2020年はタイのソンクランが中止となった。
2021年は首相の一声もあり、ソンクランが再開される運びとなっていた。
問題は、どういった規制措置が実施されるかにかかっている
本日3月17日のCCSAのブリーフィングにて、ソンクラン期間中の規制措置に関する経過報告があった。
まだ、正式決定ではないが、今年のソンクランは、水かけが禁止となる気配が濃厚だ。
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今年のソンクランはしめやかに
タイ文化省やタイ国政府観光庁(TAT)がソンクラン中の行動について提案を行った。
TATは、当初は、水かけやコンサートなどすべての活動を許可すべきという強気の方針であったが、ここにきてトーンダウン。常にマスクを着用し、他のへの水かけはやさしくおこなうべきと推奨。
タイ文化省は、今年のソンクランは、仏像に水を注いだり、お年寄りに新年の挨拶したりと、タイの伝統的な活動に集中すべきと提案した。
ソンクラーン関連のイベントは屋外または換気の良い場所で開催する必要あり。
文化省は、水かけ、泡パーティ、粉の顔への塗りつけ、コンサートなど多くの人を集める活動に反対すると表明。
これを受けて、CCSA広報官は、今年のソンクランでの水かけは保留されると話した。
つまり、今年の水かけは禁止となる。
状況が改善すれば、来年に本格的なソンクラーンが戻ってくるかもしれないと広報官。
なお、水かけ禁止といったソンクラン期間中の規制措置はまだ正式決定ではない。
3月19日(金)に開催されるプラユット首相を議長としたCCSA本会議にて規制措置が検討される。
まとめ
とりあえず、今年のソンクランでの水かけは禁止となりそうだ。
水で溶いた粉を誰彼かまわず顔面に塗りたくる行為も禁止。
泡パーティもコンサートも禁止。
伝統的なソンクランに立ち戻り、しめやかに行われることになりそうだ。
県をまたぐ旅行制限については特に言及されていない。
旅行してもいいけれど、それよりも伝統を重んじよというのが文化省の提案のようだ。
まだ正式決定ではない。
金曜日のCCSA本会議を待つ必要あり。
その場で正式承認となるかもまだ不明。決定が先延ばしとなる可能性もある。
また、CCSAならびに政府による正式な規制措置が決定となっても、最終的な規制内容は各県が独自に定めることになるだろう。
タイで有名なソンクランパーティ会場といえば、バンコクのカオサン通りだが、今年の開催がどうなるかはまだ不明。
パタヤでは4月19日のワンライがソンクラン最大のイベントとなるが、これまでのパタヤ市の発表ではワンライは実施するとのことだった。本当に実施するのか、実施するとしてもどのような形となるかは、現時点では不明。
いずれにせよ、金曜日のCCSA本会議での決定事項を待つべき。
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