広告

当サイトは広告を利用しています。リンク先を通じて当サイトに収益がもたらされることがあります。

フライト情報

AirJapanのフライトが連鎖的に欠航

投稿日:

2月9日に運航開始となったばかりのAirJapan。最初の路線は成田=バンコクだった。
次に2月22日に成田=ソウル線を就航させる予定だった。
が、バンコク発成田行きの便が欠航となる、連鎖的に成田発ソウル行きも運航できなくなった。よって、成田=ソウル線の初便も延期となった。

広告



AirJapanの欠航

まず、欠航となったのが、2月22日午前0時15分にバンコクを出発予定のNQ2便だった。
機材トラブルのため修理の必要があり、遅延したあげくに欠航が決まった。
タイのSNSではAirJapanの対応の悪さについて多くの苦情が上げられていた。

AirJapanの所有する機材は1機のみ。
この1機で、成田=バンコク線と成田=ソウル線をまわす計画だ。

現在の運航スケジュール

NQ1 成田 17:55 ⇒ バンコク 23:15 運航曜日:月水木金土日 運航(週6便)
NQ2 バンコク 0:15 ⇒ 成田 8:10  運航曜日:月火木金土日 運航(週6便)

NQ21 成田 09:55 ⇒ ソウル 12:25  運航曜日:火水木土日 運航(週5便)
NQ22 ソウル 13:35 ⇒ 成田 16:10  運航曜日:火水木土日 運航(週5便)

成田からバンコクへ飛びすぐさま成田へ折り返し、その1時間40分後にはソウルへ飛び立つというスケジューリングだ。
ソウルから成田に戻り、その1時45分後にはまた成田に向かって出発する。
このムダのないローテーションこそがLCCの安さの秘密ともいえる。

今回は、バンコク発成田行きのNQ2便が機材トラブルで飛行不可となり、後続の成田発ソウル行きのNQ21便、ソウル発成田行きNQ22便、さらには成田発NQ1便までも欠航となった形だ。
1機しかない機体がバンコクに足止めされているのでどうしようもない。ドミノ倒しのように欠航が連鎖してしまう。

これにより、木曜日に飛ぶはずだった成田=ソウルの初便は欠航を余儀なくされた。
金曜日はもともと運航予定がないため、次のフライトは土曜日となる。
2月24日に成田=ソウルの初便が飛ぶことになりそうだ。

タイ民間航空局の調査

最初につまづいたのがバンコク発成田行きだ。
この件はタイのSNSでもかなりクレームが上がっていた。
なかなか欠航が決まらず、ようやく欠航が決まったあとも返金や日程変更について揉めていたようだ。

AirJapanはいちおうLCC扱いなので、補償はない。フルサービスキャリアであれば、代替便を用意してくれたり、次のフライトまで時間がかかる場合は無料のホテルを手配してくれることもある。
LCCではそのような補償はしてくれない。

タイ人のクレームがよほど多かったのか、CAAT(タイ民間航空局)がさっそく調査に乗り出した。

CAATがAirJapanに対して欠航の理由を求めた。
欠航の原因は機体の故障で、日本からのスペアパーツの到着を待つ必要があったため、出発時間に間に合わなかった。すでに当該部品はバンコク到着し、今夜のフライトは予定通り運航の見込み。が、もし今夜も欠航するようならできるだけ早く乗客に伝えなければならない。乗客に補償するため適切な措置を講じよ。航空会社は、今後また同じようなフライト欠航に備えるため、緊急対策計画を準備せよ。
影響を受けた乗客は、消費者保護委員会に連絡と相談ができる。

以上のような声明を2月22日夜にはCAATが発表した。
タイでは動きが早い。

なお、バンコクで足止めされていた機体の修理は無事に終了。ただし、出発は2時間遅れとなった。
2月23日午前0時15分出発予定だったところ、2時10分頃に離陸した。
日本到着も1時間ほど遅れる見込みだ。
先述のとおり、金曜日は成田=ソウル線の運航はないため影響を受けない。
また、2月23日本日の成田発バンコク行きは通常通りに運航できそうだ。

2月22日のフライトが欠航だったので、日程変更して搭乗する乗客も多いだろう。満席や混雑には要注意かも。

というわけで、AirJapanの成田=ソウル線の初フライトは2日遅れとなる見込みだ。いきなり出鼻をくじかれた形だ。

LCCというもの

ANAグループとはいえ、AirJapanはあくまでLCCだ。フルサービスキャリアと同レベルのシートを用意しているためMCCという呼称がされることもあるが、決してフルサービスキャリアではない。
ぎりぎりのラインでやりくりして低価格を実現させるのがLCCというもの。
遅延や欠航は普通に起こるし、なにかあった場合でも基本的に補償はない。
欠航によって生じる影響は自分で対処しなくてはいけない。
自己責任の世界がLCCである。

それでも安いのがLCCの最大のメリット。
充実したサービスとフォローを求めるなら、2倍や3倍もする運賃を払ってフルサービスキャリアを使いましょう。
実際にはLCCといえでも、ここまで連鎖的に欠航が続くことは稀だと思う。
フルサービスキャリアでも欠航や遅延することはままある。
あとは運次第。
運悪く大幅遅延や欠航にあたってしまった場合、LCCとフルサービスキャリアでは大きな違いが出てくるというだけの話。

広告

-フライト情報

Copyright© パタヤ千夜一夜 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.