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タイ国内情勢

バンコク・トンローで日本人がタクシーに高級腕時計を盗まれる

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バンコクの日本人が多く居住するトンローにて、日本人がタクシーの運転手に時計を盗まれる事件が起きた。

事件が起きたのは、12月17日夜のこと。
酔っ払った日本人ビジネスマンが1キロ先のトンロー13にある自宅に戻るためにタクシーに乗った。翌日の午前5時に日本人が目覚めた際に腕時計がなくなっていることに気づき、警察に報告した。
腕時計は100万バーツ以上するような高級品だという。

警察が調査したところ、タクシー運転手は、乗り込んできた日本人の高級腕時計に目をつけ、酔っ払った日本人が車内で寝てしまうまで、周囲を2時間半ほど周回していたという。眠りこめた日本人の腕から腕時計を外して、目的地前で日本人を目覚めさせて降ろした。

今週月曜日に運転手が逮捕された。
運転手は腕時計を33万バーツで売却したが、もうすでに買い手から日本人の元に返却済みということだ。

参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/2712578/taxi-driver-stole-b1m-watch-from-drunk-japanese-passenger

悪いのは盗んだタクシー運転手に決まっているとはいえ、日本人もあまりにも無防備というもの。
盗品の売値が33万バーツということは、元値はやはり100万バーツ越えに違いない。
そんな高級腕時計をしながら、泥酔状態でタクシーに乗る。
日本なら問題ないが、ここは海外だ。バンコク・トンローの治安は比較的いいはずだが、それでも危険はある。
逆にタイだからこそこの程度で済んでいたともいえる。もっと危ない国だったら、それこそ身ぐるみ剥がされるか、眠ったまま二度と起きてこれないかもしれない。
今回の運転手は2時間半遠回りして1キロ先の目的地まで送り届けた。真面目かつ間抜けだ。
年の瀬のバンコクの日本人社会でも忘年会シーズンかもしれない。
くれぐれも泥酔しての帰宅には用心を。

旅行者も同様だ。
酔っ払うくらいなら全然問題ない。バンコクのスクンビット界隈の繁華街は比較的安全だと思う。
でも見るからに高級な装飾品や腕時計などは身につけるべきではない。狙われやすい。

事情はパタヤでも変わらない。
ウォーキングストリートやパタヤ中心部を千鳥足で歩くだけなら平気だ。
でも、スリや抱きつき強盗には本当に気をつけないといけない。
先日もソンテウ内で日本人がスリにあったばかりだ。
酔っ払った状態だと警戒レベルも下がる。

羽目を外すなら、高級腕時計も外しておけ。
財布の紐を緩めても、気は緩めるな。

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