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フライト情報

タイ航空で行くバンコク ビジネスクラス対エコノミークラス(関空出発編)

投稿日:2024年2月10日 更新日:

今回のタイ行きは友人と同じフライトを利用することになった。タイ航空の関空発バンコク行きだ。
ただし、友人はビジネスクラスを利用、こちらはエコノミークラスとなる。
関空でのチェックイン、出国審査、空港ラウンジ、機内の様子、バンコク到着後のタイ入国審査など、エコノミークラスとビジネスクラスの違いを比較してみよう。そりゃあもうビジネスクラスは天国っすよ。
前編として、リノベーションしたあとの関空制限エリアの様子なども合わせてレポート。
(情報は2024年1月下旬時点のもの)

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タイ航空のチケット購入とWEBチェックイン

友人もわたしもユナイテッド航空のマイレージプラスでマイルを貯めている。
マイレージプラスのスターアライアンス特典航空券で、タイ航空のチケットを購入した。
タイ航空のビジネスクラスは人気があるようで、マイレージ特典枠は早々に埋まってしまう。友人は半年ほど前から席を確保していた。
エコノミークラスは比較的空いており、出発の3週間ほど前でも余裕で取ることができた。

マイレージプラスの特典でタイ航空のチケットを取る場合は、燃油サーチャージがかからない。諸費用だけかかり、約4,000円。ビジネスクラスもエコノミークラスも同じだ。
ANAマイレージだと、タイ航空は燃油サーチャージが別途必要となる。サーチャージだけで往復3万円ほどかかる。ただし必要なマイル数はANAのほうが低い。
現金支出が安く抑えられるのはユナイテッドマイレージプラスだ。

マイレージ特典でタイ航空のチケットを購入すると、事前の座席指定ができない。
これはビジネスクラスでもエコノミークラスでも同じだ。
特別な事情がある場合、タイ航空のオフィスに直接かけあうと、座席指定ができるようだが、今回はWEBチェックインまで待つことに。

出発24時間前にオンラインチェックインが開始される。
タイ航空のWEBサイトやアプリ上でチェックインできる。
この時点ですでに座席が割り当てられているが、チェックイン中に無料で座席変更が可能だ。

ビジネスクラスでもエコノミークラスでも同じこと。簡単に指定できる。
最前列のエグジットシートなどは有料なので、当日カウンターで申し込む必要あり。

関空のタイ航空チェックインカウンター

タイ航空TG623便の関空出発予定時刻は午前11時。
関空港には午前8時半に到着した。

心配なのは、保安検査場の混雑ぶりだ。昨年10月には午前便搭乗の際に保安検査場に30分も並ぶことになった。
午前中は出発便が集中して混雑する。

まず、タイ航空のカウンターでチェックインを行う。
チェックインカウンターはROW Dにある。

TG623便はカウンター前の自動チェックイン機も利用できるとの表示。セルフチェックしてから、バッグドロップのカウンターへ進む。

たしかに多くのセルフチェックイン端末が並んでいる。

このキオスク端末でセルフチェックすれば、WEBチェックインしたことと同じ扱いとなる。
搭乗券も発行されるため、もし預け荷物がない場合は、有人チェックインカウンターに立ち寄ることなく、そのまま保安検査場と出国審査場へ向かうことができる。
また、WEBチェックイン終了時に表示されるPDFの搭乗券を印刷しても、搭乗券とみなされるため、そのまま保安検査場へ向かうことができる。
モバイルチェックインのEボーディングパスでも同じで、そのまま保安検査場へ行ける。
(タイ航空のチェックインカウンターのスタッフに確認済み)

ただ、預け荷物があるならば、有人カウンターに立ち寄る必要はある。
関空でもセルフバッグドロップの設置を進めているようだが、まだ開始にはなっていない。

さて、タイ航空のチェックインカウンター前にはそこそこの列ができている。長蛇の列というほどではない。

エコノミークラスでは、インターネットチェックイン・バッグドロップのレーンが2つ、一般チェックインレーンが1つ。
もはやWEBチェックインもしくはセルフチェックインが主流だ。

