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洋書 千夜一夜ライブラリー

ロンリープラネットのタイ語会話本。英語だけど、使い勝手がよくて便利。

投稿日:2015年4月20日 更新日:

「Lonely Planet Thai Phrasebook」by LONELY PLANET

ロンリープラネットタイ語本

タイの本屋ではよく見かけるポケットサイズの英タイ会話集。発行元は、かのロンリー・プラネットだ。

これは、非常に便利な1冊。

本家のガイドブックを読んだことのある人はご存知だろうが、ロンプラはとにかく文字情報が多い。
このタイ語本も、とにかく中身が濃い。
日本の会話集のような軟弱なイラストなんぞ、一切ない。ひたすら文字情報が並ぶ。硬派かつ濃厚な内容だ。

発音記号は、英語のものをタイ語へ流用したような形で表記。きちんと解説されているので、カタカナ表記よりも実用度は高い。
「行く」の「パイ」は、一見すると「bai」と書いてあるように見えるが、bの上に小さな横棒が足されていて、bでもpでもない発音だとすぐにわかる。
英語に相当する発音は、以下のように書いてある。

rib-punch
bとpを同時に縮めて発音しろということか。

デックのdと、ダーオのdも区別してある。
ダーオのdの発音は、
hard-times
dとtの中間音となる。

こういう発音の説明は日本語表記ではほぼ不可能なんで、少々英語の発音がわかる人には、けっこう有益かも。

また、タイ語が少しだけでも話せる人には、逆に英語の勉強になるスグレモノ。
英語とタイ語が初級レベルの人には、とても勉強になる。

文法構造的には、タイ語と英語は似ている。
よって、英語とタイ語を単語単位で並べると、どういう文の作り方となっているかが一目瞭然となる。

John has never gone to Chiang Mai.

この文の解説がこうなる。

jon mai keui bai cheeang mai
(John not ever go Chiang Mai)

上段が発音。
下段が、タイ語の単語をそれぞれに対応する英単語に直した語順。
こういった書き方は、文法的には大違いの日本語では表記しようがない。

未来形の「ja」を説明する時はこんな感じ。

He will buy rice.

kow ja seu kow
(he ja buy rice)

jaの位置をタイ語で挿入している。
日本語で考えるよりも、はるかにわかりやすい。

実践編に入ると、シチュエーションごとに例文が載っている。
そこに単語を当てはめていけば、次々にフレーズが作れるという寸法。

このやり方は正解だと思う。
実際に使いそうな場面を想定して、あてはめる単語を変えてみる練習はとにかく有効。
これを繰り返していけば、きちんと文章を組み立てて話せるようになるからだ。
単語だけのなんちゃって会話でも、まあ通じるんだけど、せっかくなら文章にしたほうがかっこいい。

 

料理の説明もやたらと詳しい。でも文字だけ。かなり想像力がいる。
ただ、基本的な料理名は、調理法と具材によって決められるので、その調理法と具材の英語表記さえ覚えてしまえば、応用がきく。
実際、タイのレストランでは英語メニューが多い。
特にパタヤでは、ほとんど日本語メニューは見かけない。
タイ語が読めないなら、英語メニューで判断するしかない。
でも、この本で予習しておけば、なんとなく想像できるようになる。

あと、意外と夜の会話なども掲載してあって、さすがロンプラさん、わかってらっしゃる。
日本で出版されている真面目系のタイ語学習本は、その点やはり固い。夜遊び系の会話集だけでは、ちょっと物足りないし。

プチコラムも掲載されていて、「ファラン解説によるファランの語源」とか、タイ人との接し方など、興味深い。

巻末には、英タイ・タイ英の単語集も完備。
日本語の類書よりも収録数はかなり多い。
日本語がわからないタイ人でも、英単語くらいなら読めるので、意味を聞くときに活用できる。

 

そんなわけで、この本はかなりよくできた一冊。

ただ、わからない英単語にぶち当たると、英和辞典を引かなくちゃいけないのが、面倒。まあ、それはこっちの英語力のなさが原因。
逆にいえば、英語の勉強にもなるのだ。
高さ13センチ。やすやすとポケットに入るサイズなので、持ち運ぶ際にもカバンいらず。手ぶらで外出できる。

わたしは、外出の時、ズボンのポケットに突っ込んで外出することが多い。
かなり使い込んだせいで、かなり傷んできた。

ロンリープラネットタイ語本 (1)

日本語タイ語辞書だと、ほとんどのタイ人には使えないけれど、この英タイ辞書ならば、お互いに見せ合って意味を確認できるよ。
まあ、最近では、タイ人もスマフォの翻訳アプリを使っているけどね。

 

タイ国内の本屋でも入手は簡単。パタヤの街角にある新聞の売店なんかにも置いてあるかも。
また日本国内の本屋でもたまに見かける。大きな書店の洋書コーナーには置いています。わたしも紀伊国屋で買いました。
↓新版が出たようです。

タイ語と英語が日本語が一つになった3カ国語会話集も出ている。わたしも以前購入したことがあるけど、ろくに使わないまま、飛行機の座席ポケットに入れ忘れてきてしまった。
英語・タイ語だけではちょっと敷居が高いなあ、と感じている人は、まずこちらからどうぞ。タイ語と英語がいっぺんに勉強できる。

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