2月2日のタイ国内状況。
累計の感染者が2万人を越えた。
ここ数日はほぼ同じ状況が続いている。サムットサコーンでの大規模積極調査で毎日多くの新規感染者が確認されている。
昨日よりタイ全土で規制緩和スタート。
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タイ全国の感染状況
2月1日発表、タイの新規感染確認者は836人
(累計20,454人)
外国からの入国:17人
国内感染:109人
積極調査:710人
死亡:2人(累計79人)
国内感染県別
サムットサコーン99(ミャンマー人76、タイ人22人、カンボジア人1)
バンコク7
ノンタブリ1
サムットソンクラーム2
サムットサコーンの積極調査で688人の感染が確認された。このうち、ミャンマー人が629人、タイ人が59人。
他に、バンコクでの積極調査で22人(タイ人3人、ミャンマー人19人)
国内で確認された感染者のほとんどがサムットサコーン。819中787人。
亡くなったのは2人。
1人は、サムットサコーンの高血圧など基礎疾患のある75歳の女性で、夫が先に感染確認されていた。
もう1人は、糖尿病や腎不全といった基礎疾患のある68歳の男性。サムットサコーンとバンコク・ピンクラオのカラオケへの訪問歴があった。
ここ数日の感染者数の推移
左から国内新規感染者、外国からの入国、積極調査と並ぶ。
サムットサコーンでの積極調査の結果は毎日同じ程度の感染者が見つかっている。
サムットサコーンでは、3週間にわたり積極調査を継続する計画となっている。
これまでタイで確認された症例が2万を越えた。
20,454例のうち、国内感染は、17,974。このうち、10,088人は予防的積極調査で発見された。
海外からの帰還者への検疫で見つかったのは2,480例。
タイ保健省によるアジア各国の統計
マレーシアの新規感染者が4,214人と多く、タイでは警戒中。
ミャンマーではクーデターが起こり、一部国境が閉鎖
日本は減少傾向か。
チョンブリ感染状況
2月2日発表、チョンブリの新規感染確認は0人
(累計649人)
チョンブリ県全体で2日連続感染者が見つかっていない。
バンラムン(パタヤ含む)にかぎると、18日連続ゼロとなっている。
シラチャーでは引き続き集中的に積極調査を実施している。
政府ブリーフィング概要
毎日行われている政府ブリーフィングの概要。
・厳重対策最大管理区域はサムットサコーン1県のみ
・タイの統計によると、高齢者や基礎疾患のある人の死亡リスクが高い
・各地で積極調査を継続しているため、もうしばらくは多くの感染例が報告されるだろう
・外国からのすべての到着者は14日間の強制隔離が必要
・マハーサーラカームでの新たなクラスターは、集会に起因するもの。
規制緩和
2月1日から始まった規制緩和。
チョンブリ・パタヤを含め、大半の県ではほとんどの業種の営業再開が認められるようになった。
パタヤなどではバーやレストランの店内飲食は午後11時までとなっているが、営業自体は可能だ。
バンコクではまだ強い規制が残っており、7つの業種の営業が禁止されている。
バンコク全体で閉鎖されているのが、闘牛場、闘鶏場、シャワーを浴びる施設、パブ・カラオケなどの娯楽施設、マッサージパーラーとなっている。
また、レストラン店内での飲酒も不可となっている。
バンコクのナイトライフは以前閉鎖のままだ。
次回の規制措置見直しは、2月中旬を予定。
順調にいけば、2月14日あたりになるだろう。
状況が改善していれば、バンコクでも娯楽施設の再開が実施される可能性が高い。
パタヤでは営業時間の延長が認められそうだ。
現時点では何も確定はしていない。
タイ国内の状況でいえば、市中感染はコントロール下にあるとタイ保健省。
積極調査で多くの隠れ感染者を見つけ出している状態。
感染予防措置を徹底するのは当然として、なんとなく雰囲気的にワクチン接種へとモードが切り替わりつつあるような印象だ。
ワクチンや接種プログラムの話題が次々に出てくる。
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