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タイ、ワクチンパスポートとエリア検疫と観光地ワクチンプログラム準備中

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外国人観光客受け入れ再開の切り札ともいわれるワクチンパスポート。
タイではようやく検討の段階に入ったばかり。

これまでのワクチンパスポートの流れ。

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最初のアイデアは一瞬で却下されたが、プラユット首相が隔離検疫無しでの入国を認めるために検討するよう発言したため、事態が動きだした。
実際には何一つ正式には決まっていないが、TAT(タイ政府観光庁)やタイ観光省がさらなるプランを案出しているという段階である。

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ワクチンパスポートとエリア検疫

3月1日、毎度おなじみのピパット観光スポーツ省大臣がワクチンパスポートとエリア検疫とワクチン接種プログラムについて語った。
The NaitonとThai PBSが報道している。
両紙の内容には微妙な齟齬があるが、とりあえずまとめておく。

ピパット観光大臣は、ワクチンパスポートシステムをスタートさせるための承認を保健省に求めている。
3月1日、ピパット大臣は、政府がタイの基準に沿ったワクチンパスポート措置を定める前に、WHO(世界保健機関)のワクチンパスポートプログラムの進展状況を注視していると語った。

外国人観光客が隔離なしに入国できるようにするワクチンパスポートないしそれと同様の方法を実現することにより、今年、少なくとも500万人の外国人観光客がタイにやって来ることができるだろうとピパット大臣。

注:Thai PBSでは、2022年にワクチンパスポートないし隔離免除入国が認められれば最低500万人の外国人旅行者が見込めるとしている。The Nationでは今年2021年となっている。
なお、観光省の2021年外国人観光客予想は500万人。(TATは強気に1000万人)

ピパット大臣によれば、CCSA(Covid19状況管理センター)でエリア検疫について話し合うという。
14日間の検疫期間中、最初の3日だけホテルの部屋に隔離し、以降はホテルの部屋を離れて特定のエリア内で自由に行動できるというものだ。
この件について、次回のCCSA会議において議論される予定。

ロシア人旅行者たちがプーケットにて緩和された隔離検疫制限措置を最初に体験する見込みだとピパット大臣は付け加えた。
ロシアの旅行代理店によれば、300人から400人のロシア人旅行者をのせたプーケット行きフライトを定期的に運航させるに充分なほどの高い需要があるという。

観光省は、プーケット、スラタニー、チョンブリ、チェンマイ、クラビの観光に依存した5県に対してワクチンを割り当てる計画を提案している。
ワクチンは代替隔離検疫ホテルのスタッフに優先供給される。
5県には、合計58の代替隔離検疫ホテルがあり、6,700以上の部屋があり、13,000人のスタッフが働いている。

参照:https://www.nationthailand.com/news/30403182
参照:https://www.thaipbsworld.com/thai-tourism-ministry-proposes-vaccine-program-in-5-tourism-hotspots/

ワクチン接種計画とエリア検疫実施見込み

以下、補足情報と今後の見込みについて。

チョンブリやプーケットには、3月1日、すでに初回分のシノバックワクチンが届けられている。
プーケットは4000回分。
チョンブリは4700回分で、そのうちパタヤは1100回分となっている。
チャンマイやサムイ島(スラタニー)にも供給される。
これは観光都市の経済を推進させるための措置だ。
現時点ではワクチンがの数が限られるため、まずは医療従事者や高リスクグループの摂取が優先されている。
いずれは観光業に携わる人の間でワクチン摂取をもっと増やしていき、観光地としての安全性を高めて、多くの観光客を呼び込むとしている。
そのためにも、観光地には多くのワクチンが必要となってくる。

次回のCCSA会議でエリア検疫が議論されるようなので、これも注目。
すでに、エリア検疫の一種として、ヴィラ検疫とゴルフ検疫が実施されている。
14日間の隔離検疫期間に変わりはないが、最初の数日だけホテルに部屋に隔離され、その後はゴルフコースに出たり、リゾートホテルエリア内の施設が使えるようになっている。

おそらくエリア検疫が実施されるとしても、検疫期間中の行動範囲はホテルエリア内に限定されることになりそうだ。
プーケットやサムイ島やパタヤには、多くの代替隔離隔離施設ホテルが営業している。地方にあるのでALQと呼ばれる。
こういったALQをエリア検疫の対象とするためにも、そこで働く人たちへ優先的にワクチン接種を進めようというのがピパット大臣の提案というわけだ。

CCSAで議論されるであろうエリア検疫のプランでは、隔離検疫期間が3日に短縮されるわけではない。
14日間(実際には15泊16日)という期間は同じ。でも、部屋に隔離される期間は3日に短縮される。

時間と予算に余裕のあるロシア人旅行者はプーケットにやって来るかもしれない。
実際にヴィラ検疫ではヨーロッパの団体客がやって来た。
14日間完全隔離はごめんだが、リゾートエリア内で自由に過ごせるなら許容するという長期滞在者の需要は確かにありそうだ。

が、さすがにこのプランで年間500万人も外国人がやって来るはずがない。圧倒的大多数の短期旅行者には不可能だからだ。
やはり隔離そのものが撤廃されるか、せめて検疫期間が3日に短縮されないと観光業は復活しないだろう。

隔離全面撤廃のワクチンパスポートの実現はまだまだ時間がかかりそうだ。
観光客500万人が達成できるのは来年になるかもしれない。

ワクチンパスポートもエリア検疫も現時点で正式決定していることは何もない。検討が始まったばかり。
ワクチン接種プログラムも、ようやくプーケットやパタヤに数千単位のワクチンが届けられたばかり。
先は長い。

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