インドネシアとシンガポールをめぐる今回の夜遊び旅行。
ルート、予算、夜遊びについてまとめてみた。
特にインドネシアのジャワ島を横断してみたいという人には参考になるかも。
旅行関連
期間
15泊16日
ルート
パタヤ(バンコク)→ジャカルタ→バンドゥン
→ジョグジャカルタ→スラバヤ
→バタム島→シンガポール→パタヤ(バンコク)
移動・交通費
航空機
バンコク・ジャカルタ間(タイ航空)
スラバヤ・バタム間(ライオンエアー)
シンガポール・バンコク間(タイガーエアウェイズ)
バンコク・ジャカルタ間のフライトはマイレージ特典だったので、無料。
ほかの2つのフライトがれぞれ12,000円くらい。
前日予約ないし当日の飛び込みだったので、ちょっと高くなってしまった。
計画的に予約すれば、もっと安くできそう。
列車
ジャワ島内の移動はすべて列車利用。
列車代トータル:3800円
安いなあ。
フェリー
バタム島・シンガポール間はフェリー利用
フェリー代:1700円
その他、空港までのバスやタクシー代、市中のバイタク代とかで5000円くらい。
バタム島のタクシー代が高すぎた。ちょい乗り500円とか600円だもの。
交通費トータル:34,500円
インドネシア国内を鉄道だけで移動するぶんにはとても安上がりで旅行できる。
やはり、旅は鉄道がいい。
ただ、スラバヤからジャカルタなりバタム島へは、あまりにも距離があるので飛行機利用推奨。
(あと、インドネシア入国VISA代が別途35USドルかかっている。)
宿泊費
インドネシア式のゲストハウス(ロスマンという)利用と、格安ビジネスホテルを利用。
一泊あたり18万ルピアから25万ルピアほど。1800円から2500円ほどだ。
ロスマンのほうが安い。
ジャカルタのジャラン・ジャクサの安宿はファンのみのシングルで、1300円。
インドネシアの宿は、基本的に朝食付きだった。
特にロスマンは、各部屋にポッドでお茶を用意してくれるので、実にありがたい。
なお、シンガポールだけ高値で1泊約4000円。
宿泊費:トータル約4万円
予約はせずに、すべてウォークインで済ませた。
バックパッカー的な旅行に慣れていない人は、予約していくのがベター。
前日の夜にでもネット予約しておき、当日チェックイン時にパソコンやスマホの画面でバウチャーを見せれば通用するはず。(たまに紙に印刷しないとダメと言われることもあるけど)。
安宿系はAgodaとBooking.comが充実している。
タイ以外の国では、Booking.comをよく利用しているが、紙に印刷されたバウチャーを見せろといわれたことは一度もない。
タイのサメット島でもバウチャーなしでチェックインできた。
食事
朝食はホテルで無料。
メインは屋台やローカル食堂を利用。
ナシゴレンやミーゴレンなどの定番料理が一皿120円くらいだった。
観光客向けのレストランやショーッピングモールのフードコートでも200円から300円くらい。
あとは、ファストフードもよく食べた。
KFCなどのチキンセットには、必ずご飯がついてきて、300円くらい。なかなかお得。
全体的に食費は安い。
一日500円もあれば充分だ。
タイと同じくらいの感覚でいけるはず。
これに少々、飲み代がプラス。
イスラム圏だが、ビールも気軽に飲める。
ビンタンビールがうまい。
食費飲み代トータル:10,000円
(細かくメモを取っていないので概算)
観光
ボロブドゥール・プランバナンへの日帰りツアー代が4500円。
あとは、ジョグジャカルタでの王宮などへの入場料が数百円程度。
ジョグジャカルタ以外、ほとんど観光らしい観光はしていない。
ぶらり町散歩したくらい。
観光費用:5000円
以上を合計すると、
旅行費用トータル:約9万円
インドネシア夜遊び代
夜遊び代トータル:25,000円
置屋を中心に計6回遊んだ。
女性へのチップ代とガイドへチップ代込みでトータル25,000円ほどかかった。
バタム島のチップだけで1000円(10万ルピア)要求されたので、けっこうバカにならない。
インドネシアの夜遊びのチップは高いようだ。
最安値は、やはりスラバヤのドリーだった。ハイクラスを選んでも1500円。
ガイドに頼らず、すべて自力で置屋をまわり、交渉もインドネシア語で行えば、たぶんもっと安く上がりそうだ。
でも、ジャカルタにあるような高級SPAで遊べば、1万円以上するそうな。
このあたりは、タイでも同じこと。
ローカル置屋やバービアで遊べば安上がりだが、ゴーゴーバーや高級MPで遊べば天井知らずとなる。
旅行代と夜遊び代をすべて合わせた総支出
総トータル:115,000円
移動代、宿泊費、食費、夜遊び代などをすべて合計した額は、ざっと11万5千円となった。
夜遊び代はかなり抑えられたと思うけど、移動代に金がかかった印象だ。
突発的に飛行機を利用すると、どうしても高くなってしまう。
このあたりは、事前に格安でLCCを手配しておけばいいのだが。
日本から出発してジャワ島横断旅行をするには?
