1月19日のタイ国内状況。
国内新規感染者は大幅減。ただ、サムットサコーンやバンコクではいまだに多数の感染者が確認されている。
チョンブリではようやく新規感染がゼロとなった。ただ気は抜けない状況。
チェンマイでは規制緩和でウォーキングストリートが再開。パタヤの規制緩和はまだまだ。
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目次
タイ全国の感染状況
1月19日発表、タイの新規感染確認者は171人
(累計12,594人)
外国からの入国:13人
国内感染:33人
積極調査:125人
死亡:0人(累計70人)
国内感染県別
サムットサコーン18
バンコク9
ラヨーン3
など
サムットサコーンの積極調査で120人の感染が確認された。
他に、バンコクで4人、ノンタブリで1人。
確認された感染者の数は大幅に減った。
が、サムットサコーンとバンコクではまだ多くの感染者が見つかっている。
サムットサコーンと県境を接するバンコク西部ではいっそうの警戒が必要としている。
政府ブリーフィング概要
毎日行われている英語での政府ブリーフィングの概要。
・現在懸念されているのは、サムットサコーンのクラスター、バンコクのクラスター、近隣諸国の状況の3つ。
・マレーシアの感染者が多いため、南部の県では引き続き警戒が必要。
・サムットサコーンでは、一日600の工場で3万件の積極調査を実施していく。
なお、CCSA発表によるタイ4つのクラスターはこうなっている。
タイ東部の違法賭博場:702人
死亡率0.28%
中央エビ市場:564人
43県に拡大
バンコクの娯楽施設:197人
死亡率0.51%
アントンの闘鶏場:129人
チョンブリ感染状況
1月19日発表、チョンブリの新規感染確認は0人
(累計647人)
新規感染地区別
バンラムン地区(パタヤ含む)0人
シラチャー地区0人
サタヒップ地区0人
累計
バンラムン地区238人
シラチャー地区306人
ついにチョンブリ県内で新規の感染者が確認されなかった。
が、0という数字が、チョンブリ県内に感染者がいないことを意味しているのではないとチョンブリ県保健局の医師が注意を促している。県内には無症状の患者がいるだろう。積極調査を行い、隠れている感染者を見つけていくとしている。
シラチャーでも積極調査を実施。移動式検査ユニットを派遣して、現地で検査を行っている。
場所は、ワットピブーンサンタム。
⇒https://www.facebook.com/ChonburiPr/posts/3865634506833675
タイのアウトバウンド旅行会社に廃業相次ぐ
タイへの外国人観光客が皆無に近い状況だが、それと同様に、タイから外国へ出かける旅行者も皆無に近い。
どこの国でも似たようなものだが、タイから海外旅行に行くのはほぼ絶望的。
タイから出国するのは問題ないが、タイ人でもあっても帰国時には14日間の強制隔離検疫が必要となっている。
よってタイ国内の外国人旅行会社だけでなく、タイ人向けのアウトバウンド旅行会社も厳しい状況に置かれている。
すでに7割ほどの業者が無期限閉鎖中とのこと。
国内第2波以降、10%の業者がライセンスそのものを放棄した。つまり廃業だ。
昨年ライセンスを放棄した業者は2598にものぼる。
ライセンスを返却すれば保証金が戻ってくるため、一時的な営業停止ではなく、廃業を選択した。もしくは倒産したということになる。
2019年のタイのアウトバウンド観光客は約1100万人、2020年は100万人だったとのこと。
旅行代理店協会会長の話では、ワクチン接種が世界的に進んでいるであろう6月に事態がどうなるかを待つ必要があるという。
参照:https://www.bangkokpost.com/business/2053307/tour-firm-exits-peak-last-month
娯楽施設が政府に規制措置緩和を要請
第2波の到来により、バーやパブといった娯楽施設は真っ先に規制対象となり、閉鎖を余儀なくされている。
いつ閉鎖措置が解かれるかはまったく不明。
パタヤの夜は真っ暗な状態が続いている。
そんな状況で、タイの娯楽施設ネットワークが政府に要望書を提出した。
タイ娯楽専門家連盟が提案した案は以下のとおり。
・バーやパブの所有者、コンサート主催者、歌手、関連スタッフなどに対する債務返済の一時停止
・娯楽ビジネスへの低金利ないしゼロ金利でのソフトローンの提供
・28日間連続して感染の報告がない娯楽施設店舗の再開許可
要望書は国家安全保障会議の事務局長に手渡され、その後、政府関連機関に送られるとのこと。
参照:https://www.nationthailand.com/news/30401454
バーやパブの再開の目処は立っていない。
とりわけ厳重高度管理地域5県においては、なおさらだ。
チョンブリ・パタヤは厳重高度管理地域に指定されており、再開を検討するという段階にすら至っていない。
2月1日が規制緩和の一つの目安とはなっており、何らかの規制緩和がなされるかもしれないが、そこの娯楽施設の再開が含まれるかはなんとも厳しい状況だ。
チェンマイでは規制緩和、ウォーキングストリート再開
県によっては独自の規制緩和措置を取るところもある。
チェンマイでは明日20日より規制緩和を実施する。
閉鎖されていたウィークエンドマーケットとウォーキングストリートを再開可能にするという。
閉鎖命令は1月6日に出されており、2週間ぶりの再開となる。
チェンマイでは6日連続で新規感染者が見つかっていない。
チェンマイの累計感染者は69人で、そのうち12月からの第2波では23人。
参照:https://www.nationthailand.com/news/30401453
チェンマイのウォーキングストリートといっても、歩行者天国の青空市場と屋台群のこと。
旧市街地の中の通りが歩行者天国となり、屋台がずらりと並ぶ。
市場の再開ができても、娯楽施設再開とまではいかないようだ。
パタヤのウォーキングストリートが再開されるのは、まだまだ先の話となりそう。
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