3月29日のタイ国内状況。
新規に確認された国内感染者数はさらに減少。
CCSA会見で隔離期間短縮とサンドボックス計画に言及。
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タイ全国の感染状況
3月29日発表、タイの新規感染確認者は39人
(累計28,773人)
外国からの入国11人
国内感染(病院にて検査):16人
積極調査:12人
死亡:0人(累計94人)
病院での検査16例内訳
バンコク9
サムットサコン5
カラシン1
マハーサーラカーム1
積極調査12例内訳
バンコク6
サムットサコン5
ラチャブリ1
カラシンで初めての感染者が確認された。患者にはバンコクのバンケー地区訪問歴があった。
国内新規感染28人のうちバンコクが15人。
感染の大半をバンコクが占めている状況に変わりなし。
チョンブリ(パタヤ)は7日連続で新規感染者ゼロ。
外国からの入国11人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
国籍は、タイ6、ドイツ1、ロシア1、インド3。
出発地は、ドイツ1、UAE2、ロシア1、ウクライナ1、インド3、ガーナ1、コートジボワール1、エジプト1。
ここ1ヶ月あまりの感染者数の推移
左から病院で見つかった国内新規感染者、外国からの入国、積極調査と並ぶ。
新規感染者の合計は3日連続で2桁台に。
アジア各国の統計
日本は新規感染者1983人で前日(2026人)よりも少し減少。
フィリピンは連日1万近く、インドでは連日6万人を越えている。
カンボジアでも感染者が増え、死者も出ている。
タイ国内ワクチン接種状況
3月28日のワクチン接種数は4,186回。
うち初回投与が2,923人で、2回目投与が1,263人。
2月28日から3月28日までの累積は154,293回。
うち初回投与が133,110人で、2回目投与が21,183人。
Bloombergのデータに基づく3月26日時点のASEAN9カ国のワクチン接種状況
タイの人口に対するワクチン接種の割合は0.2%
トップはシンガポールで9.7%
タイへのフライト入国者数
3月29日
タイにフライトで帰国するタイ国籍者は461人。
2020年4月4日から2021年3月28までの累計が、149,373人となっている。
タイへ入国する外国人は535人。
フライト乗客数のトップ3は、中国(広州)から222人、ドイツ(フランクフルト)から51人、モーリシャスから36人。
2020年4月4日から2021年3月28日までにタイに入国した外国人は累計で、103,112人。
タイ入りするフライトの外国人乗客数トップは毎日のように中国から。連日かなりの数の中国人が入国しているようだ。
CCSA状況説明ブリーフィング概要
月曜日は定例ブリーフィングの開催日。
・パトゥムタニの市場で肉屋に端を発するクラスターが発生
・4月1日よりタイ人も外国人もタイ到着時の隔離期間は10日に短縮される。ただし、ボツワナ、カメルーン、コンゴ、ガーナ、ケニア、モザンビーク、ルワンダ、南アフリカ、タンザニア、ザンビア、ジンバブエからは引き続き14日間の隔離が必要。国籍ではなく出発地で決められる。
・経済状況管理センター(CESA)が、TATの提案を受けて、7月1日にワクチン接種済み外国人観光客に対して「プーケットツーリズムサンドボックス」の枠組みでプーケットを開放することを承認した
・バンコク都はソンクラーン期間中(4月10日から15日)の規制措置を発表。宗教的伝統的な活動はおこなえるが、水かけなどは禁止。違反者には最大2年の懲役あるいは4万バーツの罰金もしくはその両方が科せられる。
・パンデミック後の観光業再開に備えて、政府は観光地のSafety Zoneキャンペーンを承認した。まずは試験的に5つの観光地をセーフティーゾーンに指定。
1.チョンブリのバンセーン
2.ナーンのナーン旧市街
3.チェンマイのバーンライコンキン
4.バンコクのヤワラー
5.バンコクのアジアンティーク
今週には水曜日と金曜日に英語版ブリーフィングが予定されているが、スポークスパーソーンは外務省の別の人間がつとめる。
CCSAブリーフィングで発表があったので、4月1日より隔離期間短縮は正式決定。日本からタイへの入国の隔離期間は10日となる。
ただし3月29日時点で日本のタイ大使館のホームページには隔離短縮に関する記載は見当たらない。
4月1日以降、ワクチン接種済みなら隔離期間が7日に短縮されることも決まったが、これは準備が整い次第となっている。
詳細な内容や具体的な開始時期は発表になっていない。
また、7月1日からの隔離無し入国を認めるサンドボックス計画について、CCSAによる承認があったかは不明。現時点ではまだ計画段階だ。
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