シンガポールからタイへのフライト
ゲイランでの宿泊を終えて、朝を迎えた。
長居無用のシンガポール。
ゲイランの雰囲気は味わえた。
もう満足だ。
今はパタヤが恋しい。
無性にパタヤが恋しくなったのだ。
この旅行記ではかなり内容を省略しているけど、実は、タイを出国してからすでに2週間以上経過していた。
インドネアシアとシンガポールをめぐってみて、身に沁みてわかった。
やっぱり、タイがいい。
パタヤが一番だ。
帰ろう。
あの背徳と享楽の海岸へ。
日程的にはまだまだ余裕があった。
当初の計画では、シンガポールからマレー半島を縦断して、タイに戻ろうかとも考えていた。
シンガポールからジョホールバルへ入り、そのまま北上。
タイ南部を通過して、途中、ハジャイやサムイ島などにも寄り道しつつ、バンコク・パタヤを目指すルートだ。
が、やめた。
マレー半島縦断旅行は以前にも経験済みだった。
それに何よりも、パタヤが恋しくてしかたない。
もはや、ビョーキである。
飛行機であっさりとタイへの帰還を決意。
ゲイラン周辺に意外と旅行代理店がなく、ホテルもWi-Fiが接続できなかった。
面倒なので、直接、空港に乗り込むことにした。
チャンギ空港のLCC用ターミナルの窓口でチケットは購入できた。
TIGER AIRWAYSで、178シンガポールドル。約1万2千円だった。
前売りチケットならもっと安く手に入っただろうが、もう気分はタイへ飛んでいた。
あっさりと搭乗開始。
一路、スワンナプーム空港へ。
パタヤへ帰還
スワンナプーム空港到着。
すぐさま、エアポートバスでパタヤへまっしぐら。
スクンビット通りにある「WELCOME TO PATTAYA CITY」のアーチ状の看板が目に飛びこんで来る。
何度見ても、この看板にはテンションが上がる。
おお、帰ってきた。
いつものドゥアンナムインにチェックイン。
レセプションのお姉さんが笑顔でお出迎えだ。
さっそく、バービアに繰り出す。
ブッカオのさびれたバービアである。
間違いなくゲイランのタイ人置屋のほうがレベルが高い。
でも、氷入りのグラスにリオビールを注いで、一口飲んだ時の安堵感と爽快感といったら、そりゃあもう無上のものだった。
最高。
やっぱりパタヤが一番かな。
結局、そこに落ち着く。
わかってはいるが、たまには他の国や街を体験してみたくなるのだ。
でも、最後はパタヤが恋しくなってしまう。
その繰り返しである。
夜の旅に終わりはない。
これにて、パタヤ発アジア夜遊び紀行「インドネシア・シンガポール編」終了。
(まとめを挟んでから、パタヤアパート沈没編とタイ・ラオス周遊編に続く。)