早朝のソイブッカオの様子を見てきた。
時刻は午前6時半。
これがパンデミック以前ならば、まだ営業しているバーがあった。酔っ払ったファランやタイ人が千鳥足で歩いていることもままあった。
現在ではすっかり静かで平穏な朝となっている。
ソイブッカオの朝
ほとんど店舗はまだ開店していない。
だが、屋台はけっこうな数が出ている。
付近で働く人たちに向けて朝食を売っているのだ。
また、タイの早朝といえば、托鉢僧が歩いている姿も欠かせない。
パタヤのような夜の街でも、早朝には托鉢僧の姿を多く見かける。
ウォーキングストリートですら、朝には托鉢僧が歩いているものだ。
ソイブッカオ全体で7,8人の僧侶が歩いていた。
道の傍らで僧侶がやって来るのを待って、タンブンするタイ人も少なくない。
お供え物を販売する屋台も出ている。
ソイブッカオ南側のパタヤシティホスピタルはまだ一般受け付け開始前だが、すでに多くの人が表の椅子に座って順番待ちしていた。
ここは公立病院のため、医療費が安い。
それだけに順番待ちの列は長い。
高額な市立病院だと、順番待ちが少なく、すぐに診てもらえる。でも一般庶民には手が出る金額ではない。
早朝から昼頃の時間帯の病院前には、ソイブッカオで一番多くの屋台が出ているかもしれない。
病院勤務している人相手と、病院に来ている患者向けの屋台だ。
種類も豊富で見ているだけで楽しめる。
病院の向かい側にある新ナイトスポットのソイブーメランは眠ったまま。
夕方以降はにぎやかになっていく。
ソイブッカオ中心部といえるLKメトロ前も静かなもの。
閉鎖されたPook Plazaのビニールシートが寂しい。
24時間営業で名を馳せていたブッカオ名無し食堂もまだ開店していない。
24時間ほぼ年中無休で営業しっぱなしだった名無し食堂でさえ、パンデミックと鎖国には耐えきれず、時間限定営業となっている。
営業開始時間はおそらく午前8時か9時くらいかと。夜は11時半くらいには閉まってしまう。
これが今のパタヤ、ソイブッカオだ。
ナイトマーケットであるTree Townはぐっすり眠りの中。
白米粥1バーツと書かれた広告が気になるが、また今度調べてみよう。
ソイブッカオにはまだまだ多くの屋台が出ているが、以前に比べるとやはり減っているように思える。
買い物しているタイ人も減っているようだ。
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タイの朝食はパートンコーとムーピンとカオニャオで
タイの朝食といえば、ジョーク(粥)、パートンコー(揚げパン)、ムーピン(焼豚串)が御三家だろうか。
が、ソイレンキーとの交差点近くのカメラ屋前に出ていたパートンコー屋とジョーク屋は見かけなくなった。
ジョーク屋台は、ソイブッカオのやや北側で一軒だけ見かけた。デーブルを出していて、その場で食べることができる。この屋台が、ソイレンキー近くにあったものと同じかは不明。
ドラゴンバー前のパートンコー屋台は健在。
たぶん午前4時か5時の暗いうちから営業を開始。売り切れ次第終了となる。
午前6時半ではまだまだ営業していた。
20バーツ分のパートンコーと緑色のカスタードクリームを購入。計30バーツ。
焼き鳥やムーピンを扱う屋台はいくつも出ている。
中にはムーピン専門屋台もある。
ブッカオ常設市場前で営業しているムーピン専用屋台で、ムーピン3本とカオニャオ1袋を購入。計40バーツ。
これにて朝食調達は完了。
部屋に持ち帰って食べる。
ムーピンとカオニャオから。
柔らかい豚肉と絶妙に甘さが混じった香ばしいタレがたまらない。
もち米との相性も抜群である。
いや、早朝から焼豚串ともち米を食うなんて、ありえないコンビネーションであるはずだ。
でも、なぜだかこのコンビが早朝にぴったりなのである。
最初に早朝のムーピン&カオニャオ屋台を出そうと考えた人は偉い。
ムーピンとカオニャオのあとは、パートンコーだ。
練乳をつけて食べるのもいいが、最近はサンカヤーという緑色のクリームがお気に入り。練乳ほどは甘ったるくなくて、ちょうどいい。
パートンコーもタイの朝には欠かせない。
こねた生地をカットして油で揚げるだけのお菓子だが、さくさくふわふわほくほくの食感が本当に癖になる。
ただ油だらけだけに食べすぎると胸やけがしてくるし、すぐにお腹いっぱいになる。
そこで冷蔵庫で保管しておき、食べたい時に取り出して、軽くレンチンすると、ホクホクなパートンコーが復活する。
サクサク感はちょっと損なわれるが、それでもおいしく食べられる。
まとめ
早朝のソイブッカオもいいものだ。
空気が澄んでいる。
心が洗われる。
早朝限定の屋台が食べられるのもいい。
パンデミック前ほどの人の行き来や屋台の出現はなくなったが、現在のパタヤではこれが限界なのだろう。
本当に静かなソイブッカオの朝だった
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