10月15日早朝、バンコクで大規模反政府集会を受けて、非常事態宣言が発令された。
その日の午後には、臨時閣議が開かれ、深刻な非常事態宣言が正式承認。期間は1ヶ月、11月13日までとされる。
この深刻な非常事態宣言により、バンコクでは5人以上の集会が禁止されることになった。
それでも、バンコクでは連日大規模ば反政府デモが行われている。
16日の夜は、デモ隊と警察隊が衝突し、警察は放水をおこないデモ隊を排除。
テレビで生中継されているのを見ていたが、中には青く着色された水も混じっていたのが印象的だった。
昨日、17日は複数箇所にデモ隊が集結。ただ、事前の予告通り午後8時には散開し、大きな衝突には至らなかったもよう。
本日18日は、戦勝記念塔で大規模な集会を実施。
17時現在ですでに多くにデモ隊が集結している。
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パタヤでも集会
昨日のデモはバンコクだけでなく、17県にて開かれることになっていた。
チョンブリもその一つで、デモの集合場所はパタヤのバリハイ埠頭。
午後4時頃、バリハイ埠頭にデモ参加者が集まってきた。
(PPTVより)
テレビニュースの報道を見るかぎり、それほど多くの人数ではなさそうな雰囲気。
大きな混乱もなさそうだ。
ただ、この集会は公共スペースの使用許可を当局から得ていなかった。
その後、デモ隊はバリハイ埠頭からパタヤ警察署前まで移動。
さらに多くの人が加わり、パタヤビーチに集結した。
(Pattaya Update Newsより)
正式な許可がなければ一人あたり1万バーツの罰金が課されると警察側が解散するよう要求。
結局、午後8時にデモは終了。
翌日(つまり本日18日)にも、許可を申請したうえで、デモを開催予定。ふたたびバリハイ埠頭に集まることとなった。
ただ本当に許可が下りるかは不明。また、許可が下りないまま、デモを実施するかも不明。
昨日17日のパタヤのデモの様子はざっくりこのような感じだった。
大きな混乱はないし、街中は至って平穏。
ほぼ一日中雨模様だったため、そもそも出歩く人も少ない。
夜9時半頃のパタヤビーチを見てきたが、いつものように静まり返っているだけ。
悪天候のせいもあり、バーはどこもがらがら。
まだ午後10時前だというのに、ソイニュープラザには誰一人歩いていない。
かろうじて営業を継続しているバーの経営者に話をきくと、夜間外出禁止令がまだ出されることを危惧していた。
現在のところ、まだ夜間外出禁止令は出されていないが、事態が悪化するようなら夜間外出禁止令を出すこともあると首相は述べている。
外出禁止の時間帯によりけりとなるが、バーは閉店を余儀なくされる可能性が高い。
せっかく営業再開できて、観光客ゼロの中でなんとか営業を続けている経営者や従業員にとって、夜間外出禁止令は死活問題となる。
内心ではデモ隊を応援しているかもしれないが、生活は苦しくなる。
いろいろ難しい問題だ。
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