タイのビーチリゾートとしては、パタヤ以上にはるかに有名なのがプーケット島だ。
パタヤを知らずとも、プーケットは知っているという日本人が大半かもしれない。
パタヤほど極端にナイトライフが特化されているわけではないけど、プーケットにも夜遊び場所は多し。
ちょうど友人二人がプーケットへ遊びに行っているので、わたしが数年前にプーケットを訪れた時の話でもしてみよう。
調べてみると、2011年の9月とある。
3年半のこと。
友人K氏と二人での旅行。
プーケットは3泊した。
プーケットへ
日本からタイ国際航空を乗り継いでプーケットまで。
プーケット空港からパトンビーチにあるホテルまでタクシーで500バーツだった。
ちなみに、現地プーケットからの最新情報では、
空港内のタクシーカウンターでの提示額が800バーツ。
空港出口を出て右手にあるタクシーカウンターでの提示が1300バーツ。
今すぐ行くから1300バーツだと煽り立ててきたそうな。
ただし、以前はなかった乗合バスが運用されるようになった。
友人二人は乗り合いを利用。
一人、180バーツ。
まだ安いほう。
でも、途中で旅行代理店に連れて行かれて、無理やりツアーを組まされそうになったとぼやいていた。
しかも帰りのタクシーをここで予約しろとしつこく迫ったきたそうな。
あげくの果てには、ホテル前まで連れて行ってもらえず、最後は歩かされたそうだ。
やっぱりプーケットの乗り物事情はひどい。
わたしが実際に宿泊したのは、
パトン パール リゾーテル (Patong Pearl Resortel)
場所はパトンビーチから歩いて2,3分の立地。
繁華街であるバングラー通りまでなら5分ちょっと。
当時は1200バーツほどで宿泊できた(現在は値上がり)。
部屋もわりに綺麗で何の問題もなかった。
海は見えないけど、スイミングプール付き。
コストパフォーマンスの高いホテルだった。
でも、ジョイナーフィーが200バーツという実にセコイ設定(現在は不明)。
プーケットの夜遊び情報
さて、話を戻して、プーケットの夜遊びについて。
わたしが訪れた当時は、あまり情報がなかった。
バングラー通りで遊べるってことくらい。
パトンビーチ・バングラー通りの看板
バングラー通りはウォーキングストリートの道路幅を少し広くしたような感じで、通りの両端がほぼバーやレストランで埋め尽くされているという点ではまったく同じ。
ただ、ゴーゴーバーの数は少ない。バービアがメインだ。
初日
バングラー通り沿いにあるバービアで連れ出ししようとすると、なんとロングで4000バーツの提示。
そりゃあ無理だ、お願いだからマケてとお願いすると、
「わかった。じゃあ3999バーツね」とのつれない返事。
ダメだ、こりゃ。
初日は玉砕。プーケットで一人寝。
わたしは記憶がないけれど、友人二人からの最新情報。
バービアでのドリンク代にもサービス税がかけられたとのこと。
元々高めのドリンク代にさらに税金か。
バービアで飲むだけでもけっこうな出費になりそうだ。
2日目
バングラー通りにバカラができたとの情報があり、実際にパタヤと同じデザインの看板も上がっている。
が、どう探しても店が見つからない。
客引きに「バカラ」と伝えると、看板の上がっている建物の3階へ案内された。
けれども、どうにも怪しい。
ゴーゴーバーではなくて、普通のラウンジのようだ。
ちょっときな臭いのですぐに出た。
が、ここまで来るとどうしてもバカラへ行ってみたいじゃないか。
別の客引きに声をかけられたので、バカラと伝えると、1階にあるゴーゴーバーへ連れて行かれた。
あ、ここは普通にゴーゴーバーだぞ。
バカラかどうかはわからないけど、とりあえずビールを注文。
ビールとともに置かれた請求書をチェック。
ビール1本700バーツ!
