7月20日より実施となった新しい規制措置。
ダークレッドゾーン13県に対するロックダウンだ。
チョンブリ県はダークレッドゾーンに指定され、パタヤもロックダウンされる。
パタヤはまたもしてもロックダウンとなった。
そんなロックダウン初日のパタヤの様子を少々。実際の規制がどうなっているのか。
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パタヤビーチ
ロックダウン初日はいい天気。
青い空がとヤシの木が映えるパタヤビーチである。
7月19日に発出されたチョンブリ県命令では、ビーチに関する規制はなかった。
ビーチの利用は問題ない。砂浜で遊んでもいいし、海で泳いでもいい。
気になるのは、ビーチチェアやパラソルの営業だ。
実際には、一部のビーチチェアが普通に営業していた。
店内飲食が禁止となっており、おそらく食事の提供は行っていないはず。
炎天下ということもあり、砂浜に人影は無し。暑すぎる。
ビーチチェアは営業していない業者のほうが多い。
この状況では多くの客が来るとは思えない。
しばらくは営業を諦めた業者も多そうだ。
なお、ラン島も閉鎖されていない。
ボートも運行されており、パタヤからラン島へ渡ることはできる。
レストラン店内飲食禁止
今回のロックダウン措置により、チョンブリ県でもレストランの店内飲食が禁止となった。
テイクアウトのみで営業可能で、閉店は午後8時。
屋台も午後8時に店を畳む必要がある。
持ち帰りやデリバリーにシフトしていたレストランはまだましだが、ムーガタ屋など店内飲食できなければ意味がない店舗にとっては大ダメージだろう。
ショッピングモールはほぼ閉鎖
今回のロックダウンで厳しい規制が取られているのがショッピングモールだ。
営業できるのは、スーパーマーケットと薬局とワクチン接種センターのみと定められた。
営業は午後8時まで。
セントラルフェスティバルパタヤビーチ
センタンでの営業は、
・Gフロアのスーパーマーケット 8時から20時まで
・Gフロアの薬局 11時から20時まで
のみ。
レストランも銀行も営業しない。
もはやショッピングモールとしてはほぼ機能しない。
ターミナル21パタヤも同様で、
・フードランド 4時から20時
・薬局 11時から20時
のみが営業。あとは全部閉鎖
センタンではクラスターが発生しており、ここ1週間弱で判明しているだけで数十人の感染者が出ている。
一部店舗はすでに閉鎖されており、全館閉鎖となってもおかしくない状況だった。
ショッピングモール内にある飲食店もすべてクローズ。
テイクアウトだけの営業も不可。デリバリーも利用できない。
センタンのビーチロード側には屋台が出ていたが、それらもすべて撤去された。
ショッピングモール敷地内にある施設はすべて利用不可ということらしい。
飲食大手チェーン店は、モール内に店舗を構える事が多い。シャブシ、KFC、サンタフェステーキなどなど。
日本食では、ペッパーランチ、かつや、丸亀製麺、幸楽苑、やよい軒、フジレストラン、8番ラーメンなどが軒並みクローズとなる。
かつやと丸亀製麺はたまにデリバリーで利用していただけに残念。
マッサージ屋閉鎖
フットマッサージのみでの営業を認められていたマッサージ屋だが、すべて閉鎖となった。
ソイブッカオ北端の100バーツマッサージ屋群は閉店。ただ、一部シャッターが上げられていて、近くを通りかかると中から意味ありげな視線を送られることがある。
パタヤカンのマッサージ屋群も当然クローズ。
異彩を放つのがソイハニーである。
ソイハニーのマッサージ屋は、店頭に暇そうな従業員がたむろしている。
特にソイブッカオ側の2軒は普段と変わらぬ光景だ。
むろん、店としては営業はしていない。
仕事の機会を失い、することがないから店先でスマホいじりながら座っているだけのはずである。
いや、きっとそうだ。
通りかかる外国人を呼び止めて、ひとときの世間話に興じることはある。あくまで世間話である。間違いない。
でも意気投合すれば、そのまま二人でどこかへ消えてしまうことになったとしても、それは人間と人間のすることだ。
ロックダウンは人の心までも閉じ込めることはできない。
コンビニと酒類販売
コンビニの営業時間は午前4時から午後8時までに制限された。
閉店は午後8時だ。実際には15分くらい前には電気を消して閉店準備に入る。
早く行かないと缶コーヒーすら買えない。
酒類販売禁止令は出てない。
少し前から酒類販売時間の制限がかけられており、午後8時から午前4時まで禁止となっている。
ただ、新たな命令で閉店時間が8時となったため、結局酒が買えるのは午後8時までと変わらず。
スーパーも雑貨屋も閉店は午後8時。屋台も8時閉店となる。
酒にかぎらず、食料品も午後8時までに買っておく必要がある。
保存の効くママーの売れ行きが好調となるのはいつものこと。
スイミングプールとフィットネスジム
チョンブリ県命令では、スイミングプールの営業は明確に許可されている。
運動施設やフィットネスジムについてははっきりしない部分があった。
屋内で営業しているフィットネスジムは営業不可だろうが、コンドミニアムやホテルはどうなるのか。
今住んでいるコンドミニアムでは、20日になって通知があった。
県当局からの通達により、スイミングプールの営業は午前4時から午後8時まで認められる。
フィットネスジムは、閉鎖命令が出ており、状況が改善するまで閉鎖とする。
スイミングプールはオープン、ジムはクローズという結果になった
コンドミニアムやホテルによって対応は異なる可能性がある。
夜間外出禁止令
午後9時から午前4時までの外出が禁止された。
夜間外出禁止令だ。英語でCurfew。タイ語も英語をそのまま使っている。
チョンブリ・パタヤで夜間外出禁止令が出るのは、昨年4月ロックダウン時以来だろうか。
あの時は、いきなり外出禁止になったような気がする。そして、夜になると、ソイの中では犬の大運動会が始まった覚えがある。
通りから人がいなくなり、夜は犬の世界となった。
昨年以来の夜間外出禁止令だが、犬の大運動会の音は聞こえてこない。
このところずっと夜間外出自粛要請が出ていたこともあり、犬たちもこの状況には慣れっこだ。いまさら驚くことはない。
犬ですら慣れてしまう夜間外出禁止令。人間も慣らされてしまうのか。
パタヤのバーが閉鎖されたのが4月10日のこと。
パタヤの夜からネオンサインが消えて3ヶ月以上が経過した。
そして外出すらも禁止されてしまった。
眠らない街であるはずのパタヤはずっと眠ったままだ。
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