3月28日にミャンマーで発生した大地震。隣国タイでも大きな影響を受けた。特にバンコクでは建設途中のビルが崩壊したり、列車など公共交通機関がストップしたりと、混乱が起きた。
震源地からバンコクまでの距離は約1000km。バンコクからパタヤまでは走行距離で約150km離れている。
パタヤでは地震の影響はほとんどなかった。
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パタヤは通常運転、観光客を歓迎
個人的には日本からプーケットに入り、タイ国際線でバンコクへ移動して、それからパタヤに戻ってきたあとに、地震に遭遇した形だ。
パタヤでは5階の部屋の宿泊しており、地震が起きた時間はベッドで寝ていた。
揺れはまったく感じなかった。目が覚めることもなかった。
パタヤ市では地震発生直後に市内各所で地震観測体制を強化し、余震発生に備えていた。
今のところ余震は起きていないし、パタヤでは大きな揺れはなかった。
パタヤ市で取られた対策としては、パタヤ市病院など大きな病院で、患者を病院建物内から外へ避難させて、施設の安全を調査したこと。
その後、安全が確認されて、病院は通常運転に戻った。
バンコクで工事中のビルが倒壊したため、パタヤでもビル工事を一時ストップし、建設作業員を全員避難させた。
バンコクと違い、パタヤには高架鉄道などはないため、市内交通機関に影響はない。
パタヤ市内のソンテウは通常運転だ。
タイ国鉄は一時運行停止したが、のちに通常運転を再開させた。もともと平日ダイヤではパタヤとバンコクを結ぶ路線は1日1本のため、ほぼ影響はなかったはずだ。
トランスポート社などが運行するバスも通常運転を継続。
パタヤでは交通機関などの乱れはなかったといえる。
地震発生当日には、パタヤ市より声明が出されている。
パタヤへは通常通りに遊びに来ることができます
パタヤ市は歓迎します
一部SNSなどでパタヤの高層コンドミニアムから大量の水が落ちてきているといった写真が拡散していたが、これはパタヤとは無関係のフェイクだとパタヤ市は注意を呼びかけてもいた。
バンコクの高層コンドミニアムでは大きな影響を受けていたが、パタヤのコンドミニアムでは特に被害は報告されていない。
パタヤはいたって平穏だ。
夜のパタヤ
日中は各種情報収集に追われていたが、夜遅くになるパタヤの街の様子を見てきた。
完全に通常通りのパタヤの街中である。
混乱などは一切見られない。
ただ、一ヶ月前の2月下旬に比べると、明らかに外国人観光客の数は減少している。
セカンドロードを走る車も少なめだ。
バー街を歩く外国人は少ない。
どこもがらがらだ。
これは単純にローシーズンに入ったからだとも言える。
また、中国人観光客の減少の影響も大きいだろう。
パタヤの街中から中国人観光客の姿がめっきりと減少したように見える。
ちなみに、先週にタイを訪れた外国人旅行者ランキングでは、日本は第5位に入っている。卒業旅行シーズンということもあろうが、日本人旅行者はむしろ増加した。
パタヤビーチはのんびり過ごすタイ人グループが多い。
新しくなったパタヤシティサインが明るく光る。
ソイブッカオにあるパタヤ市病院は通常営業。
もう静かに眠りについている。
ざっくりパタヤ中心部を見て回ったが、地震による影響はまったく感じなかった。
バンコクとは状況がまったく違う。
パタヤ市がいうように、パタヤは通常通りに遊びに来ることができる。
スワンナプーム空港やドンムアン空港は通常運用されている。バンコク市内ではまだ一部の公共交通機関がストップしていたり、一部高速道路入口が閉鎖されたままだったり、渋滞が起きたりしており、完全復旧はしていない。
空港からパタヤの往復には問題ない。
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