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タイの観光産業は2026年まで正常に戻らない

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パンデミック発生前の2019年にタイを訪れた外国人観光客は過去最高の3,990万人だった。約4,000万人だ。
タイのGDPにおける観光産業の占める割合は約20%といわれる。
が、現在はほとんど観光客がやって来ることはない。
タイの観光産業が完全に復活するのはいつになるのか。
最新の予測では2026年までかかると見られている。

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タイの観光産業は2026年まで正常に戻らない

タイの観光産業は2026年までに正常に戻ることはないとの国会経済社会開発評議会の予測をブルームバーグが報じている。
これまでの一部アナリストの予測では2年以内に戻るとされていたが、実に5年かかることになる。
この遅れは、観光業界で働く700万人に多大な影響を及ぼし、いくらかは他の業界に仕事を見つける必要があるかもしれないと評議会。

タイ経済は外国人観光客の依存度を高めてきた。
2008年の外国人観光客は1,460万人だった。
毎年のように増加していき、2015年に2,990万人。
2019年には3,990万人に達した。収益は1.8兆バーツだった。

パンデミック発生の2020年は670万人だったが、ほぼすべてが1月から3月にかけてのもの。
4月以降は観光客はほとんど入国していない。
(参考:2020年6月9日から2021年5月20日までに空路でタイに入国した外国人は累計130,756人。多くがビジネスやタイ在住者で観光目的の入国者は稀)

タイの経済は5四半期連続で縮小している。
これまでで最悪の感染状況にあるため、4月から6月も経済縮小は続くかもしれない。

ただ、プーケットは7月にワクチン接種済み外国人観光客に向けて開放する最初の県となる予定で、10月には10県が続く。バンコク、パタヤ、サムイ、チェンマイなど。
それでも政府は今年の観光客を50万人と予測している。

評議会によれば、タイの失業率は劇的に増加している。
2021年の第1四半期の失業者は758,000人、すなわち1.96%に達した。これは2009年以来の最高率となっている。
現在の感染第3波は、より多くの人員削減と労働時間のさらなる短縮を引きおこし、新卒者の採用も少なくなるだろうと。

参照:https://www.bloomberg.com/news/articles/2021-05-24/thailand-says-its-tourism-industry-may-not-recover-until-2026

まとめ

観光都市であるパタヤでは、職を失いホームレスとなっている人が街中のあちこちで見かける。

感染防止のために、パタヤビーチの利用が禁じられ、無人状態となっている。

最大の歓楽街であるウォーキングストリートはゴーストタウンと化した。

プーケットやサムイやパタヤなど観光に依存した街は壊滅的な状態だ。

プーケットでは7月1日開放を計画している。
詳細はまだ決まっていないが、ワクチン接種証明書は必須で、事前の陰性証明書や入国許可証(COE)も必要となるだろう。
パタヤはバンコクは10月1日開放が予定されている。
それでは政府の予測では観光客は50万人。これも達成できるのかは不透明。
そもそもプーケットやパタヤの開放が本当に実現できるのかもわからない。
また、2022年1月にはタイ全面開国を計画しているが、現状ではかなり厳しいと言わざるをえない。

隔離無し入国が認められるとしても、面倒な手続きは求められる。
以前のようにパスポート一つで入国できるようになるには、あと何年かかることか。
これはタイにかぎらず、世界共通であろう。
気軽に行けなければ旅行を見合わせる層は多い。いや、よほどの海外旅行ガチ勢以外はわざわざリスクをおかしてもまで海外に行かない。
だからこそ、タイの観光業が正常な状態に戻るには5年かかるとタイ政府も見ていることになる。

2019年のように4,000万人の外国人観光客がやって来るようになるまであと5年。
むしろ5年で元通りになれば、まだいいほうかもしれない。
また、4000万人という観光客がそもそも多すぎともいえる。
2008年の1,460万人くらいがちょうどいいのかもしれない。

いずれにせよ、タイの観光業復活への道のりは厳しい。
パタヤの現状を見ていると、切実に痛感させられる。
一度壊れたものを立て直すのは難しいし、時間がかかる。

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