バンコク・ドンムアン空港からパタヤへ行く方法は、過去何度も記事にしている。
バスを乗り継ぐにしてもいろんな方法があるが、タクシー以外はどれも時間と体力が必要。
だが、タクシーの10分の1の料金で移動できるのが最大の魅力。
タクシーなら1500バーツ以上はする。
バス乗り継ぎなら150バーツ。
さて、あなたはどっち?
今回のわたしは、ドンムアン空港→A1バスでモーチット・バスターミナル→パタヤ行きバスというルートを選択。
パタヤまで147バーツだった。
パタヤのバスターミナルから中心部までは別途バイタク代60バーツ。
耳タコ的な内容ですが、最新情報も交えて、復習がてら紹介していきます。
初めての人は参考までに。
目次
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ドンムアン空港到着
ペナンからバンコク・ドンムアン空港へ降り立ったのが、タイ時間で午後2時45分だった。
ちょうどこの時間は、成田発バンコク行きのスクート便とバッティングしていた。
調べたところ、スクートのTR869便の到着予定時刻が午後2時55分。
もろかぶりですな。
さらに、成田発ドンムアン行きのエアアジアXJ610便の到着予定時刻が午後2時05分。少しディレイすると、同時間帯になりそう。
午後3時ちょうどにイミグレーションに着いたところ、日本人多数。
他にもフライトが重なっており、イミグレは混雑気味。
45分待ちと書いてあった。
とはいえ、最長5時間待ちとなり世界中から酷評を浴びせかけられたドンムアン空港の待ち時間問題。何とか対策を講じたようで、45分の予定が20分に通過することができた。やればできるぞタイ人。
3時22分にタイ入国。
バッゲージクレームの先に税関申告所。
Nothing to Declearと書かれた緑のレーンが申告無しのレーンだが、大きな荷持を持った人は軒並みX線検査にかけられていた。
なるべくアウトコースを通ると、スルーされやすいかと思う。
到着フロアは1階となる。
さくっとエアポートバス乗り場へ。
A1エアポートバスでモーチットバスターミナルへ
到着フロアに出たら、左へ進む。
この出口を出ると、バス乗り場がある。もう一つ隣の出口でも可。
3時25分、すでにA1バスが停まっていた。すぐさま乗車。そして、15秒後に発車。
外見の写真を撮る暇すらなかった。
A1バスはこんな感じです。
なお、BTSモーチット駅まで行くなら、A1でもA2でもいい。
が、モーチット・バスターミナルまで行くにはA1バス。
料金は30バーツ。
出発後、車掌へ直接払う。なるべく小額紙幣かコインでどうぞ。その際は、モーチット・バスターミナルまで行きたいと告げておきましょう。
ただし、バスターミナルでは通じにくい。バスステーションというのがベター。タイ語ならボーコーソーで通じる。
バスはほぼ満席。外国人率が高い。ちゃんと停留所では英語名で伝えくれるんで心配なし。
3時52分、BTSモーチットならびに地下鉄チャトゥチャック駅に到着。BTSと地下鉄は隣接しており、どちらも歩いてすぐ。
ここで大部分の乗客が下車。
が、バスは終点モーチットバスターミナルまで行ってくれる。堂々と乗っていればいい。
午後4時7分、モーチット・バスターミナル到着。
バスターミナルの東側付近に停車する。少し歩くと、バスターミナルのオレンジ色の建物が見える。
モーチットからパタヤへ
ひたすらターミナルを目指す。
ほぼ直進して、中へ。
すると、すぐにパタヤ行きバスのチケット売り場がある。
売り場番号48番。
午後4時9分、チケット売り場到着。
すぐさま購入。
料金は117バーツ。
なんと10分後の4時20分発のバスだった。
乗り場は78番と書いてある。
さあ急げ。
おっと、パタヤ行きロットゥ乗り場が増えている。
これは大型バスとは別物だ。間違えるな。
おそらくアヌサワリーのロットゥ乗り場が移転したせいなんだろうけど、なんだかさらにわかりにくくなっているなあ、モーチットの乗り場は。
さらに大型バスをかきわけ、一番右端にある78番乗り場へ急ぐ。
4時12分、乗り場到着。
すでに乗車は開始されていた。
ふう、疲れるな、モーチットは。
ここで、注意!
