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タイ国内情勢

バンコクで非常事態宣言発令。大規模反政府集会は継続中。

投稿日:2020年10月15日 更新日:

昨日10月14日にバンコクで数万人規模の反政府集会が開かれ、デモ隊が首相府まで進行。そのまま首相府前で座り込みを行った。
15日の午前4時、プラユット首相がバンコクに非常事態宣言を発令。
座り込みをしていたデモ隊は退散となった。
非常事態宣言によって、5人以上の集会は禁止される。
それでも、本日の午後から再び反政府集会が開かれている。

日本大使館も早い段階で非常事態宣言発令と政治集会についてのお知らせを発表。

非常事態宣言の発令及び政治集会のお知らせ(10月15日)

* タイ政府は、昨日の一連の反政府デモ等を受けて、10月15日、首都バンコクを対象に、5名以上の集会等を禁ずる非常事態宣言を発令しました。
* また、反政府グループ「人民党63」は、本日10月15日16時頃にラチャプラソン交差点で集合するよう呼びかけております。
* 集会場所及びその周辺では、治安機関と反政府グループとの衝動の可能性もあります。
* 今後、不測の事態に備え、政治集会が行われている現場周辺にはできる限り近づかないようにするなど、ご自身の身の安全を確保してください。また万一邦人の被害情報等に接した際は当館に御一報ください。

1. 非常事態宣言の発令

仏暦2548年非常事態における統治に関する勅令」(非常事態令)第9条に基づく決定事項が発令されました。

当館において作成した日本語仮訳は、以下のとおりです。

* 第1項 5名以上、ないし、治安の不安定化を誘発するような集会もしくは会合の実施を禁ずる。
* 第2項 虚偽もしくは人々を恐れさせる、ないしは事実を意図的に曲げて誤解を招くような情報の、書籍、印刷物、電子媒体といった各種方法での流布を禁ずる。
* 第3項 本件非常事態宣言の責任者(プラウィット副首相)が定める、道路、車輌ないし交通機関といった方法での移動を禁ずる。
* 第4項 本件非常事態宣言の責任者(同副首相)が定める、施設ないし場所への進入または使用を禁ずる。
* 第5項 本件非常事態宣言の責任者(同副首相)は必要に応じ、上記第1項から第4項までの適用に関する条件ないし時間帯を定める。

2. 政治集会情報
* 日時:10月15日(木)16時頃から(主催:人民党63)
場所:バンコクのラチャプラソン交差点(エラワン廟のある交差点)

つきましては、在留邦人及び旅行者の皆様におかれましては、不測の事態に巻き込まれることのないよう、お出かけの際には当館ホームページを御参照頂くなど、最新の関連情報の入手に努めるとともに、可能な限り現場周辺には近づかず、安全確保には十分注意を払って下さい。

⇒https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20201015.html

ラチャプラソン交差点の地図

グーグルマップの画像は集会の様子の写真が早速メインに使われている。

グーグルマップスクリーンショット

タイ時間午後8時時点で、タイのテレビニュースを見てみると、まだ多くのデモ隊がラチャプラソン交差点付近に集結したままのようだ。
近くにあるセントラルワールドなどのデパートは閉店時間を繰り上げている模様。

なお、タイ全土での非常事態宣言はずっと続いたまま。
バンコクにおいてのみ、より強い権限をもたせた非常事態宣言を発令したということのようだ。

現在のところ、パタヤへの影響はまったく感じさせない。
ただ、この先、反政府集会の規模が拡大したり、暴動に発展する事態になれば、またしても夜間外出禁止令などの強い措置が取られる可能性もある。

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