5月31日のタイ国内状況。
刑務所クラスターやバンコククラスターでの積極調査により、新規感染者は5,000人超えに。
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タイ全国の感染状況
5月31日発表、タイの新規感染確認者は5,485人(前日4,528)
(累計159,792)
国内感染(病院にて検査):1,205人
積極調査:2,270人
刑務所:1,953人
外国からの入国:57人
死亡:19人(累計1,031人)
亡くなった19人のうち、バンコクで12人など。
男性12人、女性7人。
46歳から88歳。
高血圧10人、糖尿病7人など基礎疾患をもっていた。
タイ国内における致死率は0.65%に下がった。
回復済み:108,345人(+3,101)
治療中:50,416人
重症患者は1,233人(+24)、うち人工呼吸器をつけているのが390人(+1)。
刑務所クラスターと海外からの入国をのぞいた国内感染は2,599例。
国内感染上位10県
バンコク1,356
ペチャブリ555
サムットプラカン358
サラブリ327
パトゥムタニ211
ノンタブリ90
トラン76
チョンブリ62
チャチュンサオ62
サムットサコン58
29県では新規感染者が確認されなかった。
4月1日以降の第3波の新規感染者推移グラフ
青色が国内感染、黄色が積極調査、灰色が刑務所クラスター、ほとんど見えないが水色が海外からの入国者。
この1週間では全体として増加傾向にあるように見える。
外国からの入国57人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
カンボジアから陸路で帰国してきたタイ人が55人、あとはモルディブとロシアから。
アジア各国の統計
日本は新規感染者は3,599人(前日3,708)と減少に。
もはや日本よりタイのほうが新規感染者が多い状況となっている。
インドでは新規感染者が大きく減少してきた。死者も減少傾向に。
感染者が増加しているマレーシアでは6月1日から2週間の全土ロックダウンに踏み切る。
タイではマレーシアとの国境付近での警備を強化。
感染者が増えているベトナムでは、英国株とインド株の二重変異株が発見されたという。
タイワクチン接種状況
2月28日から5月30日までの累計:3,609,882回
初回接種:2,498,929人(+45,122)
2回目接種:1,110,953人(+16,430)
全人口のうち、完全にワクチン接種を終えた割合は1.67%。
政府は国の計画としてワクチン接種を定め、全国的なワクチン接種開始日を6月7日に定めた。国籍に関係なくすべての人がワクチン接種を受けることを重要視している。
在住外国人のワクチン接種登録は6月7日から開始となる。
CCSAブリーフィング概要
・建設現場、工場、市場で大規模な積極調査を実施しており、病院で自発的な検査を受ける人の数の2倍となっている。これはリスクの高いエリアでの感染管理に政府が取り組んでいる証でもある。
・バンコクのサトーン地区とバンナー地区で2つの新しいクラスターが発生した。バンコクでは毎日1万件の積極調査を継続実施している。
・疾病対策局は、状況の変化に応じて、毎週のワクチン配布計画を調整すると発表した。各県は、誰が先にワクチンを接種すべてか定めて、独自の軽アックを立てる必要がある。
・一般の人たちは、ワクチン接種登録について各自治体に相談すること。ワクチン接種登録は、いくつかのプラットフォームを通じて可能。
バンコク規制緩和は延期に
5月31日の昼、バンコク都が規制緩和を発表した。
6月1日よりマッサージ屋や公園など5つの業種・施設の営業再開を認めるというものだ。
が、日が暮れる頃にCCSAがバンコクの規制緩和にストップをかけた。営業再開はまかりならん、6月14日まで閉鎖を継続しろと。
朝令暮改というか、昼令暮改もいいところ。
これにより、バンコクの規制緩和は幻と消えた。
マッサージ屋や公園の再開はならず。
少なくとも6月14日までの閉鎖継続が決定した。
CCSAによるタイ全国規模での新しいゾーニング設定や規制緩和については、一切発表なし。
現行の規制がそのまま継続する。
チョンブリ県でも規制緩和は実施されないようだ。
どうやら次回の規制緩和があるとしたら6月15日となりそうだ。
タイの新規感染者が5,000人超えの状況はこの判断もやむを得ないところ。
あと2週間はバンコクでもパタヤでも規制緩和は無しの雰囲気が濃厚。
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