モーチット・バスターミナルはエカマイに比べるとはるかに巨大です。
わたしは何度も利用しているため、2,3分でチケット売り場から乗り場まで移動可能ですが、はじめて訪れる人は迷子となりかねない。へたすると10分以上かかる可能性もある。そもそもチケット売り場にたどり着くのすら苦労するかも。
初めてモーチット・バスターミナルに来る人は、時間に余裕を持ってどうぞ。5分後や10分後のバスだと乗り遅れる可能性あり。ゆっくりしたい人は、次のバスまで待ったほうがいい。おそらく昼間なら30分に1本程度の割合で運行されているはずなんで。
まだ出発まで5分ほどある。
腹が減ったので、ルークチンのソーセージを2本購入。
なんと1本20バーツだってさ。そりゃあないよ。
車内で食事は禁止につき、急いで外で食べる。
わたしが最後の乗客で、定刻通り、午後4時20分にバスは出発した。
慌ただしいったらありゃしない。
途中、バンコク市内で渋滞に巻き込まれて、けっこう時間がかかった。
6時59分、ノースパタヤにあるバスターミナルに到着。
所要時間は2時間40分ほどだった。
すでに日が暮れてしまった。
パタヤ中心部へ
ノースパタヤのバスターミナルからパタヤ中心部へ行くには、いくつか方法がある。
無難なのは、ターミナル内からの乗り合いソンテウ。パタヤ中心部のホテルなら、基本的にすぐ目の前まで行ってくれる。ソイブッカオあたりだと面倒なのかセカンドロードで降ろされて、あとは歩けと言われることもある。どちらにせよ50バーツ。
また、順番に客を送り届けていくため、運が悪いと最後になってしまい、かなり時間がかかる。
ターミナル内で待機しているバイクタクシーは、ぼったくり傾向が強い。ソイブッカオまで100バーツと言われることもある。
ノースパタヤ通りまで出て、横断歩道を渡り、流しのソンテウを使う方法が一番安上がり。
これならビーチロードまで行っても10バーツだ。たまにそれ以上進むならさらに10バーツよこせと言われることもあるが、基本料金は10バーツ。
ただし、最近は乗り合いソンテウの本数が激減。10分待っても20分待っても通りかからないことがある。
いろいろ疲れてしまい、今回は横断歩道を渡った先でソンテウを待たず、バイクタクシーを利用することにした。
ここのバイクタクシーは、正規運賃を謳っていて、ぼったくりなしが売り。
ソイハニーインと告げると、言い値は60バーツ。
うん、適正価格ですな。本当は50バーツかもしれないが、現状では60バーツの言い値はいっそ良心的かも。
即決で行ってもらう。
サードロードの交差点付近は渋滞気味だったが、10分ほどでソイハニーへ無事に到着。
夜7時15分だった。
乗り合いソンテウなら50バーツだけど、おそらくもっと時間がかかっただろう。
それなら、横断歩道を渡ったところのバイタク利用が正解。もちろん、巨大なスーツケースがあると少々厳しいし、バイタクはちょっと怖いのが難点。慣れればどうってことはないが、ソンテウに比べると交通事故のリスクは格段にアップする。
このあたり、各人の判断でどうぞ。
とにかく1バーツでも安く移動したいなら、ひたすらノースパタヤ通りで乗り合いソンテウを待ちましょう。
その他のルートと比較
ドンムアン空港からパタヤへ行くには他にもいくつかルートがある。
軽く比較してみよう。
スワンナプーム空港経由ルート
ドンムアン空港からローカルバス554番でスワンナプーム空港のトランスポートターミナルへ。そこからさらにパタヤ行きのエアポートバスに乗り換える方法。