ビジネスクラスは、当然、ビジネスクラス専用のカウンターがある。それも2つも。
タイ航空のビジネスクラスは、ロイヤルシルクという名称だ。

あとひとつはロイヤルファーストクラス専用カウンターだ。

ビジネスクラスの有人はむろんロイヤルシルクのカウンターへ。待ち人数は1組だけ。
わたしはエコノミークラスだが、友人にくっついていく。
同行者がビジネスクラスであれば、エコノミークラスでもビジネスクラスのカウンターで一緒にチェックインさせてもらえることが多い。これは明文化されたルールではなく、あくまで航空会社側の厚意だ。
金魚の糞スタイルを許容してくれるタイ航空に感謝。

ビジネスクラスの預け荷物は40kgまで。エコノミークラスは20kgまでだ。(マイレージ特典航空券の場合)

ビジネスクラスであれば預け荷物にプライオリティタグを貼ってくれる。エコノミークラスは無し。
荷物の重量を測ると14kg。有人の荷物は20kgほど。あわせても34kg。
こちらの荷物も友人の荷物として預ければ、プライオリティタグを貼ってもらえるが、まあ友人同士とはいえ、自分の荷物を他人に預けるのはあまりよろしくはないかと思いやめておく。

チェックイン時にビジネスクラス搭乗者は、保安検査場のファストレーンチケットがもらえる。
また、搭乗口エリアにあるANAラウンジの利用案内もされる。

友人はさっさと保安検査場を抜けて、ANAラウンジに行くとのこと。
朝食をラウンジで取るそうだ。

こちらはエコノミークラス。保安検査場ファストレーンは使えないし、ANAはラウンジも無理。
ファストレーンでまったく並ばずに保安検査場へ消えていく友人を見送る。ええなあ、ファストレーン。

関空のファストレーンについてはこちらにまとめておいた。
関連記事:関空国際線保安検査場のファストレーン利用方法

エコノミークラス野郎は朝食を取るために2階のレストランフロアへ下りる。
目指すは貧乏人御用達のすき家である。

朝から牛丼をいただく。空港価格で牛丼並盛が500円もする。
KIX-ITMカードの提示でドリンクが無料になるのが、せめてもの慰めか。

あさイチで食べる牛丼のうまいこと。

保安検査場と出国

こちらがもそもそと牛丼を食べている頃、友人はすでにANAラウンジに突入していたそうだ。早い。
遅れながらも、保安検査場へ向かう。

現在、関空では保安検査場が2箇所オープンしている。国際線出発口1と出発口3だ。

時刻は午前9時12分。

最初に出発口1に行くと長蛇の列ができていた。20分以上はかかりそうな雰囲気。しんどいなあ。

係員より「出発口3のほうが早い」とアドバイスされ、3へ向かう。

確かに列は短い。しかもさくさく進んでいるようだ。
5分ほどで保安検査場内に入ることができた。

工事中の殺風景なスペースに保安検査場が設置されていた。
混雑緩和のために、出発口3の隣に臨時の保安検査場を増設しているらしい。そのおかげで進みが早い。
思いの外、早く保安検査場を抜けることができた。

エスカレーターを下りると、イミグレーションだ。
昨年12月の関空リノベーション後、はじめての利用となる。イミグレーションのパスポートコントロールブースも変更になっていた。
手前側に日本人向けの出国自動化ゲートがあった。
自動化ゲートは待ち時間がほぼゼロ。
ここはエコノミークラスでもビジネスクラスでも同じだ。さくっと抜けられる。

結局、保安検査場に並びはじめてから出国審査場を出るまでの所要時間は10分だった。
想像以上に早くてびっくり。
ビジネスクラスだとファストレーンが使えるのでもっと短くなる。

リノベーションした国際線出発エリア

リノベーションした関空国際線出発エリアへはじめて足を踏み入れる。

出国審査を抜けると、まず両替所があって、その先にエスカレーター。

下りると、ウォークスルー型の免税店エリアとなっている。

免税店の間を抜けるようにして、搭乗口エリアへ至る動線だ。
こうなっていたのね。

免税店は外国人観光客で大賑わいだ。買い物しているのは外国人だらけ。
とりあえず、タバコを1カート買っておく。定価は3900円だが、KIX-ITMカードの提示で5%割引となる。
あとでわかったが、出発ゲート付近にも免税店があって、タバコ購入可能。
わざわざ混んでいるエリアで購入しておく必要はなかった。

