パタヤタイのトゥッコム裏手を歩いていると、店先にぶら下がったアヒルたちを見つけた。
こんがりと焼けていて、実にうまそうだ。
ふらふらと引き寄せられるように店内へ。まあ、店というより、普通の屋台ですが。
厨房ガラスケースの裏手にまわりこんで、あひるさんたちを間近で見物。
首をシメられ、だらりと垂れ下がったボディ。
うーん、うまそう。食べるって残酷だけど、人間、生きなきゃね。
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バミーヘンペット
店頭のメニューがこちら
アヒル肉が乗ったクイティアオかどんぶり飯が基本。
注文は、「バミーヘンペット」と告げてみた。
バミー=中華麺
ヘン=乾いている。汁なしのこと。
ペット=あひる
つまり、あひる肉乗せ汁なしラーメンとなる。英語なら、Roast Duck Dry Noodleか。
あひる(Duck)は、タイ語でペット。
辛いの「ペット」とはもちろん発音が違う。
まあ、あひる専門店だし、てきとーな発音で通じるでしょう。
実際、わたしは通じた。それでいい。
お世辞にもきれいとは言い難いテーブルに座って到着を待つ。
おじさんとおばさんのタッグチームが熱心に調理。おじさんがかわいいあひるをぶった斬り、おばさんが麺を茹でている。
はい、到着
なかなかの迫力ではないか。
別容器のスープも量が多いなあ。
あひるの肉もたっぷり乗っている。やっぱり、うまそうだなあ。
実際、うまかった。肉が柔らかくて、うまみがある。癖はまったくない。
あひるの肉と聞くとちょっと敬遠してしまいそうだが、北京ダックや合鴨のステーキだと思えば、急に高級そうなイメージに変化。
ものは言いようだ。
そもそも、アヒルと鴨は生物学的には同じものだし。英語ではどちらもDuck。
そんな理屈はどうでもよくて、とにかくアヒル肉はうまい。
麺も多い。
汁なし麺ではあるけれど、実際には、どんぶりの底にタレが入っている。
一見、濃厚で辛そうにみえるけど、食べてみると意外とあっさりしている。思ったよりも食べやすい。といっても、それなりに甘辛いし、麺によく絡むんで、口の中はベトベトになりがち。バミーヘンペットあるある、1個だけありました。
そんな時は、付け合せのスープでさっぱりさせましょう。カオマンガイのスープと同じようなやつです。
これだけの量で40バーツ。
素晴らしい。
地図
見たまんまです。トゥッコムの裏手です。
トゥッコム東側(正面から見て左手)のソイを入っていく。
ファミリーマートの角を少しだけ路地に入ったところ。ファミマの向かい側。
ファミマのすぐ横には何でも料理屋台があって、いつも客でにぎわっている。
パタヤタイのこのあたりは、ローカル向けの屋台や食堂が多数出ている。
まだまだ安くてうまい料理が眠っていそうだ。順次発掘していこう。
なお、あひる肉のバミーを一番気軽に食べるなら、フードコートに行くこと。
セントラルフェスティバル地下フードコートにも置いてある。
でも、このパタヤタイのバミーペットのほうが、間違いなく味も量も上。値段も安い。
ぜひとも、パタヤタイへどうぞ。
営業時間は不明。まあ、昼間に行けば大丈夫でしょう。
おいしいアヒルさんに会いに行きましょう。
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