2月1日のタイ国内状況。
ここ数日はほぼ同じ状況が続いている。サムットサコーンでの大規模積極調査で毎日多くの新規感染者が確認されている。
本日よりタイ全土で規制緩和スタート。
チェンマイではバーが再開、入県者への隔離不要に。
隣国ではクーデター発生。
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タイ全国の感染状況
2月1日発表、タイの新規感染確認者は836人
(累計19,618人)
外国からの入国:4人
国内感染:39人
積極調査:793人
死亡:0人(累計77人)
国内感染県別
サムットサコーン32
バンコク5
ラチャブリ2
サムットサコーンの積極調査で782人の感染が確認された。
他に、バンコクで5人、マハーサーラカームで6人。
国内で感染された感染者のほとんどがサムットサコーン。832人中817人。
ただ、マハーサーラカームで新たなクラスターが発生している。
ここ数日の感染者数の推移
左から国内新規感染者、外国からの入国、積極調査と並ぶ。
サムットサコーンでの積極調査の結果は連日同じ程度の感染者が見つかっている。
サムットサコーンでは、3週間にわたり積極調査を継続する計画となっている。
バンコクでは59の工場で積極調査を実施。
検査件数10,023のうち、陽性結果が出たのは45例。陽性率は0.45%となっている。
状況はコントロール下にあると保健省。
チョンブリ感染状況
2月1日発表、チョンブリの新規感染確認は0人
(累計649人)
前日はシラチャーにて県内10日ぶりの新規感染者が確認されたが本日はゼロ。
バンラムン(パタヤ含む)にかぎると、17日連続ゼロとなっている。
シラチャーでは引き続き集中的に積極調査を実施している。
政府ブリーフィング概要
毎日行われている政府ブリーフィングの概要。
・本日より学校が再開
・マハーサーラカームで新しいクラスターが発生
・CCSAは状況が改善されれば2月中旬にさらなる規制緩和を検討する
・チョンブリ(パタヤ含む)への県をまたぐ移動には旅行許可証が不要になった
・AIマスクというマスク着用検知システムによる調査で、97%以上の人が正常にマスクを着用していることが判明した
・WHOは、3つのCを避けるよう推奨。 Crowded places(混雑した場所), Close-contact settings(濃厚接触), Confined and enclosed spaces(狭くて閉鎖された空間)。
2月1日規制緩和実施
2月1日より実施の規制緩和。
すでに始まっている。
タイ政府広報による規制緩和のインフォグラフィックがわかりやすい。
新しいゾーニング地図
ディープレッドはサムットサコーン1県のみ。
バンコクはレッドゾーンに残る。
チョンブリ(パタヤ)はオレンジゾーンへ。
スラータニー(サムイ島)はイエローゾーン。
プーケットやチェンマイはグリーンゾーン。
ゾーンに応じた規制緩和の内容
レストラン:バンコクとパタヤは11時まで、イエローとグリーンは制限なし
店内飲酒:バンコク不可、パタヤ11時まで、イエロー12時まで、グリーン制限なし
バーなど娯楽施設:バンコク不可、パタヤ11時まで、イエロー12時まで、グリーン制限なし
学校:バンコクは授業とオンライン併用、パタヤ以下は通常通り
チェンマイでバー再開と入県者隔離不要
本日よりチェンマイにおいても、バーやパブなどの娯楽施設は再開。
1月6日に閉鎖命令が出て以来の再開となる。
チェンマイでは19日連続新規感染者が確認されていない。
参照:https://www.nationthailand.com/news/30402090
また、1月29日付けのチェンマイ県命令により入県者に対する規制緩和も実施されている。
サムットサコーンからの入県では14日間の自宅隔離が必要。バンコクなどレッドゾーン4県からは、14日隔離は不要だが、入県直後に県の担当官に出頭報告の義務がある。
チェンマイの日本総領事館によれば、入県者自らが出頭する必要があるとのこと。メールでの報告は不可という。バンコクからチェンマイに行く人は要注意。
チョンブリなどオレンジゾーン、イエローゾーン、グリーンゾーンからは、モーチャナアプリを使用して、自己監視が必要としている。
メーソートで学校閉鎖
サムットサコーンをのぞいて、タイ全国的に学校の再開が始まった。
が、ターク県のメーソート地区にある15の学校すべてがが再開後1時間で閉鎖された。
メーソートのビジネスマンが検査で陽性となったことをうけて、25人の接触者を病院で検査した。その後、5人の児童の感染が確認されたため、地区の学校の閉鎖を決めたとのこと。
参照:https://www.nationthailand.com/news/30402103
メーソートはミャンマーとの国境の町。
今朝、ミャンマーではクーデターが発生。
軍部がアウンサンスーチー国家顧問や大統領など政府政府主要人物を拘束したという。
軍は非常事態宣言を発令。
ミャンマー側からタイとの国境(メーサイ・タチレク)を封鎖したとも伝えられる。
他の国境の状況は不明。
ミャンマーではインターネット回線が切断されるほどの事態となっている。
タイとミャンマー国境付近ではさらなる警戒が必要に。
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