広告

当サイトは広告を利用しています。リンク先を通じて当サイトに収益がもたらされることがあります。

タイ国内情勢

タイでアストラゼネカワクチン2回接種完了レポート

投稿日:

タイで完全なワクチン接種を受け終わった。
アストラゼネカワクチンの2回接種だ。1回目が8月で、2回目が10月のこと。
当日の様子、副反応、ワクチン証明書などについて軽くまとめておく。

広告



1回目接種

8月にパタヤからバンコクまで行き、Med Park病院にて接種した。
すでにファイザーワクチン接種も開始されていたが、対象外だったため、アストラゼネカとなった。

初めて訪れるメドパーク病院は威風堂々たる佇まい。
なかなかに高級そうな病院だ。

ワクチン接種会場は向かって右側にあった。

ネットで事前登録してあり、受付ではパスポートを提示するだけ。番号札を渡されて、2階へ上がる。
あとは、順番待ちするだけ。
日本人向けワクチン接種プログラムへの参加だったが、他にもファランやタイ人も座って並んでいた。でも日本人が一番多かった。

待っている最中に、血圧検査を実施。身長と体重も聞かれた。

また、日本語の接種同意書にも記入する。

順番がまわってくると、問診へ。
対応してくれた人も少し日本語が話せた。
特に細かい質問はされない。

問診が終わると、すぐに接種ブースへ。

席に座って、左腕を出すと、ささっと注射。
痛みはほとんどなく、本当に針が刺さったのかと疑問に思うほどだった。
「え、もう終わったの?」ときくと、女医さんは「もう一回やる?」と冗談で答えていた。
注射した箇所には絆創膏を貼るだけ。

次に経過観察。

15分ほどで名前を呼ばれて、再度血圧検査。
異常がなければ、次回の予約票(Appointment Card)を渡されて、終了となる。

12時過ぎに病院に到着し、すべて終わったのが1時過ぎ。
受付から終了まで1時間足らずだった。

これでわたしもワクチン接種。

ちなみに、1階ではファイザーワクチン接種会場となっていた。
ちょっとうらやましいが、アストラゼネカでも満足すべきだ。

副反応

心配されたのが副反応だ。
せっかくバンコクに来たし、もう1泊していこうとも考えていたが、先にアストラゼネカワクチンを接種したタイ人からは、当日夜に体調が悪くなるから、早くパタヤの自宅に戻って静養しておいたほうがいいとアドバイスされた。
というわけで、夕方にはパタヤに戻った。

時間が経つにつれ、徐々に体調が悪化していった。
まず体が熱を持つようになり、倦怠感が増していく。
頭痛もしてきた。
夜11時頃、ついには、激しい悪寒を感じるようになった。
ベッドに入り、布団にくるまっても寒い。
でも不思議と眠気はなく、悶々と苦しいだけの時間を過ごした。

翌朝。
悪寒はおさまったが、軽い発熱を感じた。検温はしていないが、37度をちょっと上回る程度の熱だと思う。
あとは、頭痛と倦怠感がひどい。

事前用意しておいたタイレノールを飲むと、頭痛は少し和らいでいく。
でも倦怠感はまったくなくならない。
眠気もひどい。
何のやる気も起こらない。
かといって、ベッドでがっつり眠るという気分でもなく、ソファーの上で無為に時間を過ごすしかなかった。
夕方には少しましになって、かろうじて近所のコンビニへ行けたくらいだろうか。
あとはひたすら無為に過ごすだけで終わった。
長い一日だった。

接種の翌々日には、やや倦怠感が残っていたが、ほぼ通常に戻った。

噂には聞いていたが、副反応はそこそこしんどかった。
接種当日夜から次の日はまるで何もできなかった。

2回目接種

タイではアストラゼネカワクチンの接種間隔は12週空けることになっている。
ただ、ワクチン供給数に余裕が出てきたのか、8週間隔でも接種可能と条件が変更された。

メドパーク病院では、条件を満たせば2回目接種の前倒しができると告知してあり、その制度を利用することにした。
海外へ出る予定がある、もしくは医師の診断書があればオッケーとなっている。

別に事前予約は必要なく、間隔が最低8週間空いていれば、好きなタイミングで接種可能だ。
受付でアポイントメントカードを提出し、前倒しする旨を告げて、必要書類を提出するだけ。海外渡航予定があるならば、フライト予約書を見せればいい。が、実際には、ほとんどチェックしておらず、口頭で告げるだけで通りそうな雰囲気だった。

1回目接種時よりも待っている人の数は多い。
待っている最中に血圧検査を実施。身長体重は登録済みのため不要のようだ。
番号を呼ばれて、書類チェックイン。
同意書記入はなく、これといって問診もない。

