5月23日のタイ国内状況。
刑務所と建設現場キャンプや工場でクラスターが発生しており、新規感染者は連日の3,000人超え。
ナラティワートでは南ア変異株での感染が報告された。
バンコクの一部の病院で在住外国人のワクチン接種登録が開始された。
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タイ全国の感染状況
5月23日発表、タイの新規感染確認者は3,382人(前日3,052)
(累計129,500)
国内感染(病院にて検査):1,325人
積極調査:1,592人
刑務所:460人
外国からの入国:5人
死亡:17人(累計776人)
亡くなった17人のうち、バンコクで15人、ソンクラーとチェンマイで1人ずつ。
男性13人、女性4人。
38歳から68歳。中央値は68歳。
高血圧12人、糖尿病8人など基礎疾患をもっていた。
タイ国内における致死率は0.60%。
回復済み:82,535人(+2,231)
治療中:44,189人
重症患者は1,210人(-6)、うち人工呼吸器をつけているのが412人(+3)。
刑務所クラスターと海外からの入国をのぞいた国内感染は2,917例。
国内感染上位10県
バンコク983
ペチャブリ968
サムットプラカン181
ノンタブリ107
チャチュンサオ103
チョンブリ91
パトゥムタニ66
ソンクラー59
サムットサコン38
スラタニー30
22県では新規感染者が確認されなかった。
ペチャブリーの電機工場で大規模クラスターが発生し、感染者が大幅に増加した。
工場は閉鎖され、居住区に住む労働者は敷地外に出ることを禁止された。
また、県では14のチェックポイントを設置した。
4月1日以降の第3波の新規感染者推移グラフ
青色が国内感染、黄色が積極調査、灰色が刑務所クラスター、ほとんど見えないが水色が海外からの入国者。
刑務所クラスターが報告されていて上下が激しいが、国内感染はここ1ヶ月ほど横ばい状態が続いている。
外国からの入国5人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
マレーシアから不法入国したタイ人4人、カンボジアから正規に帰国したタイ人1人。
アジア各国の統計
日本は新規感染者は5,254人(前日5,721人)。
インドでは新規感染者が30万人を大きく下回り、死者も4,000人を下回った。
マレーシア、カンボジア、ベトナムでは感染者が増加傾向にある。
1日の感染者が6,000人を超えているマレーシアだが、全土ロックダウンを見送るとのこと。
タイワクチン接種状況
2月28日から5月22日までの累計:2,865,091回
初回接種:1,898,332人(+48,939)
2回目接種:966,759人(+4,603)
政府は国の計画としてワクチン接種を定め、全国的なワクチン接種開始日を6月7日に定めた。国籍に関係なくすべての人がワクチン接種を受けることを重要視している。
在住外国人のワクチン接種登録は6月7日から開始となる。
CCSAブリーフィング概要
・ナラティワート県で南アフリカ株B.1.351による感染が報告された。感染者に深刻な症状はなく、また現地の状況は制御下にあり、新たな感染はない。
・タイ国内のすべての外国人に対するワクチン接種計画は、手続きを迅速化するために5つのグループに分けられている。各グループに属する人は、それぞれ担当する機関に登録ないし連絡してほしい。担当する機関がワクチン接種場所を手配する。
・リストにある5つのグループのどれにも該当しない場合は、オンサイト登録サービスセンターでワクチン接種を申し込むことができる。サービスは6月7日より開始する。
・すでに機関に登録済みの場合は重複防止のため、再度申し込む必要はない。
・バンコクの感染はラクシー地区の建設現場で増加しており、労働者の移動を禁止するために、バブル&シール措置が取られている。このエリアのすべての住人を対象にワクチン接種キャンペーンが開始される。
・バンコク、サムットプラカン、パトゥムタニ、ノンタブリのダークレッドゾーンからチェンライへ旅行する際には、ワクチン接種証明書あるいは陰性証明書が求められる。どちらも有していない場合は、14日間の隔離が必要となる。
バンコクのVimut病院では、バンコク在住外国人のワクチン接種登録を開始している。
必要なのはパスポート番号。
接種は6月7日からスタート。料金は無料。
タイ全国伝染病委員会はタイ各県のワクチン接種目標を定めた。
11県では8月までに人口の70%がワクチン接種を受ける予定。
6月:プーケット
7月:バンコク、クラビ、パンガー
8月:パトゥムタニ、サムットプラカン、チョンブリ、サムットサコン、ナコンパトム、スラタニー
各県には6月から9月にアストラゼネカワクチンを割り当てる。
全国で4700万人分であり、これは全人口の70%に相当する。
プーケットはサンドボックスモデルにより、7月1日から隔離無しでワクチン接種済み外国人観光客を迎え入れる予定となっている。
バンコク、クラビ、パンガー、パタヤは10月1日からの予定。
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