広告

当サイトは広告を利用しています。リンク先を通じて当サイトに収益がもたらされることがあります。

パタヤ近況

FOOD PANDAがタイでのサービスを終了

投稿日:

タイのフードデリバリーサービスであるFOOD PANDAが、2025年5月23日をもって、配達サービスを終了する。
FOOD PANDAを手掛けるドイツのデリバリーヒーローのタイ法人が発表した。
8月には顧客サポートといった機能も停止し、タイでの事業は終了する。
ただし、デリバリーヒーローは、アジア太平洋地域では大きな利益が期待できるとして、タイに拠点を置く地域チームは通常通り事業を続けるとしている。
タイでのデリバリーサービスは完全終了となる。

タイでのフード宅配市場におけるフードパンダのシェアは15%以下の第3位。
第1位はLINEMANで44%、第2位がGrab Foodで39.4%。
フードパンダは、ラインマンとグラブに大きく引き離された。
これ以上は継続できないと、撤退を決めたことになる。

個人的にはフードパンダには、パンデミック期に大変お世話になった。特にパタヤがロックダウンされて、店内飲食が禁止になっている状況では何度も利用した。
配送料が無料だったり、オトクなクーポンを頻繁に配っていて、店で買うよりも安くなることが多かった。
アプリが日本語対応しているのもよかった。GrabやLINEMANは、日本語どころか英語表記もないことがあったが、フードパンダはわかりやすかった。
Grab、LINEMANだけでなく、パタヤでは他のフードデリバリーサービスも登場してきたけれど、一番利用したのがフードパンダだった。

今はなき丸亀製麺も出前してもらった。

あの頃は、パタヤの街中にピンク色のフードパンダ、緑色のグラブとラインマンのバイクがあふれていたものだ。

パンデミックが明け、街が日常を取り戻していくと、フードデリバリーは減少していったように思う。
自分自身もあまり使わなくなった。
まず基本価格が高くなってしまった。店舗で食べる料金よりも宅配メニュー料金のほうを高く設定するようになった。
無料配送がなくなったり、クーポンが渋くなったりと、利用するメリットが薄くなったことも要因だ。
店としても、アプリ側に手数料を払う必要があるので、宅配メニュー料金を高く設定するのは当然といえば当然。
フードデリバリー会社も無料配送なんていつまでもやってられない。
結局は、街に繰り出して、直接店で購入するようになっていった。

今でもパタヤではフードデリバリー自体は廃れてはいない。
各ショッピングモールにはデリバリーバイク専用待機場があったり、人気レストラン前には多くのバイクが待機している。
でもたしかにピンク色は影が薄くなっていた。緑ばっかりだ。

そんなわけで、パタヤからピンクのフードパンダが完全に消える。残された時間はあと1ヶ月だ。1ヶ月待たずして、フードパンダの配達員は他のサービスへ転職していくだろう。
さよならパンダ。

日本でも同様の事態が起きているようだ。
コロナ禍において、フードデリバリー業界がいきなり活性化して、新規参入が増えた。
でも、今となっては、業界の1位と2位だけが生き残り、あとはどんどんと廃れていく。

タイのデリバリーサービスが日本よりもお手軽で安いのは確か。
近距離であれば通常配送料が20バーツとか30バーツで、せいぜい100円程度だ。
もうフードパンダを使うことはないだろうけど、フードデリバリーサービスがなくなるのは避けたい。パタヤでもまた出前を頼んでいくことにしょうと思う。

広告



-パタヤ近況

Copyright© パタヤ千夜一夜 , 2025 All Rights Reserved Powered by STINGER.