24日目
朝からずっと雨。
昼間も大雨。
ベランダに出てみると、隣のハリウッド出身ファランが、土砂降りの雨を浴びながら体を洗っていた。
「神からの恵みの雨だ」「ホーリーウォーター」なんて言っている。
大丈夫か、こいつ。
アメリカ人のすることは、よくわからん。
おまけにコップに雨水をためて、ごくごく飲んでいた。
こいつ、頭だけじゃなくて、腸もいかれている。
さらに、昨晩はホテルの部屋のトイレのドアを間違ってロックしてしまい利用できず、大雨のどさくさに紛れてベランダから放尿したとか言っていた。
かろうじて大のほうは我慢したよ、と笑っていた。
まさにティントンファラン。
ま、おもしろいやつなんで、そっと見守っておこう。
まさか、その夜パタヤが大洪水になるとは、神のみぞ知るところなのであった。
空心菜カレー
わずかに雨が止んだ晴れ間を見計らって食事へ。
ローカルぶっかけ飯屋で、てきとうにカレーを選択。
食材を聞くと、パックブーンとムーだと言う。
空心菜と豚肉のカレーだな。
あっさり味。
パックブーンファイデーンは空心菜がシャキシャキしていておいしいが、おひたし風にくたくたになるまで煮込んだ空心菜もおいしい。
30バーツで安上がりだった。
パタヤ大洪水の夜
で、夕方から雷を伴う豪雨に。
そして洪水。
その夜の詳しい洪水レポートはこちらへ。
とにかく凄かった。
過去何度かパタヤのナムトゥアムは体験しているけど、水位は間違いなく一番だった。
体感ではプラス10センチから15センチくらいなのだが、その差が大きい。
車が通ると、大波が起こって、さらにプラス数センチ。
おかげで店の中まで浸水したり、歩行者にも害が及んでくる。
ブッカオの知り合いのバービアへ様子を見に行ったのだが、まあ大変だった。
ブッカオが水没していたので、サードロードを大回りして、なんとかたどりついた。
普段は7,8人ほど出勤しているバービア嬢も、この時は二人だけ。
ママさんもキャッシャーもいなかった。
そりゃあ、そうだよね。店を開けているだけでも大したもんだよ。
水没したブッカオでも屋台は動いている。
ジョーク屋台で、おかゆを購入。
豚肉入りで40バーツ。
ぼったくることなく通常価格だな。
ほっかほっかのおかゆに、心まで温かくなった。
どうせ出勤嬢も増えないだろうし、一度部屋に戻る。
帰るのも一苦労だった。
まあ、こんな日に無理して女探しすることもない。
といいつつ、ウォーキングストリートの様子が気になったので、深夜0時頃に再度外出。
深夜にウォーキングストリート訪れた時の模様はこちらへ。
この夜、バカラをはじめ、かろうじて営業していたゴーゴーバーから連れ出した人は、強者ですね。尊敬します。
偵察を終えて、帰宅。
ためしに、19歳のゴーゴー嬢に電話してみたが、うまくつながらなかった。
どうせ店が休みだろうから、バーファインなしで泊まりに来てもらおうかと思ったのだが、残念。
あとで聞いたところ、アパートの部屋が浸水して大変だったそうな。
それはとんだ災難で。ご自愛ください。
とにかく歩き疲れた。
ずっと水の中を歩き通したので、足の外も中もふにゃふにゃになってしまった。
おとなしく寝ることにしよう。
こうしてパタヤ大洪水の夜は終了。
不謹慎ながら、パタヤ長期滞在のちょっとしたハプニングとしてはおもしろかった。
子どものころにドキドキワクワクした、台風通過や大雪の日みたいな感じで楽しんだ。
が、やっぱり通常運行のほうがいいよね。