32日目
【Nと目覚めの一発】
Nは午前中から病院に行く予定とのこと。
9時には一度自分の部屋へ戻りたいと言っていた。
そこから逆算して朝8時に目覚ましをセット。
予定通り起床。
そのままNと目覚めの一発。
今日も快調だ。
Nは、また寝入ってしまった。
あれ、病院は?
結局、Nが目を覚ましたのは正午前。病院どころじゃないな。
まずNのアパートまで見送りに行く。
服を着替えるNを待ってから、一緒にセントラルフェスティバルへ。
パットマカロニー
食事は地下のフードコート。
Nはプリペイドカードを持っていた。
1000バーツ分、ガウリーに買ってもらったそうな。どれだけ太っ腹なんだガウリー。
よってNは自分で支払い。カオマンガイとソムタムなんで、せいぜい100バーツくらいなものだけど。
こちらはマカロニのケチャップ炒めを注文。タイ語では「パット・マカロニー」とそのままのネーミング。マカロニ炒め。
海老がたっぷり入っていて、そこそこおいしい。すぐに飽きる味ではあるけど。75バーツ。量が多い分、ちょっと高め。
【Nと映画へ】
食事後、Nが映画を見たがる。
病院に行く気はなさそうだ。
そのままセントラルの6階の映画館へ。
2時上映開始なので、Nの出勤時間に間に合わない。
ペイバー代支払い確定。
まあ、今日は特別だ。
映画が始まるまで、エスカレーター横にあるゲームセンターで暇つぶし。
Nはパンチングゲームに夢中。
ものすごいパワーだ。
画面にスコアが出るのだが、隣でやっているタイ人の男に勝っていた。
かわいい顔して、えげつない破壊力。
タイの女の子はこわいよ~
ケンカはやめておこうと思った。
さて、映画はタイのホラーコメディもの。
やたらとグロテスクなのに、笑いがたっぷりといった内容。
簡単なストーリーかつ英語字幕付きなので、ほぼ100パーセント理解できる。
が、怖いものを見たいくせに、肝心の怖い場面になると目を逸らすタイ女性の心理が理解できない。
映画後はNのバービアへ。
コーラだけ飲んで、ビリヤードして遊ぶ。
ペイバー代を支払い、Nを解放。
必ず病院に行くよう言っておく。
ううむ、いろいろと金を使ってしまった。
まあ、日本でかわいい10代女子と映画デートなんて、ほぼ犯罪行為に等しいんで、それができただけでもよしとしよう。
【夜はいつものバービア】
夜は一人でスポーツバーへ行き、F1観戦。
その後は、いつものバービアへ。
なぜかママさんにおごってもらう。
Nを呼び出して一緒に飲もうとしたが、返事がない。
すると突然現れた。が、そのままNは自分のバービアへ。
ペイバー代を払っているのだから、今日は働く必要はないはずなのに。少なくとも店を離れて、こちらで一緒に飲むのはオッケーのはずだ。
バービアのお姉さま方も、なんであの子はこっちへ来ないのと、なかば呆れていた。
よくわからん女だ。
メールでやり取りしていたが、らちがあかないので、ちょっとだけ出向く。
「あっちで一緒に飲もう」と提案するも、
「キーキアット(面倒くさがり)」なんでイヤだと言う。
どうにも扱いにくい。が、どうにも憎めないのだ。
困ったものだ。
言いつけどおり、ちゃんと病院には行ったらしい。
このへんは、しっかりしている。
よくわからないまま、一人で帰って寝た。