5月21日のタイ国内状況。
刑務所と工事現場キャンプや工場でクラスターが発生しており、報告された新規感染者は3,000人を上回った。
CCSAからは非常事態宣言延長と外国人のワクチン接種について発表された。
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タイ全国の感染状況
5月21日発表、タイの新規感染確認者は3,481人(前日2,636)
(累計123,066人)
国内感染(病院にて検査):1,644人
積極調査:874人
刑務所:951人
外国からの入国:12人
死亡:32人(累計735人)
亡くなった32人のうち、バンコクで15人ノンタブリで6人など。
男性17人、女性15人。
21歳から93歳、中央値は72.5歳。
高血圧15人、糖尿病10人など基礎疾患をもっていた。
タイ国内における致死率は0.60%に上昇。
回復済み:79,054人(+2,868)
治療中:42,827人
重症患者は1,248人(+35)、うち人工呼吸器をつけているのが408人(+3)。
刑務所クラスターと海外からの入国をのぞいた国内感染は2,518例。
国内感染上位10県
バンコク1,036
サムットプラカン457
ノンタブリ163
パトゥムタニ162
チョンブリ127
ペチャブリ77
ラノーン54
ターク45
サムットサコン40
ソンクラー36
21県では新規感染者が確認されなかった。
7月1日開国に向けて感染者ゼロを目指しているプーケットでは3人。
バンコクでは23地区で35のクラスターが発生している。
ラクシー地区の外国人労働者キャンプでのクラスターでは、インド変異株による感染が15例見つかっている。
市場での感染拡大を防止するため、バンコクの10の市場が一時閉鎖された。
ここ1週間の感染者の推移グラフ
刑務所クラスターが報告されていて、感染者数の推移がわかりづらい。
市中感染だけでいえばほぼ横ばい状態だが、バンコク市内の建設現場クラスターにより数が増えている。
外国からの入国12人は、隔離中の検査で陽性が確認されたもの。
出発国は、エジプト1(オーストラリア人)、カンボジア11(帰国タイ人)
アジア各国の統計
日本は新規感染者5,819人。
インドでは新規感染者が30万人を大きく下回ったが、死者は4,000人を超えたまま。
マレーシア、カンボジア、ベトナムでは感染者が増加傾向にある。
タイワクチン接種状況
2月28日から5月20日までの累計:2,648,256回
初回接種:1,726,431人(+78,560)
2回目接種:921,825人(+29,580)
タイ入国者数(フライト)
週に1度発表される空路でのタイ入国者数。
2021年5月15日から5月21日
タイ人:2,509人
(商業フライト152便、チャーター1便)
外国人:2,949人
(商業フライト186便、チャーター1便)
1日あたりの外国人入国者は、421人。
先週とほぼ変わりない。
2020年4月4日から2021年5月20日累計
タイ人:175,357人
2020年6月9日から2021年5月20日累計
外国人:130,756人
CCSAブリーフィング概要
・CCSA本会議では非常事態宣言の7月31日までの延長を承認した
・政府は国の計画としてワクチン接種を定め、全国的なワクチン接種開始日を6月7日に定めた。国籍に関係なくすべての人がワクチン接種を受けることを重要視している。
本日の英語版ブリーフィングは、外国人のワクチン接種についての説明がメインとなっていた。
詳細はこちらで。
関連記事:タイ在住外国人のワクチン接種登録は6月7日から開始に
6月7日より、タイ在在住外国人のワクチン接種登録が可能となる。
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