タイと言えば、屋台料理。
安くてうまいB級グルメの宝庫だ。
その中でも、酒のアテや肴としても重宝するおつまみ系屋台料理を集めてみた。
一部をのぞいて実食済み。
画像はすべてわたしが撮影したものだ。
(いかなる転載も厳禁。)
バービアなどでのおつまみの参考にどうぞ。
注文の際は、ほとんど指差しでオッケー。
タイ語なら「アオアンニー」とか言えばいいだけ。
バンコクやパタヤ中心部なら、簡単な英語も通じる。少なくとも数字くらいはわかってもらえる。
一応、わたしの知る限り、タイ語の料理名も付記しておく。
でも、タイ語は耳で聞いただけなので、発音に自信なし。参考程度で。
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目次
焼き物系
バーベキュー
いわゆる焼き鳥だ。タイ屋台の大定番。
タイでは、単にバーベキューと呼ぶことが多い。
鶏肉、豚肉、牛肉、手羽先、ソーセージなどなど。ズリなどの内臓系もあり。
好きな具材を選んで、屋台の人に手渡しすれば焼いてもらえる。自分で網の上に置いてもいいぞ。でもソーセージはビニールで包装してあるんで、屋台の人に渡そう。
炭火焼きが日本人にはうれしい。
カオニャオ(もち米)を焼いたものもおいしい。
基本的に一串10バーツだが、手羽先など一部メニューは20バーツする。
また、ウォーキングストリートやビーチロードなどでは通常メニューも20バーツだったりするので要注意。
あまり見かけなくなったが、やや小ぶりの焼き鳥が3本20バーツの屋台もある。一本5バーツの焼き鳥はパタヤ中心部では、ほぼ見かけなくなってしまった。
ローカル向けの屋台では、カエル焼きも売ってるよ。味は鶏肉と大差ないが、小骨が多くて食べにくい。
個人的に一番好きなのは、鶏皮。ジューシーでとてもおいしいが、油っこさも半端ではない。
酒のあてには最適だ。
日本で居酒屋気分が味わえるぞ。
ムーピン
ムー=豚肉
ピン=焼く
豚串焼き。
これはバーベキューとちがってタレに漬け込んである。
炭火焼きにするのは同じだ。
ちょっと甘辛いタレが豚肉にマッチして、超絶にうまい。
一串10バーツ。
見つけ次第、ゲットせよ。
ムーヤーン
ムー=豚肉
ヤーン=焼く
豚肉焼き。
これはいろいろな部位に分かれている。
骨付きのスペアリブ、骨なし、などなど。
注文は、グラム単位の量り売りが基本。100gで40バーツくらい。
グラムは、タイ語でもグラムと呼ぶ。
たとえば、200グラム欲しければ、「ソンロイグラム」と言えばオッケーだ。
逆に値段で指定もできる。「ハーシップバー」と言えば、50バーツ分だけ切り分けてくれる。
イサーン系屋台では、味付きのムーヤーンも売っている。これもうまい。20バーツ。
↓画像の右下がムーヤーン
屋台ではほとんど見かけないが、豚の喉肉を焼いた「コームーヤーン」がとにかくうまい。
イサーン系レストランで食べられる。
ガイヤーン
ガイ=鶏肉
ヤーン=焼く
主にタレに漬け込んた鳥のもも肉を焼いたもの。
串に刺さったものが概ね30バーツほど。
タレの染み込んだ皮がとにかくうまい。もちろん中の肉もうまい。
メインディッシュとしてカオニャオと一緒の食べるのが普通だが、酒のあてとしてもかなりいける。
丸ごと一羽焼いたものも売っている。
サイクロック
イサーン地方のソーセージ。
ソーセージの中にはミンチ肉の他に香辛料やコメが入っている。
濃厚な味で、単独で食べるにはちょっときつい。付け合わせのキャベツや唐辛子をかじりながら食べる。
1本10バーツから。
巨大な数珠のようなタイプのソーセージもあり。
焼きサイクロックが多いが、たまに揚げたサイクロックも売っている。
えのきベーコン
日本の居酒屋のようなメニュー。
味もそのまんま。ちょっと胡椒がきついかも。
タイ語は不明。
1本10バーツ。
同系列で、うずらベーコンもたまに見かける。
揚げ物系
ガイトート
ガイ=鶏肉
トート=揚げる
そのまんま、鶏の唐揚げ。
やや香辛料がきいている。
揚げたては、とにかくうまい。
部位や大きさによって値段が違う。20バーツから。
店舗型の店や市場では、もっと安い唐揚げも売っている。
ソイボンコットにある唐揚げ屋。1個10バーツから。
左の唐揚げ串は1本10バーツだ。ソイブッカオの常設市場で売っている。
ムートート
ムー=豚肉
トート=揚げる
豚肉揚げ。
これは2種類あり
一つ目は、屋台にぶら下がっている干し肉を油で素揚げにしたもの。
一房10バーツ。上の画像で20バーツ分。
たまに、こんな屋台もある。これは一房30バーツ。味は同じ。
