中国がいきなりの全面開国を決めたことにより、各国で入国規制強を打ち出している。
日本ではさっそく水際措置強化を発表し、12月30日より実施だ。
中国からの直行便到着者と、過去7日以内に中国本土滞在歴のある到着者は、空港で全員検査を受けなくてはいけない。
また、中国本土・香港・マカオからのフライトは制限される。
関連記事:日本の水際対策強化、中国からの入国では空港検査必須に
タイからの日本帰国には特に影響はない。
中国や香港経由のフライトで帰国する人は注意が必要。
Visit Japan Webでファストトラックは必ず登録しておくこと。
そのVisit Japan Webとファストトラックがアップデートされた。
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Visit Japan Webがアップデート
日本入国・帰国には、事前にVisit Japan Webの登録とファストトラックの承認が強く推奨されている。
外国人も日本人も同様だ。
絶対必須条件ではないけれど、入国時検疫をスムーズに進めるためにも、ファストトラックは必須といえる。
Visit Japan Webの中にファストトラックが組み込まれている形となっている。
そのVisit Japan Webが、日本の水際措置強化に伴うタイミングで、アップデートされている。
12月28日時点で、以下のような注意書きが表示されるようになった。
12月30日以降、中国に渡航歴(7日以内)のある方及び中国からの直行便で入国される方は入国時検査が必要です。
詳細は以下のようPDFが表示される。
これは、中国渡航歴のある人と中国本土からの直行便で入国する向けの措置となる。
たとえば、中国に滞在後に陸路で香港へ移動してから1週間以内に日本行きフライトに搭乗する人も対象となる。
・Visit Japan Webの登録は全員必要
・ワクチン接種証明書があれば、出発前に陰性証明書を取得する必要はない。
・ワクチン接種証明書がない場合は、陰性証明書が必要。
・日本到着時の空港検査は全員必要。
・入国後の待機は不要。
もし空港検査で陽性結果となったら、指定施設で原則7日間の強制隔離となる。
なお、Visit Japan Webは必要となっているが、絶対必須条件ではない。なくても帰国は可能だ。
が、この情勢下でVisit Japan Webでファストトラック登録しないのは、あまりにも無防備というもの。
これは、中国からの帰国にかぎらず、タイからの帰国でも同じ。登録作業は少々面倒くさいが、帰国便のチェックイン時や日本到着時の検疫でより面倒なことになりかねない。リスクは、あらかじめ軽減させておくこと。
登録内容変更とファストトラックQRコード不要化
Visit Japan Webの登録内容が一部変更となっている。
記入項目が減らされた。
健康申告がなくなり、パスポート画像登録も不要となった。
ファストトラックの登録が簡略化された。
実質的に、ワクチン接種証明書のアップロードするくらいですごく簡単になった。
また、ファストトラックのQRコードも表示されなくなっている。
日本の空港検疫では、ファストトラックの青色画面を提示するだけで、QRコードを読み取りは行わなくなった。
11月時点でそのように運用に変更されていた。
関連記事:日本帰国最新事情:Visit Japan Webのファストトラックと税関QRコードで待ち時間ゼロ
読み取りをしないQRコードなど無意味なので廃止したのかもしれない。
すでに、Visit Japan Web登録済みで、ファストトラックが青色画面になっている人は、あらためて登録しなおす必要はない。
今のままでいい。
日本到着時には、ファストトラック青色画面を提示して、検疫を通過すればいい。
これから新規にファストトラック登録する人は、簡易的な登録内容で済む。
また、以前に入国した際に用いたVisit Japan Webのデータは一部残されている。
パスポート番号などがキャッシュされていて、新たに入力しなくてもいい。ただ、これはブラウザの仕様によっては、キャッシュの削除が必要なこともあるようだ。
自分自身でも、来年の帰国のために、新しいファストトラックの登録をこれから行う予定。
詳細はおってレポートするつもりだ。
まとめと愚痴
年末の慌ただしい時期に突然舞い込んだ中国開国。
各国規制強化で情報が入り乱れている。
とりあえず、今回はVisit Japan Webについてまとめておいた。
さらに情報を整理していくので、新しい記事にも注目のほどを。
ゆっくりバービアに飲みに行けないや。
余計なことをしやがってという気分。
年末年始に3年ぶりに海外旅行に出ている人は多いだろうし、なんとも鬱陶しい事態になった。
でもまあタイから日本への帰国はとりあえず大丈夫なんで安心のほどを。
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