ウォークスルー型免税店エリアを抜けると、ベンチが多い待ち合い広場のようなスペースに出る。

その周辺にはブランドショップ。

シャネルだとかルイヴィトンだとかプラダだとか。

搭乗ゲートも近い。

すごくおしゃれな雰囲気に変わった。

飲食店も増加。

麺匠やおにぎりバーガーなどなど。

利用者はやっぱり外国人旅行者が大半のようだ。

北ウイングや南ウイングにある搭乗ゲートまでの動線が変更になった。
リノベーション前は、3階にある保安検査場を出てそのままシャトルに乗って移動する形だった。
現在は保安検査場を抜けると必ず2階に下りることになり、シャトルに乗るならばまた3階に上らないといけない。

このシャトル乗り場の入り口を見逃すと、延々と歩いて搭乗ゲートまで移動する羽目になってしまう。
まあ、新しくなった搭乗口エリアを見て歩くだけでも楽しいので歩いて移動してもさほど苦にはならなかったけど。

新調された待ち合いベンチが綺麗。
椅子の脇にはUSBの差し込み口があって、スマホなどの充電ができるようなっている。

外には待機中の飛行機が見える。

キャセイパシフィック航空。乗りたいなあ。

タイ航空の搭乗口は13番ゲートだ。結局シャトルを使わずに最後まで徒歩で移動することなった。

新国際線エリアは2023年12月オープン。

あなたらしい空港体験ができた、かな。
次回からは搭乗ゲートまではシャトルで移動しよう。

ANAラウンジとカードラウンジ

搭乗ゲート近くにANAラウンジがあった。

ビジネスクラス搭乗の友人に連絡すると、すっかりラウンジを満喫しているとのことだ。
写真が続々と送られてきた。

生ビール、ANAカレー、スパゲッティ、ミートボールなどなど。

焼酎もウィスキーも飲み放題。

パンデミック前には関空にもタイ航空のラウンジがあったが、現在は撤退済み。タイ航空ビジネスクラス搭乗時にはANAラウンジを使うことになる。
友人は昔にタイ航空ラウンジを使ったことがあるけれど、ANAラウンジのほうが食事の種類がはるかに豊富でおいしいとのこと。

ラウンジ内に喫煙所が設置されているのも高ポイントだそうな。

ただ、ラウンジはすごく混雑しており、あとから来た人は満室で入店を断られていたそうだ。
このANAラウンジは、プライオリティパスでも利用可能だが、利用できる時間が限定されており、タイ航空の午前便ではプライオリティパスでの入店は不可。
それでもラウンジは満員になってしまう。

こちらはエコノミークラス搭乗だし、スターアライアンスのゴールドステータスも持っていない。ANAラウンジは使えない。
JCBゴールドカードなら持っているので、カードメンバーラウンジで時間を潰そう。

アネックス六甲へ行くと満席。入店不可。

ラウンジ、全然足りてない。

もう一つの六甲はなんとか入店できた。

残り席はわずか。
こっちの六甲は狭いし、外の景色も見えないため、あまり居心地はよろしくない。
カードラウンジにつき、アルコールは有料。食事はなく、お菓子がちょっとあるだけ。
喫煙スペースはなく、一度ラウンジの外に出て、空港喫煙所に行く必要あり。
ANAラウンジとの格差がすごい。

六甲はあんまりのんびりできないなあ。
軽くドリンクとお菓子を食べてから外に出る。

搭乗ゲート付近には、このようなリクライニングチェアが並んでいた。

日差しが強いけれど、こっちのほうがのんびりできそう。

そろそろ搭乗時間が近づいてきた。
友人たちはまだラウンジから出てこないようだ。ぎりぎりまで粘るらしい。

(長くなったので後編に続く)

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