先日、タイ国際航空がタイ出発のプロモーションを開始した。
Hello Worldというスペシャルオファーだ。
このハローワールド運賃は、日本発でも対象になると日本のタイ国際航空ホームページで発表があった。
日本発バンコク往復運賃が税別で32,300円からとなっている。
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タイ国際航空TGハローワールド運賃
詳細⇒https://www.thaiairways.com/sites/ja_JP/offer/special_offers/HelloWorld.page
第1弾販売期間: 即日 - 2021年10月10日 バンコク往復エコノミークラス:32,300円~
第2弾販売期間: 2021年10月11日- 2021年10月25日 バンコク往復エコノミークラス:34,300円~
旅行期間: 2021年10月31日 - 2022年3月26日の出発まで
日本発の対象便
成田発TG643便
羽田発TG683便(2022年1月2日より運航)
関西発TG623便
中部発TG645便
いずれも往復でエコノミーが32,300円からとなっている。
ただし、燃油サーチャージや税金は別途必要。
タイ以遠の乗り継ぎ便に利用も可能。
ロンドン、パリ、フランクフルトは往復54,000円から。
運賃利用規定を抜粋
・必要旅行日程はタイなら2日、ヨーロッパは5日
・滞在期間は1ヶ月
・途中降機は、バンコクで往路復路各1回可(無料)。サムイ行きは途中降機不可。
・バンコク・サムイ間の乗り継ぎは、バンコクエアウェイズ便
・予約変更は100ドルから可
・キャンセル払い戻しは不可
実際の運賃
実際の運賃をチェックしてみる。
11月の成田発バンコク行きの往復便。
往路が23,940円
復路が22,490円
諸費用込みの合計が46,340円
バンコク発成田行きの往復プロモーション価格とほぼ変わらない。
関空発バンコク行き往復の場合は、合計46,870円。
2022年1月から運航再開となる羽田発バンコク行きは、少し価格が上がる。
往復で52,280円だ。
注意事項
タイ国際航空のホームページでチケットを検索すると、このような注意事項が表示される。
バンコク国際空港での国内線への乗り継ぎは禁止。到着後はバンコクにて規定のホテルでの検疫を完了しなくてはいけないとのこと。
ただし、これは正確ではない。
サムイプラスサンドボックスを利用する場合は、サムイ島への乗り継ぎが認められる。現時点ではスワンナプーム空港からプーケットサンドボックスへの乗り継ぎ便は運航されていない。
また、ホテルでの検疫は、バンコク首都圏以外のパタヤでも可能だ。(スワンナプーム空港からホテルの送迎車でパタヤのホテルまで直行する)
タイ国際航空からの注意事項は続く。
タイ渡航に際しては入国許可証(COE)の取得が必須となっており、COEなど必要書類が提示できなければ搭乗できない。
タイでは開国計画が進みつつある。
10月1日からは強制隔離期間がワクチン接種済みであれば7日に短縮された。
が、COEなど事前に用意しなければいけない書類は多いのは変わらない。
関連記事:タイの検疫隔離措置詳細:COE、サンドボックス、ファーストトラック制度
以前のように航空券とパスポート一つで自由にタイへ旅行できるにはほど遠い状況だ。
今回のTGハローワールドは、10月31日からのチケットが対象となっている。
確かに価格は安い。
いよいよ本気でタイ旅行を再開させようという意気込みが感じられる価格設定だ。
タイ政府は11月1日からはバンコクやパタヤでも隔離無し入国を認めようという計画を立てている。
タイ航空のプロモーションはタイミング的にはばっちり合う。
でも、本当に11月1日にバンコクやパタヤが開放されるかはまだわからない。これまで何度も延期となってきた。
あくまで予定は予定だ。
かりに実現しても、やはりCOE取得などの面倒な手続きは継続されるとみられる。COE簡素化の動きもあるが11月に即全面廃止とはならないだろう。
パンデミック前のような自由なタイ旅行はまだまだ不可能だ。
また、日本帰国時には最低でも10日間の自宅待機が求められる。これが11月以降にどれだけ緩和されるかは不明。
安い航空券は魅力的だが、安易に飛びつかないほうが無難だ。
多少の不便は承知の上なら購入してもよさそうだ。
いずれにせよ、タイ航空が本気で運航再開に力を入れているのは確かだ。
これもタイ開国計画の一環といえる。
土壇場で開国計画が延期となる可能性も大いにあるけれど、前進しつつもある。
素直に喜びつつ、航空券購入には慎重にのぞみましょう。
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