もう一つが、衣をつけて油で揚げたもの。
これは量り売りタイプが多い。
通常一人前が30バーツから40バーツほど。
骨付きと骨なしがある。味は骨付きのほうが上だと思うけど、ちょっと食べにくいし、どうしても骨の分だけ食べる量が少なくなってしまう。難しいところだ。
ただ、酒のあてにするには完璧な味。
フライドポテト
タイのいもを使ったポテトフライ。じゃがいもよりは、さつまいもに近い味。20バーツ。
詳しいタイ語は不明。
いもは、マン。揚げるは、トート。でも、「マントート」とはあまり言わないような気がする。
ちなみに、ポテトは普通にポテトで通じる。「ポテトー」と少し語尾を延ばす感じで発音しましょう。
屋台のポテトフライの横にあるのは、ベビーカステラみたいなお菓子。カステラというには中身がスカスカだが、意外とおいしい。これも20バーツ。
ファラン向けのハンバーガー屋では普通のフライドポテトが買える。40バーツ弱。英語で注文する際は、「フレンチフライ」と呼びましょう。
ルークチン
つみれを素揚げしたもの。
魚のすり身やソーセージなどがメイン。
串に刺さった状態で陳列されているが、ばらしてから揚げる。
辛いタレをつけて食べる。
油まみれなんで、ちょっと胃もたれがする。
おすすめは、うずら卵を油揚げで包んだやつ。これはうまい。
あと、1本5バーツで売っている小さなつみれ焼きはおすすめ。
魚か豚肉のつみれが多い。比較的あっさりしていて、食べやすい。
シーフード系
イカ焼き
屋台で生のイカを炭火焼きにしてくれる。ゲソもあれば、胴体部分もある。お好きな部位をどうぞ。
料金が書いてあることが多いので、ご心配なく。安いゲソで20バーツから。
付け合わせのタレが激辛。でも、癖になるうまさだ。
タイ語で、プラームックヤーンと呼べばいいのかな。
プラームック=イカ
ヤーン=焼く
生のイカは、プラームックソッドと呼ぶ。
ソッド=生
するめ
イカ焼き屋台とセットになっていることが多い。あとは、ソーセージ屋にも置いてある。
洗濯バサミで吊るしてあるので、すぐにわかる。
イカの大きさによって値段が違うが、普通は20バーツで一人前。
小さいイカなら、3枚入って20バーツだったりもする。
ちゃんと七輪で炙ってくれるので、アツアツのスルメを食べることができる。
味は日本のスルメと一緒。
もう、日本人なら文句なしの一品。
ちなみに、するめのことをタイ語で、プラームックヘンと呼ぶ。
ヘン=乾いている
魚の干物
イサーン屋台や市場で売っている。
干し魚そのまんまである。
かなり塩辛い。
一人前20バーツほど。
魚のみりん干しも売っている。日本のものと同じ味でびっくりだ。
干し魚をかじりながら酒を飲む外国人は珍しいようで、バーではけっこう受ける。
でも、おいしいからいいじゃないか。
シーフード系は、他にもエビや貝など豊富にそろっている。
エビの素焼きが「クンパオ」。一皿100バーツほど。
ホイケーンと呼ばれる丸っこい買いを蒸し焼きにした料理はおいしい上に、肴にぴったりだ。
屋台でも売っている。量り売りだが、詳しい価格は忘れてしまった。また調べておきます。
一品もの
カイカーオ
ちょっと変わったゆで卵。かなり濃厚な味で、滋養強壮にいいらしい。
3つ入りで20バーツ。
普通のゆで卵も、たまに天秤担いで売りに来ている。
こちらも3つで20バーツが相場。
コーンバター
茹でたコーンに、バターや練乳(!)や塩などで味付けしたもの。
練乳が甘いの何のって。
バターと塩だけでもオッケー。
1カップ20バーツ。
丸ごとのとうもろこしも売っている。同じく20バーツ。
焼売
ザ・しゅうまい。
豚、カニ、エビ、ノリの4種類。
一人前20バーツ。お好みの具材を指定すればいい。
味は、まあ、焼売です。
ケバブ
アラブ系料理だが、今やすっかりタイでも根付いている。
60バーツか70バーツ。
つまみで食べるには、一個丸ごとだと大きい。
二人で食べるなら、半分に切ってくれる。切るはタイ語で「タット」。英語でカットと言っても通じる。
また、ナン生地無しの中身だけの注文も可能だ。肉だけでもオッケー。
いろいろと柔軟に対応してくれるはずだ。
ソムタム
イサーン名物料理。いや、今やタイを代表する料理ですね。
ソムタム。
英語では、スパイシー・パパイヤ・サラダとか言ったりするが、ソムタムと覚えましょう。
唐辛子がたっぷり入っていると、強烈な辛さとなる。口から火を噴くこと間違いなし。翌朝のトイレにも気をつけろ。下の口からも火を噴くぞ。