そのまま、接種ブースへ。

このエリアでも写真撮影や動画撮影はオッケーらしい。
タイ人SNSでは注射されている様子をムービー配信していたりもする。
ぶれぶれの写真をちょっとだけ。

2回目の注射はちくりと痛みを感じた。
1回目よりは、はっきりと注射したという感覚があった。
でも一瞬で終わり。

あとの流れは同じ。
15分ほど経過観察して、血圧をはかっておしまい。

その際に、病院発行のワクチン接種証明書を渡される。

今回は、12時20分頃に病院に到着し、すべて終わったのが、13時40分頃。
トータルで1時間20分かかった。

副反応

アストラゼネカの2回目接種の副反応は、それほどひどくないという話だった。
でも副反応は人による。
念の為、今回もバンコク滞在はそこそこで切り上げて、当日夕方にはパタヤに戻った。
前回のしんどい副反応が嘘だったかのように、今回は何も無し。
夜になっても悪寒も頭痛も発熱もなし。
わずかに倦怠感があったが、単に疲れているだけかもしれない。
翌日も何も無し。
腕にわずかな筋肉痛がある程度だ。それも2日ほどで消えた。

これにてアストラゼネカワクチン2回接種は無事に終了。
完全なワクチン接種済み者となれた。

ワクチン接種証明書とモープロムアプリとワクチンパスポート

2回目のワクチン接種を終えると渡されるワクチン接種証明書。
Thailand Certificate of COVID-19 VACCINATIONという名称だ。
英語とタイ語併記で、氏名、性別、生年月日、IDカード番号、パスポート番号、接種住所が記載。
1回目接種、2回目接種それぞれの日付、ワクチンの名称種類、製造会社、ロット番号、接種会場も記載。

メドパーク病院のスタンプが押してある。

このワクチン接種証明書には横型と縦型の2種類の様式があるそうだ。

メドパークでは縦型だった。

ワクチン接種証明書は、モープロムというアプリと連動しており、デジタルワクチン接種証明書が利用できる。

モープロムの利用方法はこちらから。
モープロムでのワクチン接種証明書とデジタルヘルスパス

病院でもらった証明書記載のIDカード番号と、最初に登録した電話番号があれば簡単に利用できるようになる。

2回目接種を終えたあとでモープロムをチェックしてみると、さっそく、デジタル証明書が表示されるようになっていた。

内容は紙のワクチン接種証明書とまったく同じ。QRコードも表示されている。
施設や県によってはワクチン接種証明書提示を義務づけているが、モープロムのデジタルワクチン接種証明書があれば、紙媒体の証明書の携行は不要となる。

また、タイ国内線フライト搭乗時に提示が必要となるDigital Health Passにも反映されている。

ちゃんとワクチン接種済みと表示された。

なお、メドパークでワクチンパスポートについて質問すると、このような日本語案内用紙を持ってきてくれた。

病院ではワクチンパスポートの発行は不可で、申請場所に行って手続きする必要があるとのこと。
バンコク都内にはなくてノンタブリーに2箇所ある。

ワクチンパスポートはこのような表紙。

中身は、シンプル。

氏名、生年月日、性別、国籍、パスポート番号、ワクチン接種記録が記載される。
病院でもらったワクチン接種証明書にあるQRコードは掲載されず。

10月18日からはモープロムを通じてワクチンパスポート申請予約ができるようになる。
ノンタブリーだけでなく、全国約100箇所で申請できるようだ。
自分の住んでいるエリアで申請すればいい。

まとめ

タイのワクチン接種は、思ったよりもはるかにスムーズで簡単だった。
受付から接種、それから次回のアポイントメントや証明書発行まで、すべてが順調で流れるように進んだ。
医療関係者の人には感謝の念しかない。
外国人であっても政府のワクチン接種プログラムであれば、接種は完全無料だ。実にありがたい話である。日本人向けの独自プログラムを組んでくれた日本大使館にも素直に感謝したい。
副反応は1回目がきつかった。丸1日寝込んでしまった。2回目は副反応無しで快調だった。
ワクチンは万能薬ではない。世の中にそんなものはない。でも症状を抑えるなど一定の効果を見込める。
すべてのワクチンにはリスクが伴う。でもそれを上回るベネフィットがあるならば打っておいたほうがいいと思う。世の中に絶対安全なものなどない。
ワクチンはこれまで人類が多大な犠牲を払ってようやく手に入れた道具だ。道具は有効に使いたい。

広告

-タイ国内情勢

Copyright© パタヤ千夜一夜 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.