アマタナコン工業団地内にある工場で新たなクラスターが発生し、感染者は増加。
工場には閉鎖命令が出された。
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チョンブリ県感染状況
5月23日、チョンブリ県発表による新規感染者は91人(前日71人)。
(CCSA発表によるタイ全国統計値とは集計タイムラグにより数値が異なることがある)
死者累計18人(+2)
新規感染者内訳
ムアンチョンブリ地区36人
シラチャー地区4人
バンラムン地区(パタヤ)12人
パントン地区20人
他
累計
4月新波での累計は県全体で4,163人(回復済み3,184人、治療中961人)。
ムアンチョンブリ地区が1,061人、シラチャーが518人、バンラムン(パタヤ)が1,720人となっている。
5月1日以降の各地区感染者数推移
上からバンラムン(パタヤ)、シラチャー、ムアンチョンブリ。
累計ではバンラムン地区が飛び抜けて感染者数が多い。
ただバンラムンは減少傾向にあるが、工場クラスターが相次いで発生しているムアンチョンブリ地区は大きく増加中。
新規感染者の感染経路内訳
・Celeres Company工場でのクラスター 42人
・施設で感染者と接触 2人
・ラチャブリに関連した感染者と接触 1人
・家庭内で感染者と接触 2人
・調査で確認 4人
・調査中 40人
76人の接触者と816人の積極調査による検査の結果を待っている。
チョンブリでは連日多くの検査を実施している。
5月22日の検査件数は1,860件で、うち陽性確認が71件。単純計算による陽性率は3.8%。
クラスターの影響によって陽性率は上がっている。
現在の感染は家庭や同僚の間で多い。
たとえ2,3人でもあっても、一緒に集まって食事をするのはリスク要因となる。
チョンブリ県保健局では、パーティに参加しないこと、集まって食事をしないことなど注意喚起を出している。
アマタナコン工業団地の工場に閉鎖命令
5月22日にチョンブリ県より新たな命令27号が出された。
チョンブリ県ムアンチョンブリ地区のAmata City Chonburi Industrial Estate(アマタナコン)にあるCeleres(Thailand)Companyを一時閉鎖する。
期間は5月22日から6月5日までの14日間。
また、全従業員は14日間の隔離とする。
前日の21日には、クラスターが発生した日系の工場に閉鎖命令が出ている。
これでチョンブリ県内の工場閉鎖は2つ目。
チョンブリ県リスクスポット
チョンブリ保健局では、連日感染者タイムラインを元にした感染リスクスポットを発表。
・チョンブリ県陸運局運転免許証センターシラチャー支局
他
パタヤは掲載なし。
チョンブリ県保健局は、ムアンチョンブリ地区にある外国人労働者住居エリアを立ち入り検査した。数千人が居住しており、アマタなど各地で働いている。
(画像: Chonburi Provincial Public Health Office)
現在の感染は2つの工場で始まった。急速に感染が拡大するおそれがある。
感染拡大防止のために以下のような規制措置を取る。
社会的集まりは厳禁、一緒に集まって食べるのは禁止、お互いに距離を取る、他人の家を訪れておしゃべりしない、病気になれば医者へ行き他者とは離れる、バンコクとその周辺県の高リスクエリアからの訪問者は許されない、コミュニティ内で積極調査するなど。
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