11月1日運用開始予定のThailand Passの詳細についてタイ外務省が発表している。
現行のCOEシステムにかわる新しいタイ入国申請がタイランドパスだ。
詳細情報はころころと変更になるが、現時点ではこの外務省発表情報が最新のものとなる。
タイ在住外国人への医療保険加入免除措置などが含まれている。
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タイランドパスFAQ
タイ外務省が10月30日付けで発表したものだ。
FAQ方式で、質問に答える形となっている。
隔離免除入国に関する部分や新規情報をピックアップして紹介していく。
・タイランドパスシステムは2021年11月1日午前9時登録開始
・11月1日より空路でタイに到着するすべての旅行者はタイランドパスに登録しなくてはいけない。
・すでに承認済みのCOEはそのまま有効
・現在申請中のCOEは11月7日までに必要書類を提出すること。遅れる場合は自動的に却下され、タイランドパスにて登録する必要がある。
・旅行者は出発7日前までにタイランドパスに登録申請する必要がある。
・QRコード受け取り後に旅行日や登録内容を変更する場合は、再登録する必要がある。
・タイへの異なる日付で複数回の旅行する場合でもタイランドパスへの登録が可能。ただ、正しい日付のQRコードを提示すること。
・12歳以上の旅行者は個人登録が必要。12歳未満の子供は保護者の登録に追加可能。
・12歳未満の子供は同行する親が完全なワクチン接種を受けていれば、ワクチン接種は不要とする
・タイランドパスは空路入国者を対象としており、陸路海路入国は対象外
・出発前72時間以内に発行された陰性証明書はタイランドパスに登録する必要はないが、タイ入国時に提示しなければいけない。
必要書類について
・タイで働いているか在住資格のあるタイに住んでいる外国人は、タイ国内で使える医療保険の証明書あるいは有効な社会保障カードあるいは雇用主からの証明書を提示する必要がある。
・タイ国籍者はタイの国民保険プログラムの対象であるため、医療保険証明書提示は要求されない。
・隔離免除(Test & Go)利用時のタイランドパス登録に必要な書類
パスポート
ワクチン接種証明書
5万ドルをカバーする医療保険
SHA+/AQホテル予約書
ビザ(必要ならば)
・タイで承認されているワクチン
シノバック
アストラゼネカ
ファイザー
モデルナ
シノファーム
ジョンソンエンドジョンソン
スプートニクV
・ワクチン交差接種は認める
・感染歴がある場合は、回復から3ヶ月後にワクチンを1回接種すれば、完全接種と認める。感染前に完全接種している場合であっても、完全接種と認める。
タイ在住者の5万ドル保険加入義務免除
今回の発表で一番の目玉が、タイ在住外国人に対する5万ドル医療保険加入免除だろう。
すべてのタイ在住外国人が医療保険加入義務免除となるわけではない。
文面読むと、すでにタイ国内で医療保険に加入している、もしくはタイの社会保険に加入している、もしくは雇用主からの証明書があれば認められるようだ。
1つ目の医療保険については以前から認められている。すでにタイの医療保険に加入しており、カバーする額面(今月までは10万ドル、来月からは5万ドル)に達しており、また滞在予定期間を保険の有効期限がカバーしていればいい。
3番目の雇用主からの証明書というのはよくわからない。なんとなく移民労働者に適用されるような書き方のような気もするが詳細不明。
タイで働いている多くの日本人に適用されるであろうものが2番めの条件だ。タイの社会保険に加入していること。
この件に関して、日本大使館の梨田大使が、ツイッターにて発表。
社会保険料を支払っているタイ在住の外国人は、タイ入国時に5万ドルの保険に加入する必要はないこととなりました。
— 梨田和也 (@nassykaz) October 30, 2021
やはり、社会保険料を支払っているタイ在住外国人は、タイ入国時の5万ドルの保険加入は必要ない。
タイで社会保険に加入しておらず、リタイアメントビザなどで長期滞在している外国人は対象外となるはずだ。
またどうのような書類を提出すれば免除措置が受けられるかなどの詳細な条件は不明。
在タイ日本大使館より正式な情報がアップされるのを待ったほうがいい。
まとめ
タイ開国が11月1日。タイランドパス登録開始も11月1日。
開始直前になって詳細がころころと変わっていく。
おそらく、開始後には問題が多く発生するだろう。
タイ入国予定でタイランドパスを利用する人は、おおらかな気持ちで登録にのぞみましょう。
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