TAT(タイ国政府観光庁)はタイ初のゴルフ検疫に参加した42人が、無事に検疫を終了したと報告した。
42人は、2月19日にタイに入国しゴルフ検疫に入り、3月6日に検疫を終えて、タイ国内を自由に旅行できるようになった。
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ゴルフ検疫は成功に終わる
(TATより)
ゴルフ検疫に参加したのは、韓国人41人と日本人1人の合計42人。
2月19日にタイに到着している。
ゴルフ検疫として利用したのは、ナコンナヨックのアティタヤゴルフリゾート。
ゴルフ検疫中は、政府の定めた規制措置を厳格に守る必要がある。
また、24時間無休で待機している提携病院の医療スタッフによってサポートされている。
隔離期間は14日間(実際は15泊16日)と、通常のASQ(政府代替隔離施設)での隔離検疫と同じだが、最大の違いは検疫期間中でもあっても、部屋から出てゴルフができること。
最初の3日間は部屋で隔離待機する。
検疫期間中は、3日目、9日目、13日目と3度のPCR検査を実施する。
3日目の検査が陰性結果ならば、4日目から部屋からでゴルフをプレイすることができる。
フィットネスジョム、スパ、スイミングプールなどリゾート内の施設も利用可能となる。行動は自分のグループ内のみとなる(他の利用者との接触は無し)。
ゴルフのプレイ中は、自分自身でゴルフ用品を扱う必要があり。全員が2メートルのソーシャルディスタンスを維持する。
(キャディはおらず、カートの運転も自分で行う。もしもキャディを付ける場合は、特別追加料金となる)
以上のようなルールでタイ初のゴルフ検疫は実施された。
3月2日(検疫12日目)には、タイ観光スポーツ省のピパット大臣、TAT総裁、保健局が検査チームとともにアティタヤゴルフリゾートを視察に訪れ、ナコンナヨック知事が出迎えた。
TATは、このゴルフ検疫が成功のうちに終えることができたとしている。
ゴルフ検疫はこれからも継続される。
ただし、ゴルフ検疫が利用できるのは、リスクが低中程度の国からのみ(日本も含まれる)。
タイ入国には、COE(入国許可証)など従来どおりの種類が必要となる。
政府の認定を受けているゴルフ検疫用ゴルフリゾートは全部で5軒とTATは最新情報で伝えている。
ナコンナヨックのアティタヤ(108室)
ペチャブリのサワンリゾート(50室)
カンチャナブリのマイダゴルフクラブ(79室)
カンチャナブリのエバーグリーンヒルズ(100室)
カンチャナブリのブルースターゴルフコース(57室)
注)以前は6軒だったはずだが5軒となっている。チェンマイのアティタヤがリストから外されているようだ。詳細は不明だが、チェンマイへの国際線直行便が運航されていない現状ではチェンマイのゴルフコースは利用できそうにない。他の5軒はスワンナプームから来るまで移動可能な距離にある。
参照ならび画像元:https://www.tatnews.org/2021/03/first-group-completes-14-day-golf-quarantine-in-thailand/
ゴルフ検疫は、タイ航空でも告知をしている
関連記事:タイ航空とタイゴルフ検疫パッケージ。1人39万円。
日本のゴルフ代理店で申し込むことができる。
ゴルフ検疫、ヴィラ検疫、そしてエリア検疫へ
ゴルフ検疫に続いて、ヴィラ検疫も実施中だ。
ヴィラ検疫はゴルフ検疫同様に、14日間検疫期間中でもあっても部屋から出てヴィラリゾート内にかぎって自由に行動できるというもの。
もうすぐ隔離検疫期間が終わるため、これもあらためてヴィラ検疫終了のニュースが出てくるだろう。
現在、タイでは新たな検疫方法であるエリア検疫を検討中となっている。名称も内容も正式決定はしておらず、リゾート検疫やホテルエリア検疫という呼び方をされることもなる。
実質的な中身は、ゴルフ検疫やヴィラ検疫と同じだ。
最初の検査が終わるまではホテルの部屋で隔離待機する。検査で陰性ならば、部屋から出てリゾートホテル内にかぎり自由に行動し、施設を利用できるようになるというもの。
今の段階では、パタヤやプーケットなど一部地域に限定してエリア検疫を実施することとなっている。
4月か5月には実施したいと観光大臣は述べている。
ゴルフ検疫と同じく、旅行代理店を通じて申し込むことになるとのこと。
正式決定はまだだが、本日以降ワクチンパスポートと合わせて何らかの動きがありそう。
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