繁に通う人もいるけれど。
好みは人それぞれだ。
99バーツピザ屋
バービアにはピザも持ち込んだ。
パタヤカンにあるPizza N Pizzaという店だ。
まだ新しい店で、ピザ屋なのになぜか日本食も売っている。
関連記事:パタヤカンの新しい99バーツピザ屋で大葉チキンカツ明太子丼
99バーツピザが気になっていた。
友人に紹介して、ピザ2枚を購入。さすがに99バーツの7インチサイズでは小さいだろうと、10インチの149バーツにしてみた。
焼き上がりまでは10分ちょっとかかる。
暇つぶしに真横にあるマッサージ屋のおばさんと世間話。このおばさん、日本語がけっこううまい。昔日本に住んでいたそうな。
ピザが焼き上がった。
バービアに持ち込む。
大阪照り焼きとベルリンペパロニの2枚。
大阪照り焼きピザには、のりがトッピングされている。どのあたりが照り焼きで、どのあたりが大阪なのか、よくわからないけれど、味はまずまず。
ペパロニはまあ王道のスタイル。これ食べておけば、間違いないかと。
3人+バービアのスタッフにもおすそ分け。
それでもけっこうお腹いっぱいになった。
99バーツのほうでも一人で軽食として食べるなら充分かもしれない。
抜群にうまいわけではないけれど、99バーツと考えればアリかなと。
ゴールデンシーパタヤホテル
友人は、アーデンに6泊したあと、別のホテルに1泊だけ移動。
正確には1泊+レイトチェックアウトの半日だ。
日本行きのフライトが深夜便のため、できれば安くレイトチェックアウトできるホテルがよい。
そこで、過去にもレイトチェックアウトで使ったことがある、ゴールデンシーパタヤホテル(Golden Sea Pattaya)に泊まることにしたのだった。
チェックイン時に翌日のレイトチェックアウトを申し出る。午後6時にレイトチェックアウトで、料金は600バーツ。以前は500バーツだったはずで、少し値上げしたようだ。
それでも夜まで部屋が使えるのは便利。帰国前の最後のシャワーを浴びてすっきりできる。
ゴールデンシーは、少し年季が入っているものの、部屋は清潔で広い。
パンデミック前と比べても特に劣化していないように見える。
壁際にはソファーチェアもある。
コネクティングルームなので隣に通じるドアが付いているが、完全にロックされている。
隣はもうひとりの友人なのでオープンにしてもいいだろうけど。
バルコニーが広いのもメリット。
ヘビースモーカーにとってはありがたい。
アーデンのバルコニーは狭いが、ゴールデンシーはとにかく広い。
バスタブ付きなのも、友人がゴールデンシーを選んだ理由の一つ。
海外でも毎日湯船に入りたい人向けだ。
なお、朝食はビュッフェ形式になっており、品数は豊富とのこと。アーデンとの違いは、味噌汁がないことくらいと言っていた。
パンデミック前のゴールデンシーといえば、朝食会場に中国人グループが押し寄せていたものだが、今は中国人がおらず、いつでも快適に過ごせたそうだ。
場所はソイブッカオの南側。
パタヤに少し慣れていれば、申し分ない立地だ。
さらばパタヤ、また来る
あっという間にパタヤ最終日を迎えた友人。
パタヤでは時の経つのが早い。
空港へのタクシーが迎えに来るのが午後6時。
レイトチェックアウトで部屋が使えるため、最後までゆっくりできる。
馴染みとなったバービアで、あえてビールではなくてコーヒーを飲む。
優雅なパタヤの昼下がりだ。
夕方にはレンタルバイクへバイク返却に付き合う。
このバイク屋のおやじとは長い知り合いで、ちょっと世間話。
最近、某国の客にバイクをむちゃくちゃにされたそうだ。
パタヤだからって何でもありなわけじゃない。人を人としてリスペクトしないといけない。それをあの国の人間は、と、すごく悲しくも怒りに満ちた口調で切々と訴えていた。
具体的な内容はわからないが、そうとうひどいことをされたようだ。
まあ、パタヤでいろんな外国人相手に商売するのは大変だろうなあ。
日本人はその点、安心感があると思う。
変な人もいるだろうけど、むちゃくちゃなことをする人はまずいない。
日本人相手にバイクを貸す時はパスポートの写真撮影とデポジット1000バーツでさくっとオッケーだ。
友人がバイクを返却する際は、車体のチェックもなく、さくっとデポジット1000バーツが戻ってきた。
ここで友人たちとはお別れ。
ホテルに戻って、荷造りをして、空港へタクシーで向かう。
パタヤ滞在7泊半、お疲れ様でした。
結局、パタヤはパタヤのままだった。
3年のブランクがあっても、パタヤは変わっていない。
なくなったものもあれば、新しくできたものもある。
今も普通にバービアで遊んで、楽しく時を過ごすことができる。
パタヤ歴が20年あろうともパタヤの楽しみは変わらない。
楽しみ方のスタイルは変われど、楽しいことは変わらない。
空港でタイ航空のチェックインカウンターに並ばずに済む方法も手ほどきしておいたし、日本入国のためのファストトラック登録方法も教えておいた。
翌朝、あっさりと日本に帰国できたと連絡が入った。
そして、すぐにまたメッセージが届く。
来年またパタヤに行きます。その時はよろしくと。
20年通おうが、パタヤの引力はいっこう衰えないらしい。
では来年またパタヤで。
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