関連記事:ドンムアン空港からローカルバスでスワンナプーム空港やモーチットへ行く方法。バスを乗り換えてパタヤへ。
スワンナプーム発パタヤ行きエアポートバスが満員のことが多いのが難点かな。
ただ、エアポートバスはパタヤまで高速道路を使うため、バンコク市内の渋滞とは無縁。
乗り継ぎがうまくいけば、モーチットルートよりも早くなるだろう。
早朝にドンムアン空港に到着した際は、A1バスがまだ運行しておらず、このルートが一番だと思う。もしくは、モーチットまでタクシーないしローカルバスで移動してパタヤ行きバスに乗る方法もある。
エカマイ経由ルート
A1ないしA2バスでBTSモーチット駅下車。BTSに乗り換えてエカマイ駅へ。さらにエカマイ・バスターミナルでパタヤ行きバスに乗る。
エカマイ・バスターミナルは小さいのでモーチットに比べると歩く距離は格段に短くなる。利点はこれくらい。
乗り換えの手間が1回増えるのが最大の難点。いちいちBTSに乗るのは面倒だ。さらにエカマイ発パタヤ行きバスは人気路線で待ち時間多め。
バンコク市内に用事がないかぎり、このルートは非推奨。A1バスでモーチット・バスターミナルまで直行したほうが楽。
ロットゥルート
タイ人の友人に教えてもらった方法。
ドンムアンの隣町であるランシットからパタヤ行きのロットゥが運行されている。
これはドンムアン空港前の道路を通過する。ドンムアン空港前の路上でロットゥに乗車できれば、パタヤまで直行可能。降車場所はパタヤカンのハーバーパタヤ近くとなる。
このルートは実際に試したことがないし、ドンムアン空港前でロットゥを拾うのはかなりハードルが高いように思える。あと、ロットゥは運転がとにかく荒く、ちょっと怖いです。
鉄道ルート
ドンムアン空港からローカル電車でファランポーン駅へ。
さらに列車でパタヤを目指すという無謀かつローカル情緒満載ルート。
関連記事:バンコク(ドンムアン空港・ファランポーン駅)からパタヤへ列車で行く方法
最安値コースだが、よほどのもの好き以外非推奨。
まとめ
A1バスでモーチット・バスターミナルまで移動して、パタヤ行きバスに乗り換えるルート。
移動手順は以前とまったく変わりなし。
ドンムアン空港からパタヤへはこれが一番無難なルートと言えますね。
ドンムアン空港のイミグレーションを抜けたのが午後3時22分。
パタヤのソイハニーへ到着したのが午後7時15分。
所要時間は、3時間53分。
2つのバスとも待ち時間がほぼゼロだったので、おそらく最速タイムに近いはずだ。あとは、バンコク市内の渋滞次第。
成田発ドンムアン行きのスクート便を利用する人で、そのままパタヤへ直行するなら、このようなタイムスケジュールとなるはず。成田発のエアアジア便なら、あと30分から60分ほど早くなる。
参考にどうぞ。
少し遅れたとしても、夜8時にはパタヤのホテルにチェックインできるでしょう。
ちょうど夜が始まる時間ですな。
バス代:30バーツ+117バーツ=147バーツ
バイタク代:60バーツ
合計:207バーツ
パタヤで流しの乗り合いソンテウを使えば合計157バーツとなるが、まあバイタク利用がベターですかね。それでも200バーツなので、タクシーに比べると格段に安い。
とはいえ、かなり疲れます。
すべての行程を熟知していても疲れました。
日本から7時間LCCに乗ってきたなら、さらに疲れるはず。
急いでバスを乗り継ぐ必要もないと思うんで、モーチットあたりで一休みしたほうがいいでしょう。
パタヤの夜は長い。のんびりいこうぜ。
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