というわけで、タイからベトナム経由で日本に帰国した。
6月末のこと、到着空港は関空である。
関空行きのフライトはタンソンニャット国際空港を深夜1時の出発するベトジェットエア便だった。
深夜のタンソンニャットはほとんど店がやっていなかった。そしてLCCということで、機内食は有料。
LCCで機内食を頼むのはLCCに屈服したような気がしてしまう。
深夜のフライトで腹は減る。でも空腹に耐える。
関空到着後に日本の食事を食べればいい。
フライト中は飯のことしか頭になかった。
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関空の現状
空腹のまま関空に到着。
さくさくっと、検疫手続きを済ませる。
関連記事:タイ発ベトナム経由で日本帰国、空港検疫は入国まで22分だった
ファストトラックさまさまのスピード入国だが、今はファストフードでいいから飯が食べたい。
いや、その前に一服もしたい。
国際線到着フロアは1階だ。
それにしてもフロアには誰もいない。
ほぼ無人状態。
観光目的での外国人入国が再開されたが、実際にはほとんど入国していないようだ。
さて喫煙所。
去年までは南端に喫煙所があった。
が、あえなく閉鎖。
北端にある喫煙所は継続とのこと。
2階の北端にある喫煙所まで移動。疲れた。
ニコチン補充して、いよいよ飯へ。
何を食べるかはもう決まっている。
というか、朝の関空では食事の選択肢がほとんどない。
すき家一択である。
すき家関西空港店
2階国内線出発フロアのなんたら小町というレストラン街の中にすき家がある。
もう過去何度利用したか覚えていないほどだ。
関空から海外へ行く前にすき家、海外から関空に戻ってきた後にすき家。
日本で最後に食べる食事はすき家、日本で最初に食べる食事もすき家。
関空発着LCC愛好家にとって、すき家こそが日本の味であった。
タイ航空利用時も、出発前はすき家を食べることが多かった。
機内食有料のLCCならば、すき家は生命線とさえいえた。
約8ヶ月にタイから日本に戻ってきた。
今回も真っ先にすき家へ。
何を食べようかいつも悩むが、日本の味ということで「まぜのっけ朝食並」にする。350円だ。今のレートなら約90バーツ。
KIX-ITMカードを見せてドリンク1杯を無料ゲットするのは、関空すき家好きなら鉄板の節約術だ。
と、オーダーを決めてから列に並んでいると、衝撃の告知が飛び込んできた。
閉店のお知らせ
すき家 関西国際空港店は、6月30日(木)を持ちまして閉店させて頂きます。
な、なんだって~?!
すき家が閉店してしまう。
これは悲報だ。
ぎりぎり閉店前に間に合った。
ショックがさめないまま、温かい朝定食が運ばれた。
ああ、これが関空のすき家で食べる最後の朝定食か。
牛小鉢の肉とツユが舌と心にしみる。
味噌汁、鰹節、温泉卵におくら。
日本人であることを再確認させてくれるに充分なセット内容である。
卵かけご飯専用しょうゆもついてくる。
これで350円。
約90バーツ。
日本の食事レベルの高さと安さよ。
でも、関空のすき家は閉店してしまう。
この記事をアップする頃にはもう取り壊しが始まっているかもしれない。
今までお世話になりました。
ありがとう、すき家関空店。
関空で何食べるん?
でも、これから関空で何を食べればいいんだ?
ちなみに、マクドナルドは大盛況でしたな。
いや、マクドは好きだけど、海外へ行く前や戻ってきたときに食べたいとは思えない。
やっぱり朝定食か牛丼が食べたいんだ。
と、読者の方々から有力な情報をいただいた。
関空第1ターミナルビルの向かい側にあるエアロプラザには、なか卯が営業しているそうだ。
調べてみると、エアロプラザ3階になか卯がある。
24時間営業だ。
早朝でも深夜でも食べられる。
なか卯だったら、親子丼やうどんだな。
これはありがたい。
2階には、KIXエアポートカフェラウンジNODOKAがあるようだ。
クレジットカードラウンジとしても運用。各クレジットカード会社のゴールドカード以上なら2時間無料となる。
第1ターミナルビル内にあったKIXラウンジが閉鎖となった今、出発前と到着後にゆっくりできるカードラウンジはここしかないみたい、
第1ターミナルビルからエアロプラザへは少し歩く。
でも、なか卯とクレジットカードラウンジが使えるなら、少しくらい歩く価値はありそうだ。
次回からは、なか卯にしよう。
これまでありがとう、すき家よ。
ちなみにタイにもすき家は出店している。
タイのすき家でも朝定食を作ってくれ。
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