あちゃあ~
やられた。
が、まだビールには口をつけていない。
ここは一気に退散だ。
K氏を無理やり連れて、一目散へ出口へ。
客引きが追いかけてきたが、完全無視。
なんとか事なきを得た。
まあ、事前に料金をちゃんと確認しておかなかったことと、そもそも客引きなんかについて行ったのが失敗の原因。
運良く無傷で済ませられたが、ヘタすると暴力沙汰になるところだった。
タイ在住の友人にあとで事情を話すと、ちょっと危ない行為だと注意された。
タイで夜遊びして長いけど、いわゆるボッタクリプライスを提示されたのは、この一回きり。
ウォーキングストリートにも似たような客引きがいるけど、ゼッタイについていかないことだ。
と、気を取り直して、ロックハードというゴーゴーバーへ自力で入店。
ここはまったく問題ない普通のゴーゴーバー。
わたしはロングでペイバーした。詳しい額は忘れたけど、バーファインが600でチップが3000くらいだったような。まあ、2011年当時ならパタヤでも似たような額だったはずで、特に高くない。
名前も顔も覚えていないダンサーだけど、ちゃんと朝まで一緒にいてくれた。
3日目
前日の昼間にマッサージ屋の若いマッサージ嬢二人と仲良くなっていた。
で、友人K氏もまじえてダブルデートしようと話がまとまる。
ペイバー代500バーツ(ちょっと高いな)を払って、ジャンクセイロンへ映画を見に行く。
その後、部屋でマッサージしてよと、ホテルへお持ち帰り。
もちろん、マッサージはマッサージでも、スペシャルマッサージのみ。
チップは1000バーツでオッケーだった。
マッサージ嬢を帰してから、最後の夜はバングラー通りからちょっと脇道に入ったところにあるバービアへ。
ここは、ドリンク代もペイバー代も安かった。
若くてかわいい子がいて、思わずペイバー。
ロングのチップも2000バーツでオッケー。
プーケットのリゾート価格にしては安い。
プーケットのバービアで遊ぶなら、バングラー通り沿いはやめて、路地に入ったところだな。
バングラー沿いは高すぎる。
結局、この日は、一日3発の荒修行。
朝、ゴーゴー嬢の目覚めの一発。
昼、マッサージ嬢とスペシャルマッサージ。
夜、バービア嬢と就寝前の一発。
うまく遊べば、それなりに安く上げられることが、プーケット滞在最終日にしてわかった。
まとめ
わたしも友人K氏の意見も一致している。
夜遊びだけをメインにしたプーケット旅行は、もう行かない。
パタヤのほうが断然安いし、選択肢も多い。
また、日常の移動手段やレストランもパタヤのほうが安い。
ただし、プーケットのほうが海は綺麗。
現在、プーケット旅行中の友人二人の意見も一致。
二度と行かないだろうと。
パタヤがいかに安くて便利かが、身に沁みてわかったと言っていた。
と、まあ、プーケットをこき下ろすかのような論調になってしまった。
でも、普通にツアーで行って、ビーチリゾート気分を満喫するには、プーケットは悪くないと思う。
少なくともパタヤよりは、ビーチリゾートという点でははるかに上だ。
夜は、ちょっと酒を飲む程度にして、リア充同士でディスコで遊ぶくらいなら、かなり楽しいんじゃないでしょうか。
ペイバーするにしても、最終日のわたしのように、マッサージ屋やちょっと外れた場所にあるバービアをうまく活用すれば、安く上げることが可能だ。
プーケットタウンのほうに行けば、もっとバリエーション豊富な夜遊びスポットもあるようだけど、現地情報に通じた知り合いがいないと難しそうだ。
移動だけでも面倒なのだ、プーケットは。
ほんの1キロ2キロの移動でもトゥクトゥクやタクシーが200バーツ以上請求してくるし。
ちゃんと国際免許証を取得して、バイタクを借りるのがいいかも。
それでも地元警察が難癖をつけて賄賂をむしり取ろうとするだろうけど。
日本からプーケット島への行き方
日本からは乗継便での渡航となる。
ざっと、スカイスキャナーで検索したところ、
