25日目
洪水から一夜明けたパタヤ。
ソイブッカオの路上に大量に堆積されていたゴミは、概ね片付けられており、一部休んでいる店はあるものの、あっという間に元の姿を取り戻していた。
すごい回復力。
ビーチロードはまだまだゴミだらけらしいけど、ブッカオに関しては復活していた。
ソイエキサイト脇道の食堂へ。
ここも、すでに営業を再開していた。えらい。
パットママームー。
インスタント麺豚焼きそば。
50バーツ。安定感抜群のうまさ。いつも、ありがとうございます。
アルバイト現役女子大生バービア嬢ペイバー
夜。
まっさきに、知り合いのママさんがいるバービアへ。
ここで働く39歳バービア嬢の娘さんを紹介してもらう約束からすでに10日ほど経っている。
でも、ずっとすれ違いで会うことができなかった。
今日こそは会えますように。
おっと、店先に若い女性が座っている。
たぶん、あれだろう。
ママさんと、彼女のリアルママさんが揃って手招きする。
どうやら、遊びに来ているというより、バービアのアルバイトに来ているようだ。
二人のママさんの仲人で、サワディカップ。
写真はすでに見せてもらっていたが、実際に会うのはこれがはじめて。
いやあ、ずっとすれ違いだったからなあ。
感慨もひとしおといいたいところだが、実物は写真の3割減ってところで、少々がっかり。
見た目は素朴な田舎の子って感じ。
可愛げはあるが、特に美人ではない。
スタイルも、決して太ってはいないけど、スリムにはほど遠い。
まあ、どこにでもいそうなタイの田舎学生ってところか。
でも、せっかくなんで、一緒にお話でも。
19歳。本当に女子大生だそうな。
とはいえ、わたしのタイ語力では、そもそも本当に大学なのかとか、何を勉強しているのかは、よくわからなかったけど。
学校に通っている現役学生なことは確か。
暇な時に母親の働いているバービアにお手伝いに来ているとのこと。
ちなみに、洪水の影響で明日の学校は休み。
あまり慣れていないのか、彼女が恥ずかしがっている。こういったところはウブでいい。
ちょっと口説いてみたくなった。
じっと彼女を見つめる。視線をはずさない。
彼女の目を見つめると、彼女は恥ずかしがって、顔をそらそうとする。
そこで、彼女の両頬を手で挟んで、顔を固定してやる。
「モーン モーン」と言いながらさらに彼女の目を見つめる。さらに、甘い声で「スワエ スワエ」とささやくのだ。
モーンとは、タイ語で「じっと見る」「見つめる」とかいった意味。
ドゥー、が見る。
ヘン、が見かける。
この3つを使い分けよう。二人っきりになっての「モーン」は意外と使える。
うーん、客観的に見ると、実に気色悪い口説き方だなあ。まことにもって、キモイ。
でも、このようなちょっとウブなタイ女性には実に有効な手だ。
経験豊富な夜嬢に実行すると、たぶん本当にキモイとウザがれるだろうけどね。
さらに見つめながら、二人の距離を縮めていく。自然と体が触れ合う。唇も近づく。
あとは、部屋でね。
「ノーン ドゥアイ ダイマイ(一緒に寝る?)」と聞くと、恥ずかしそうに「ダイ カー」との返事。
ペイバー決定。いっちょ上がり。
女子大生のアルバイトだろうが、バービアで働いている以上、当然バーファインが発生する。
ママさんに300バーツお支払い。
お母さんに挨拶してから、バービアをあとにする。
娘さんは大事にしますんで。
まあ、これが普通にバービアで働いているだけのバービア嬢だったら、ペイバーしなかったかも。
ママさんとリアルママさんの紹介の手前、邪険には扱えないし、やっぱり現役女子学生というブランドに負けた。
見た目は田舎の学生丸出しなんだけどね。
が、見た目とは裏腹に、エロかった。
部屋に戻り、ベッドに並んで腰掛けると、すでに臨戦モード。
熱烈な接吻。
シャワーも浴びてないのに、即オム。
夢中でむしゃぶりついてくるのだ。
ええい、どういう教育を受けてきたんだ、まったく嘆かわしい。最高じゃないか。
脱がしてみると、やっぱり油断した体型。
だが、不謹慎でゲスな表現を許してほしいが、女子大生の下半身はすでに大洪水だった。
「タム ルーク ガン マイ(子ども作ろうか?)」と聞くと、恥ずかしそうに、でも嬉しそうに「カー」と返事する。
やばいだろ、それは。
激しい一戦となった。
終わってからは、まったりモード。
二人で抱き合って眠る。
著しい勘違いかもしれないが、どうやらすっかりわたしになついてしまったようだ。
このままフェーンの関係になるのは、そんなに難しくなさそうだけど、やっぱりやめておこう。
かりにフェーンとなっても、すぐに飽きてしまうだろうし、彼女の将来の面倒を見る気はさらさらない。
その場でカネを払って、清く正しく不純に交際するのが一番だ。
出会いの場が夜の店だろうが、街角ナンパだろうが、出会い系だろうが、懇意の関係に持ち込んでタダでやるだけやって、飽きたからポイっなんてのは、どうにも精神衛生上よろしくない。
お互いのためにも、カネは払って付き合ったほうがいい。お互いの将来のためには、そのほうがいいのだ。
外道な行為の中にも、外道のマナーってものがある。モラルを外れた外道だからこそ、守るべきモラルがあると思う。
もちろん一途に恋をして、将来の面倒を見る覚悟を持ちながら、真剣に付き合う気があるのなら、金銭授受なしに付き合うのが一番だろうけどね。
翌朝は、彼女が生理がなってしまい、ブンブン不可。
まあ、いいか。
チップは、ちょっと悩んだけど、1500バーツ渡しておいた。
一発だけだから1200くらいでも十分のはずだが、いちおうね。
彼女は金額を確かめもせずに、カバンに札をつっこんでいた。
19歳の女子大生だろうが、やっぱりバービアの相場はそんなもの。
ちなみに、お母さんのほうは、ファランにちょくちょくペイバーされていますよ。
日本人とは趣味が違うんで、うまく住み分けができていて、いいこと。
それにしても、親子揃ってバービアで水商売とは。
まったく嘆かわしい。最高じゃないか。
次は、次女も紹介してください、お母さん。