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タイ国内情勢

タイのナイトライフ産業は6月1日再開を求める

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5月1日にタイ入国規制は大幅に緩和され、国内でも規制緩和が実施された。
規制が残っているのは、娯楽施設営業に関することだ。
バーやパブなど娯楽施設は引き続き閉鎖となっている。
実際には認可を受ければレストランとして営業できることになっているが、すべての娯楽施設が元々の業態で営業再開できるわけではない。
いまだに閉鎖されたままの店は多い。
また酒類提供可能な営業時間も規制されている。
ナイトライフ娯楽施設協会や観光業界では6月1日の娯楽施設再開を求める。

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娯楽施設の6月1日再開提案

バンコクやその他の県のナイトライフ娯楽施設協会や観光事業協会が合同でプラユット首相あてに提案書を送った。
CCSA本会議に先立ち提出した形だ。

外国人観光客医をさらに呼び戻すために、タイランドパスを廃止し、ナイトライフ制限を緩和すべて時であると協会では主張している。

提案1
SHA PlusあるいはThai Stop Covid 2 Plus基準を満たしたバー、パブ、カラオケなどのナイトライフ娯楽施設は、2段階で再開できるようにする。
6月1日に、まずブルーゾーン(12県全体と16県の一部エリア)で再開する。
7月1日にタイ全土で再開する。

提案2
県知事やさまざまな機関と娯楽施設事業者が協力して、Covid-Free Settingを確実に遵守し、人々が安全対策を守るよう促進するキャンペーンを展開する。

提案3
現在の非常事態法令の延長を6月1日に終了し、非常事態宣言と伝染病法を別の法律に置き換える。

提案4
午後2時から午後5時までのアルコール類販売禁止の解除を求める。
この規制は1972年以来50年施行されている。

提案5
観光地でのナイトライフ活性化の一環として、午後11時から午前4時までアルコール提供し続けることができる特別ゾーンの指定を政府に求める。
バンコクのカオサン通り、ソイカウボーイ、パタヤのウォーキングストリート、プーケットのバングラ通り、パンガン島のハードリン、チェンマイのニマンヘミン通りなどが含まれる。

協会では、国の完全な再開に先立ち、エンデミックへの移行する動きについて、全面的に支持を表明する。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2306726/nightspots-eye-june-relaunch

6月と7月の規制緩和へ

5月1日にタイは全面開国したことになっているが、実際にはタイランドパスの登録作業が必要。これが観光客のタイ渡航をためらわせる原因だ。
また国内規制ではナイトライフの再開は不可となっている。
レストランとして承認されたバーやパブは営業可能だが、営業時間は24時までに制限されている。
パンデミック前にように、ナイトライフ娯楽施設はすべて営業できて、深夜遅くまで遊べるような状況にはなっていない。

娯楽施設協会や観光業界からの要望をまとめるとこんな感じになる。

6月1日:ブルーゾーンで娯楽施設再開、タイランドパス廃止、非常事態宣言終了
7月1日:タイ全県で娯楽施設再開、エンデミック化宣言

ブルーゾーンとは、プーケットやチョンブリ(パタヤ)やバンコクなど観光パイロット県のことだ。全国的に規制が厳しい頃でもブルーゾーンでは店内飲酒が認められていた。
が、ブルーゾーンであっても娯楽施設は閉鎖のまま。
まずは6月1日からブルーゾーンで試験的にナイトライフ娯楽施設の再開を認めてほしいという要望となる。

タイランドパスについてはアヌティン保健大臣が、まず帰国タイ人向けにタイランドパスを廃止し、そのあとで外国人にも廃止するよう提案している。
開始時期はまだ決まっていない。

非常事態宣言は、過去何度となく延長されてきており、もはや誰も気にしていないほど。ただ通常の生活に戻すというなら非常事態宣言は終了すべきだろう。

7月1日にはエンデミック化宣言を行い、すべての規制を撤廃する。娯楽施設の営業も通常通りとなる。

こういった流れを娯楽施設協会と観光業界では描いているということだろう。

現在の状況を見ると、ごく妥当かつ穏当な提案のような印象を受ける。
今すぐ娯楽施設をすべて再開しろ、タイランドパスも廃止しろ、国を完全に再開しろと無茶な要求はしていない。
逆にいえば、要望がなくともこのような流れになりそうな気もするというレベルだ。

特定ゾーンでの娯楽施設の営業時間延長についてもありうる。
パンデミック前は、バンコクやパタヤやプーケットなど一部エリアにかぎり午前2時まで営業が認められていた。
本来のルールでは24時閉店だが、観光エリアということで午前2時までオッケーだった。
実際にはパタヤなどでは朝まで営業している店も多かった。
完全に規制が解除されれば、また朝まで営業できるようになるかもしれない。

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