クアラルンプール乗り継ぎのマレーシア航空
ドンムアン乗り継ぎのエアアジア
このあたりが安値で、5万円前後。
もちろん、タイ航空でのスワンナプーム乗り継ぎも可能だ。
やや割高ながら、一番楽で安全なのはタイ航空便。バンコクでストップオーバーも可能なので、プーケットとバンコク(もちろんパタヤも)の両方を楽しむことができる。
エアアジアでも同じようにバンコクでのストップオーバーができる。ただ、それぞれの区間ごとの購入となるため、多少手数料がかさみそうだが。
スカイスキャナーの検索では異常な高値で表示されることもあるが、LCCの香港エクスプレスが香港・プーケット間のフライトを格安で運行している。
日本から香港へはピーチ航空か香港エクスプレスで。
うまくプロモーションを利用できれば、日本からプーケットまで片道2万数千円程度で行けそうだ。
また、バンコクから国内線LCCも各社運行。
選択肢がありすぎて困るほどだ。
バンコクからプーケットまで陸路でも移動可能。
大型バス、ロットゥーなどで10時間はかかりそうだ。
カオサン通りからツーリストバスも出ている。
ただ、この南部方面路線は、昔からとかく悪評高い。
ラッゲージスペースに預けたカバンから貴重品を抜かれたり、提供したドリンクに睡眠薬を仕込んで財布を盗むなんてケースが多い。
旅行代理店で申し込むのだが、その代理店の人も、とにかく気をつけろと言ってくるほどだ。
これだけLCCをはじめ各路線が充実してきたのだから、もう飛行機一択でいいと思う。
タイ南部方面の危険情報は、「地球の歩き方」で詳しく取り上げられているので、一度は読んでおこう。
プーケットのホテル情報
何かと物価の高いプーケットだけど、意外とホテル代はリーズナブルだ。
むろん、高級リゾートホテルは天井知らずだけど、安くて快適なホテルも少なくない。
パタヤと似たようなホテル環境と言えそう。
当然、ビーチ沿いのホテルのほうが高くなる傾向。
夜遊びメインの人は、バングラー通りから徒歩10分以内のところにホテルを取るべし。
シーズンにもよりけりだが、1500バーツ出せば、それなりのホテルに泊まれる。
ビーチから離れると、バックパッカー向けの格安ゲストハウスもたくさんあって、1泊500バーツ程度で泊まれる。トイレ・シャワー共同だったりもするので、連れ込みには不向きだけど。
シルバー リゾーテル (Silver Resortel)
上記で紹介したパトンパールリゾーテルの並びにある。日本人経営で評判がよい。パトンビーチのすぐ近く。バングラー通りまでは歩いて5分くらいだろうか。
1月のハイシーズンでもプロモーション価格で税込み1500バーツ。
立地条件、価格など、このホテルを基準に選べばいいと思う。
(追記)2018年プーケット情報
2018年4月にプーケットを再訪した。
夜遊びの価格は間違いなく高騰している。とりわけバングラ通り沿いは高い。
ゴーゴーでは、ショート3000、ロング6000。バービアでもショート2000から3000、ロング4000から6000。へたするとこれ以上かも。
もちろん、場末系のバービアはもっと安く遊べるはずだが。
詳しくは以下の記事一覧からどうぞ。
フライト、空港からの移動方法、ホテル情報、食事情報、夜遊び情報をたっぷり詰め込んだ記事を書いておきました。
・プーケット空港からパトンビーチへミニバス移動
・プーケットの夜。パトンビーチのゴーゴーバーとバービア調査。
・プーケット二日目。バングラ通りバービアで夜はふけて。
・プーケットでもケバブ。レバノン式ケバブがうまかった。
・【夜遊び向け】プーケット・パトンビーチのおすすめ格安ホテル。エクスパットホテルとC&Nホテル。
・プーケットからパタヤ・ウタパオ空港へ。周遊旅行終了。
・プーケット夜遊び情報まとめ。パトンビーチのゴーゴー、バービアなどなど。
プーケットとパタヤの夜遊びガイドブック