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ワクチンパスポート始動続報:隔離期間段階的短縮、来月からパタヤでホテルエリア検疫、各省庁で議論開始

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隔離無しでの入国を認めるというワクチンパスポート。
タイでは否定されていたが、突然プラユット首相が隔離検疫免除について言及した。

これまでの流れは以下の記事で。

関連記事:タイのワクチンパスポート計画始動へ、プラユット首相が認める。パタヤではエリア検疫実施を目指す。

ワクチン接種済みの旅行者に対して隔離免除を許可するための方法について検討するという話だった。
これが2月23日のこと。
その翌日からまた少し動きがあった。

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隔離期間を段階的に短縮へ、来月からホテルエリア検疫実施へ

2月24日(水曜日)に政府高官が語ったとロイターが報道した。

TAT(タイ政府観光庁)総裁が、ワクチン接種済み旅行者への入国制限緩和措置は段階的に実施されると述べたという。
隔離検疫期間を2週間から3日に短縮、もしくは完全に撤廃する。
第3四半期に観光客を迎え入れたいので、急ぐ必要がある。
TATは4月からツアーパッケージの販売開始を予定している。

TATが隔離無し入国を7月から開始したいというのは、先日の発表と同じだ。
パッケージツアーについても、中東やインドからの要望を受けたもの。たとえばインドからは、タイで大規模な結婚式をのためにホテルをまるごと貸し切って、隔離無しでパーティがしたいといった内容だ。
あくまで団体ツアーで、特定のホテルに滞在することになる。
先日初めてスタートしたヴィラ検疫とゴルフ検疫と同じシステムだ。

隔離期間を3日に短縮するといった具体例が出てきた。
3日という数字はあくまで例にすぎないだろうが、一気に隔離をゼロにするのはやはり難しいと考えているようだ。
ちなみにヴィラ検疫では、最初の5日間はホテルの部屋から出ることはできないとされている。6日目以降は、検査が陰性ならば、ホテルの敷地内は自由に行動できる。
ゴルフ検疫では、初日に検査をして陰性ならば、翌日からはゴルフコースに出ることができるとされている。
ちなみに、ヴィラ検疫でもゴルフ検疫でも、14日間の検疫期間は変わらない。実際には15泊16日となるが、通常の隔離検疫と同じ期間だ。期間内はホテルエリアから外に出ることはできない。

ロイターの報道は続く。
次は、毎度おなじみのタイ観光スポーツ省のピパット大臣が登場する。
観光省は、チョンブリ、クラビ、パンガー、チェンマイ、プーケットの観光業で働く人たちに10万回のワクチンを要求しているという。
ピパット大臣は、5つの県で来月から「ホテルエリア検疫」プラグラムを開始すると述べている。部屋数はぜんぶで5000から6000。
この検疫なら、旅行者は部屋だけに隔離されるのではなく、ホテルの敷地内を移動できるようになる。

ここ数日で一気に話題に出てきたのがエリア検疫だ。
特定のエリア内にかぎり、検疫期間中でも自由に行動ができるというもの。
ホテルエリア検疫もヴィラ検疫も中身は同じと言えそうだ。
特定ホテルのエリア内にかぎり移動が認められる。
チョンブリ県ということは、パタヤを想定しているのは明らか。
パタヤにはリゾートホテルやヴィラホテルがALQ(代替地方隔離施設)として登録されている。
こういったホテルでのエリア検疫が認められえれば、隔離期間中でも行動の自由が増えることになる。ただ、ホテルエリアから外に出ることはできないが。

毎度肩透かしを食らわせてくれることでもおなじみのピパット大臣の言うことなので、話は半分以下で聞く必要はあるが、ホテルエリア検疫が他のホテルでも採用されることは充分考えられる。

なお、タイの2019年の外国人観光客は約4000万人。
2020年は670万人まで一気に落ち込んだ。
2021年は500万人の観光客を見込んでいるとピパット大臣。
2022年はワクチンが助けとなり、1,500万人となるだろうとも言う。
2023年には3000万人に達する可能性があるとしている。

参照:Reuters

タイの観光業界の回復にはワクチンパスポートという枠組みが欠かせない。
というか、14日間の強制隔離があるかぎり、多くの観光客が戻ってくることはない。
隔離をなくすための手段がワクチンパスポートということになる

各省庁での具体的検討と慎重論

The Bangkok Insightというタイ地元紙の報道。
2月24日(水曜日)に開かれた会合について、NSC(国家安全保障会議)事務総長のコメントを紹介している。

会合ではワクチン接種済み外国人観光客やビジネスマンに対して国を開放する方法について話し合ったという。
保健省、外務省、内務省、デジタル経済社会省の代表者が出席。
が、観光省は不在だったとのこと。

議題はワクチン接種済み外国人旅行者に対して国を開放するにはどうすればいいのかというもの。
具体的な決定はまだなされていない。あくまで事実調査を始めるという段階だ。

ワクチン接種は、単にワクチン接種者が発症しないであろうということを意味している。ワクチン接種してもキャリアであり続けることはあるし、タイの人たちに感染させることもありうる。それゆえ、国としては注意深く進行させなければならない。

どのような方式の検疫を採用すべきかについても議論された。
現時点では、ヴィラエリア検疫がパイロット計画として採用されており、この方法は少なくとも短期的には前進する可能性があるとしている

参照:Thai Visa

まとめ

まだ具体的な中身はまったく決まっていないが、ともかく各省庁での話し合いが始まった。
プラユット首相がゴーサインを出した形なので、各省庁も動き出したというところか。
が、大まかな概要を決めるだけでも時間がかかるだろう。
細かい部分まで詰めていくと、さらに時間がかかるのは必至。

14日間隔離検疫という縛りの中でなら、エリア検疫が進んでいくことは考えられる。
3月か4月には、プーケット以外のリゾートホテルでもエリア検疫が実施されるかもしれない。
でも、隔離検疫を免除するというワクチンパスポートの実現はまだまだ先となりそうだ。
まだ検討段階に入って1日2日の段階だ。
焦ることなくさらなる続報を待ちたい。

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