ゴーゴー嬢を呼び出す
インドネシア・シンガポール旅行からパタヤへ無事帰還。
次のミッションは決まっていた。
パタヤでアパートを探すことである。
昔から一度やってみたかった、タイ・パタヤでのアパート暮らし。
なんか、楽しそうな感じ。
ファランみたいな沈没生活に憧れていた。
それに、いつまでもホテルに泊まっていると、高くついてしょうがない。
節約する意味でも早くアパートに移らなくては。
この先には、タイ北部からラオスを周遊する予定もあったが、まずはアパートさがしが先決だ。
が、アパートの探し方なんか、何もわからない状態だった。
まあ、現地で直接探すしかないとは思っていたけれど、できればパタヤの事情に精通したアドバイザーがほしかった。
いる。
うってつけの人物が。
以前から懇意にしているゴーゴー嬢だ。
この一年ほど前に某ハッピーグループのゴーゴーで知り合い、ペイバー。
イサーン出身、年齢は20代後半と少し高めで色黒。
だけど、スタイル抜群、性格良し、サービスばっちりと三拍子そろっている。
名前はボーちゃんとしておこう。
連れ出し代もロングで2000バーツと今では考えられない良心的な設定だった。
その後も、仲良くしていて、一緒にチャン島まで2泊3日で旅行に出かけたりもしていた。
元々はレストランのウェイトレスとしてパタヤで働き出したボーちゃん。
パタヤ歴はすでに10年近い。
パタヤの裏の顔も知っているようで、誰々がマフィアだとか、あのゴーゴーではヤーバーがどうのとか、いろいろ教えてくれた。
これほど心強い相棒はいない。
で、そのボーちゃんに連絡を取ってみると、現在はゴーゴーを一時的に辞めているという。
でも、パタヤには住んでいるから、いつでも会えるよ、と。
さっそく呼び出して、合流。
昼のアパート探しと夜のベッド作業の両方を依頼してみると、快諾をえた。
ゴーゴーで働いていないので、ペイバー代もかからず、なかなかお得だ。
アパート探し開始
翌日から、ボーちゃんのバイクに乗せてもらい、アパート探しの開始となった。
バイクで移動できるから楽でいいや。
ソイブッカオからサードロードへかけてのエリアをボーちゃんにリクエスト。
予算は一ヶ月6000バーツから8000バーツほどで、よろしくお願いしま~す。
次々にまわっていくボーちゃん。
ブッカオの道路沿いにアパートは少ない。
ここは日貸しもしているアパートメント。
詳しい価格は忘れたけど、やや老朽化が進んでいて、部屋が少し臭かったのでパス。
場所は、2階建てのバービア群のすぐそばだ。
バービア嬢が共同で住んでいたりもする。
便利なんだけど、部屋が臭いのはイヤだ。
次いってみよう。
そんな感じで、アパート探しは続く。
すべてボーちゃんの先導。
ファランがオーナーをしているゲストハウスのようなアパートでは、ファラン相手に英語で交渉してくれるボーちゃん。
ファランの常連客が多いボーちゃんは、かなり英語も達者だ。
それを後ろで黙って聞いている日本人のわたし。
なんか悪いような気がした。
いや、別に、アパート借りるくらいの英語なら問題ないんだけどね。
Rコン・レジデンスの月借りも聞いてみた。
一ヶ月9000バーツくらいだったような。
電気水道代別。
部屋の掃除とベッドメイキングは週2回。
でも、ボーちゃんいわく、電気代が高いそうだ。
これまた詳しい数字は忘れたが、1ユニットあたりの単価が相場よりはるかに高いから、やめておいたほうがいいらしい。
どっちみち、一ヶ月9000バーツは予算オーバーなので、これまたパス。
ブッカオ沿いにいい物件は見つからず、サードロードへ向かうソイの中へ捜索の範囲を広げた。
おお、いっぱいあるなあ。
特に、セントラルロード(パタヤクラン)寄りのソイにアパートが固まっている。
もうアパートだらけ。
こんな感じ。
ローカルにしては、まずまず見た目はいい。
でも、エアコン無しの部屋しか空いていなかった。
エアコン無しは無理っす。
うーん、疲れてきた。
バイクで移動しているとはいえ、4月のパタヤは暑い。
とにかく暑い。
少し歩くだけで汗だくだ。
もう今日は限界。
また明日にしよう。
というわけで、共同でのアパート探し一日目終了。
夜は、ホテルのベッドの上での共同作業。
これまた汗だく。
ただ、これも大事な作業なので手抜かりなく行った。
ようやくアパート決定
アパート探し二日目。
今日こそ、決めなくては。
数軒まわってみる。
なかなか優柔不断で決められないわたしにイライラしはじめるボーちゃん。
でも、ちゃんと付き合ってくれる。
いい子だ。
で、ようやくいい物件が見つかった。
場所はブッカオの北端付近から小さな路地をサードロード方面に入った奥。
ソイでいうと、パタヤクラン・ソイ9だ。
アパートのベランダ側には、まだ新しいホテル、LKロイヤルウイング。
すぐ近くには、真新しいフットサル場もある。
アパートの外見はピンク色。
ここまで言えば、パタヤ通ならピンと来るかもしれないアパート。
部屋はまずまず広い。
大きなダブルベッドに、横になれるソファー。
化粧台、クローゼット、テレビ、エアコン。
ベランダ付きだ。
うむ、生活にまったく問題なさそう。
普通のホテルより、よっぽど広くて、開放的だ。
一ヶ月の家賃6000バーツ
Wi-Fi無料
電気代が1ユニット7バーツ
ボーちゃんいわく、まずまず妥当な値段。
ここに決定。
わーい。
とりあえず、手付け金としてボスに1000バーツだけ渡す。
本契約は明日ということに。
うん、とにかく決まってよかった。
その日は、ホテルに宿泊。
翌日、ホテルをチェックアウトして、すぐさまアパートで本契約。
書類記入やパスポートのコピーを取るくらいの簡単なもの。
デポジット込みで2ヶ月分の家賃を先払い。
これで、すべて完了。
部屋の鍵を渡されて、はいどうぞ。
入居開始。
下見時点ではベッドにカバーがしていなかったけど、すでに用意されていた。
本当に何の準備も要らずに即、住み始めることができる。
いやあ、めちゃくちゃお手軽だな、タイのアパート。
そんなわけで、アパート探しミッション、コンプリート。
ありがとう、ボーちゃん。
引き続き、今夜も共同作業よろしくね。