通常のソムタムは、ソムタムタイという。これは、辛さ控えめで、食べやすい。ピーナッツと小エビがいいアクセントになっている。
パタヤの屋台で自分で注文したソムタムタイ
タイ語で「マイアオペット」とか「ペットニッノイ」とオーダーすれば、辛さを抑えて作ってくれる。
本場イサーン仕様のソムタムは、とんでもない辛さと臭み。
パラーと呼ばれる魚の発酵した汁を入れる。これが独特の風味というか臭みがある。
あと、生の沢ガニを入れることが多い。カニのことを「プー」と言う。
合わせて、「ソムタムプーパラー」となる。
イサーン人の大好物だ。
このソムタムプーパラーをばくばく食べることができたら、イサーン出身者から喜んでもらえること必至。
と同時に、腹を壊す可能性も高くなる。
特に沢ガニが危険だ。わたしは何度か腹を壊したことがある。
でも、うまいんだよねえ、ソムタムプーパラー。
パタヤのあちこちでソムタム屋台は目にする。
屋台で35バーツくらい。
カニ入りなら40バーツと言われることが多いかな。
バーで食べるソムタムも乙なもんです。
イサーン料理は、他にもラーブやナムトックなど、肴になるものが少なくない。
お菓子系
落花生
たまに袋入りで売りに来ることがある。
20バーツ。
蒸し焼きにした状態で、乾燥はさせていない。よって、中の豆は柔らかいままだ。
最初は抵抗があるが、慣れてくれると、手が止まらなくなってしまう。不思議なものだ。
あと、屋台では見かけないが、カシューナッツを炒めたものもある。うまい。
タイ語で、マメは「トゥア」と言う。
でも、落花生の呼び名は不明。ピーナッツで通じるとは思うけど。
ロティ
パンケーキのこと。
クレープのような薄い生地を何層にも重ねてから、甘い練乳をかけて食べる。
バナナやチョコレートなどをトッピングすることも可能。
基本は一皿30バーツほど。トッピングすれば10バーツ20バーツとプラスされていく。バナナ入りで40バーツとなっている。
練乳たっぷりなんで、とにかく甘い。
でも、タイ人の男は、この甘いパンケーキを食べながら酒を飲んだりしている。
意外とイケるのが、これまた不思議。
日本式クレープも売っているが、さすがに肴にはならないか。
果物屋台
たまにはフルーツでビタミン補強しよう。
酒の肴にもなるよ。意外といいもんだ。
テンモ=すいか
マラコー=パパイヤ
ケンタループ=メロン(瓜)
セパロット=パイナップル
などなど。
上記のものは、一つ10バーツが基本。
リンゴやナシは、25バーツほど。
注文は、指差しでオッケー。
食べやすいように切り分けてくれる。
虫料理
出ました、タイ名物、虫の唐揚げ。
格好の記念写真スポットの一つ。
虫の中で、実際にわたしが食べたことがあるのは、小さなコオロギとバッタだけ。
特に味は悪くないが、見た目と印象が悪すぎる。バッタの足が歯に引っ掛かるのが鬱陶しい。
タガメは無理っす。
タイ人はスナック感覚で、ぽりぽり食べていますな。
通常一人前20バーツ。
タガメは高くて、40バーツくらい。
サソリは100バーツだったかな。高級品だ。
ちなみに、虫料理屋台には、エビと小魚も置いてある。
エビとバッタでは、それほど味も食感も大差ないんだよね。
どうせ、油と胡椒まみれの味付けなもんで。
何事もチャレンジする気持ちが大切。
毛嫌いせずに、一度はバッタくらい食べてみよう。
タカテーン=バッタ
ジンリー=コオロギ
メンダー=タガメ
せいぜい、これくらいのタイ語を覚えておけば、ばっちりだ。
まとめのまとめ
とりあえず、今回の屋台つまみのまとめはここまで。写真を整理すれば、もっと紹介できそうだ
ご飯物や麺類などの屋台料理は取り上げなかった。これらは、別途、屋台料理としてまとめる予定。
屋台のつまみは、基本的に1品20バーツの設定。
約70円。
安くてうまい。
これぞ、タイ旅行の醍醐味だ。
特にパタヤは、タイ料理もイサーン料理もふんだんにそろっている。
屋台天国である。
そんなパタヤで屋台のつまみを食べないなんて、ほんともったいない。
たまに衛生的に難のある屋台があって、ごくたまに食あたりすることがあるが、99%くらいは大丈夫だ。
数をこなせば、そのうちアタってしまうこともある。
これはもうしょうがない。
食あたりの際は、タイの薬局利用法も参考にどうぞ。
関連記事:タイで食あたり性の下痢になった時の対処法と薬局の使い方
まだまだ、屋台のおつまみはあるぞ。
新しいネタを仕入れしだい、コンテンツは追加していく予定。
たまにチェックしてほしい。
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