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バンコク10月15日開放案は一旦保留に、錯綜するタイ開国計画

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ピパット観光大臣がバンコク都知事との会談後にバンコク開放は10月15日を予定していると発表したのが9月15日のこと。
外国人観光客を隔離無しで受け入れすると表明した。

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この発表は大きな反響を生み、タイ国内外で話題となった。
が、その後、事態は一気に変わる。

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開放予定日は不明と保健大臣

まず、ピパット観光大臣の発表を受けたアヌティン保健大臣がコメント。
バンコク開放の新しい予定日は確認しておらず、関係機関でまだ議論している最中であると。
いつ再開するのかを決めることはできない。

ただ、保健大臣は、経済復興のために10月に開国しなければならないともコメントしている。
10月1日の5県開放計画は、感染再拡大の医学的懸念があることは認めているが、経済前進のためには国を再開する必要がある。
感染者の数が多いことにパニックにならないよう人々に要請する。ほとんどの新規症例は無症状であり、数も減少している。
医療関係者からは開国にはまだ早いと映るかもしれないが、経済を前進させるためには事業を再開することが非常に重要だ。
と、開放自体には前向きの姿勢を示した。

次に、10月1日開国は感染拡大リスクが大きく時期尚早だという批判に対して、アヌティン保健大臣は「誰も10月1日に開国するとは言ってない」とも答えたという。
国を再開する準備ができているかを決定するのは医療専門家と疾病対策局であると。

話が少々ぶれているような気もするが、要は、開国には前向きだけど、まだ正式な開放予定日は決まっておらず、開国準備が整っているかを判断するのは、保健省だと主張していることになる。

バンコク都知事は10月15日バンコク開放を却下

バンコク開放予定はどうなるのか。
ピパット大臣が10月15日のバンコク開放を発表したが、バンコク都知事はその案を却下すると発表。
バンコクの人口の70%がワクチン接種を受けることがまず先にある。
バンコク都知事自身は「バンコクを開放する」とは決して言ってないと主張。この種の決定には人々を優先させなけれならない。

再開のためには、まず感染予防対策を改善する必要がある。もしも今すぐに再開を決定し、新しい感染拡大が起きれば、大きな問題となるだろう。
バンコク人口の70%以上が2回のワクチン接種を終える必要がある。さらに関係機関と議論する必要もある。最終的にはバンコク都庁が開放日を決定する。
知事の予想では10月22日までに70%のワクチン接種率目標を達成する。ワクチン割当量が増えればスピードアップする可能性がある。

参照:https://www.thaipbsworld.com/bangkok-governor-rejects-tourism-ministers-plan-to-reopen-capital-on-oct-15/

つまり、ピパット大臣の発言はバンコク都知事は知ったことではないということか。
ともかく、バンコク側は10月15日開放予定を拒否した形となる。
少なくとも開放日は10月15日に決まったわけではなく、いつになるのか未定というわけだ。

CCSAは10月1日バンコク開放をいまだ承認せず

次に、本丸というべきCCSAの発表。
CCSAの承認がなければ、バンコク開放もタイ開国も決定しない。

金曜日のCCSA会見にて、バンコク開放について発表があった。
10月15日バンコク開放と言われているが、それは本当なのかという問いに答えるものだ。

Q:開国計画のバンコクサンドボックスは10月15日に開始するのか?
A:バンコクサンドボックスが10月15日に開始するという合意は得られていない。なぜなら、準備が整っているのかを保健省と関係機関によって慎重に評価しなければならないからだ。

CCSA広報官は、バンコク開放はまだ承認していないと発表した。
バンコクは広大かつ複雑なエリアなので、慎重を期すため、提案はまず関係機関で議論されてから、保健省へ送られる。最終的な計画は承認のためにCCSAに提出される。

これはタイ開国計画でも同じこと。
タイ開国には、開放予定エリアにおける公衆衛生システムが整っているかが鍵となり、保健省による準備が万端であるとの確信が必要である。
観光スポーツ省は10月1日にチェンマイ、ペッチャブリ、プラチュワップキーリーカン、チョンブリ、10月15日にバンコクの開放を推進しているが、CCSAでは、現時点で何も決定しないと述べた。開放計画はまだ提案されてもいない。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2183551/safety-first-health-measures-key-to-reopening

英語版のCCSAブリーフィングでは、「隔離無し」入国について言及があった。
バンコクと4県(パタヤ、チェンマイ、ホアヒン、チャアム)を含む新しいサンドボックススキームでの入国には、さらなる議論と承認が必要だ。承認されるまでは、現行の規制措置が適用され、14日間の強制隔離が求められる、と。
バンコク隔離無し入国を認めるという話を一蹴した形だ。
これは確かにそのとおりで、最終承認されるまではバンコクやパタヤへの入国滞在では従来のASQ・ALQでの14日間強制隔離が必要となるのは当たり前のこと。

観光大臣やTATなどは隔離無し入国を認める開国予定日を独自に発表しているが、CCSAとしてはまだ何も決定はしていないという話だ。
CCSAに計画すら提案されておらず、検討段階にも入っていない。
10月1日パタヤ開放も含めて観光省やTATは来週にCCSAへ提案するとのことだったが、これもどうなることか。

CCSAが定めた新しいサンドボックス計画では、開放エリアにはプーケットサンドボックスと同様の措置を取ること基本方針にしているようだ。
サムイプラスのような到着後3日間隔離とシールドルートではなくて、到着時の検査で陰性ならば、すぐに自由行動が可能になるというものだ。
この方式だと、より確かな感染拡大防止策が求められる。
開放エリア住民の完全なワクチン接種率は70%達成が最低条件となる。
パタヤは10月1日までにそれを達成できるのか。
いまだにパタヤの開放は10月1日予定のままだが、どうにも雲行きが怪しくなってきたように思える。

まとめ

タイ開国へ向けた動きは混迷の度合いを増してきた。
首相の120日以内の開国宣言の沿う形で開放計画を推し進めてきた観光大臣やTATがようやく具体的な開放日程を立てて公表したところ、CCSAにうっちゃりを食らわせられたようなものだ。
ピパット大臣は暴走気味ではあったけれど、そりゃあないよと言いたくもなるだろう。
通常時でも方針がころころ変更され、土壇場で大混乱するのはタイの恒例行事と言ってしまえばそれまでだが。

とりあえず、バンコクの10月15日開放は間に合いそうにない。あと1ヶ月でバンコク全体を一気に開放するには時間が足らないだろう。
バンコク開放の開始日は一旦白紙に戻されたと考えたほうがいいかもしれない。いずれは開放するが日程は不明ということになった。
パタヤの開放も未決定で不透明なままだ。
CCSAの言い方では、まず保健省でそれぞれのエリアで開放準備が整っているかの評価を下してから、CCSAの承認を求めて提案してこいとなっている。
10月のタイ開国がどうなるか、今は混乱の真っ只中にある。

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