今回の旅行はパタヤ発という、ちょっとかわったパターンだった。
日本から直接インドネシアへ行って、今回のようなルートを取るにはどうすればいいのか。
日本からジャカルタへは直行便が出ている。
もしジャカルタから、今回の旅行と同じルートで移動するなら、シンガポールからまだジャカルタに戻る必要がある。
当然、復路のジャカルタ・シンガポール間のフライトだけは捨てることになる。
とすると、シンガポール航空でも使って、シンガポール経由でジャカルタ行きを確保しておくのがいいかも。
ジェットスターを使ってシンガポールに行って、そこから別のLCCを利用する手もある。
エアアジアでバンコクからクアラルンプールを経由する方法もある。
日本からのフライトにもLCCを組み込ませると、いろいろなルートが考えられそう。
もちろん、タイ航空のバンコク乗り換えジャカルタ行きでもオッケー。
往路か復路でストップオーバーすれば、タイにも滞在できる。
スラバヤからバタム島へは行かず、さらに東へ進んでバリ島へ渡るのもおもしろいかも。
バリ島からは日本への直行便も出ているし。
(ジャカルタinのバリ島outというオープンジョーチケットがあるかは不明。)
とにかく、いろんなルートが考えられる。
各自の日程や予算に合わせて、考えてみてほしい。
まあ、わたしは行き当たりばったりが好きなので、こんなルートになってしまったけど。
言葉の問題
ホテルや交通機関などでは、まったく問題なく英語が通じた。
観光客目当てのバイタクやタクシー運転手も英語でオッケー。
ローカルな屋台や食堂では英語は通じにくい。
ただ、インドネシア語はアルファベット表記で、しかも普通にローマ字読みをすれば、ほぼ発音できてしまうため、意外とコミュニケーションははかりやすい。
料理名も単純な作り。
ナシ=ご飯
ミー=麺
アヤム=鶏
ゴレン=炒める
といった感じで、あとはそれらを組み合わせるだけでいい。
発音もシンプルなので、タイ語よりもはるかに取っ付きやすい。
わたしが覚えたインドネシア語は、
トレマカシ=ありがとう
サマサマ=どういたしまして
ブラパ=いくら
ティダウサー=いらない
せいぜい、これくらい。
これで何とかなった。
夜のお姉さまの英語率は、半々くらい。
まあ、話せるといっても、単語を並べるくらいだけど。
あと、ジョグジャカルタの置屋で日本語が通じたのは単純にびっくりした。あれは特殊な例だろう。
置屋のボスには英語が通じた。
インドネシア夜遊びまとめ
最後にインドネシア夜遊びについて。
たぶん、インドネシアの奥はかなり深い。
まだまだ知られていないスポットが山ほど眠っていそうだ。
今回まわったのはジャワ島の主要都市のみ。
他にも中規模都市がまだまだある。
しかも、巨大なスマトラ島には足を踏み入れていない。
あれだけの島なので、遊ぶところも多そうだ。
なにせ人口が2億を超えるインドネシア。
日本の倍ほどの大所帯だ。
どれだけ隠れたスポットがひそんでいるのか見当もつかない。
しかも、ネット上でもあまり詳しい情報が見当たらない。
以前は、ジャカルタですら調べるのが面倒だったくらいだ。
最近はようやく増えてきた。
だが、地方となると、一部の好事家以外ほとんど未開の地に等しい状況。
インドネシア語を少し覚えて行動すれば、どんどん開拓できそうなのだが。
バンドゥンの置屋が今回のインドネシア旅行最大の収穫だったかも。
あの魔窟のような置屋街は一見の価値ありだ。
たぶん、あのような置屋街がインドネシア各地にあるのだろう。
そう考えると、インドネシア、おそるべしだ。
ちなみに、これは友人情報だが、バリ島のローカル置屋では一発500円とか1000円くらいらしい。
地元のガイトに連れて行ってもらったそうな。
まあ、それはそれはおそろしい場所だったみたいだけど。いろんな意味で。
滞在地としては、ジョグジャカルタが気に入った。
町の雰囲気もいいし、遊ぶところもたくさんある。
物価も安いし、長居してもいい。
駅前はほどほどに栄えていて、生活にまったく不便はない。
スラバヤのドリーは後に壊滅した。もはや、スラバヤは行く必要ないかも。
ドリー以外はまだ残っているようだけど、わざわざ行かなくてもって感じかな。
バタム島は個人的には、もうダメダメ。まったく合わなかった。
レベル低いし、値段高いし、町の雰囲気悪いしで、楽しくない。
というわけで、当たり外れはあるものの、安く遊ぼうと思えば、かなり安上がりに遊べるインドネシア。
来年2015年1月からは入国ビザが免除になるとのこと。
まだまだ情報が少なくて苦労しそうだけど、開拓精神あふれる夜の冒険者ならば、一度は突撃してみるべし。
おっと、忘れてた。
シンガポールは、まあ、気軽でいいんじゃないでしょうか。
いろんな国の人たちとお相手できるし。
ただ、いかんせん、物価が高い。
飯はゲイランの食堂なら安いけど。
あと、マーライオンはしょぼい。
夜遊びMAXシリーズにインドネシア編が加わった。ジャカルタだけでなくて、ジョグジャカルタ、バタム、シンガポールなども載っている。