本日開催のCCSA本会議にて、12月からのタイ入国制限緩和が決定した。
目玉としては、隔離免除(Test & Go)でのタイ到着後の検査方式がRT-PCRからATK(抗原検査キット)方式に変更される点だ。
新しい入国措置は12月16日より開始予定。
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到着後検査がPCRからATKへ変更
12月16日より、隔離免除入国(Test & Go)でタイ到着後の検査方式は、現行のRT-PCRからATKに変更されると、CCSA会見で発表された。
英語版会見では12月1日から変更とアナウンスされていたが、会見を担当した報道官が、12月16日開始となると情報を修正した。
報道官によると、到着後のATK検査はホテルにて実施する。
そのため、ホテルを通じて、空港送迎とATK検査の事前予約は必要。ただし、ATK検査の結果は迅速に判明するため、ホテルの部屋の宿泊は不要だということだ。
つまり、ホテルの部屋の予約はいらないが、ホテルに依頼して空港送迎と検査のパッケージ予約がいることになる。
ATKを用いた検査はたしかに早い。
セルフで検査しても、ものの5分ですべて完了する。
ホテルでの検査ということなので、おそらくは、ホテル提携の病院が用意したキットを使い、病院スタッフが検体採取を行うことになると思う。
さすがに旅行者のセルフ検査は認めないだろう。検体採取は、唾液ではなくて綿棒を使った鼻ぐりぐり方式となるはずだ。
それから、病院が正式な検査結果証明書を発行する。
陰性結果証明書を受け取った旅行者はホテルに宿泊することなくその場で解放され、自由旅行が認められる、という流れになりそうだ。
現行ルールでは滞在6-7日目にATKセルフ検査が義務付けられているが、どうやら、この2回目検査は廃止されるもよう。
実体験から言うと、このセルフ検査はほとんど意味がないと思う。いくらでもごまかせる。
12月16日からの詳細な運用手順はまだ不明だ。
現行のルールでは、AQ/SHA++ホテルは部屋代と空港送迎代と検査代込みのパッケージプランを販売している。
12月16日からの新しい規則では、空港送迎と検査は必要だが、ホテル部屋宿泊が不要となる。
でも予約はホテルを通じて行うことになっている。
さて、どのように予約すればいいのだろうか。
PCRがATKに変わり、部屋宿泊代も不要となれば、ホテルのパッケージ料金は大幅に安くなりそうだが。
検査は24時間可能なのか、夜中に到着してもすぐに検査してもらえるのか、ATK陽性だった場合はどのように対処されるのか、疑問点は多多あり。
が、現時点では、これ以上の詳細は不明。
詳細は近く発表されるはずだ。
なお、タイランドパスは、12月16日以降の到着予定者の申請は受け付け停止中となっている。12月1日から登録開始。
12月15日までに入国予定の場合は現行措置がそのまま適用で申請可能。
12月16日以降に入国予定の人は詳細決定まで待機。
すでに12月16日入国予定でタイランドパス承認済みの場合については、差額分返金や取り直しなどが必要になるかもしれず、詳細決定を待つこと。
まとめ
PCRがATKに変わるのは大きな前進だ。
圧倒的な時間短縮が実現されるだろう。一晩待機から5分への短縮が可能だ。
空港での検査は見送られたようだが、これは空港の大混雑と密状態を避けるためだろう。
ホテル送迎車でまずは空港から分散させる。それからホテルでATK検査して、即開放。密と混雑は回避できる。
ホテルは病院と提携しており、万が一の事態にも対応できる。
細かい運用方法はまだ不明だが、タイランドパス申請再開の12月1日までには明らかとなるはずだ。
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