2023年のタイ訪問外国人観光客の数
2023年にタイを訪れた外国人客は2700万人を越えたと発表された。
2023年1月1日から12月24日までの統計
タイ入国外国人旅行者：27,252,488人
国籍別トップ5
1位マレーシア 4,439,480人
2位中国 3,418,732人
3位韓国 1,616,858人
4位インド 1,587,090人
5位ロシア 1,428,985人
タイの隣国であるマレーシアがトップで約440万人だ。。
ノービザ入国が始まった中国人が2位で340万人。2019年は1000万人を越えていたので、まだ3分の1しか戻ってきていない。
人口を考えると、韓国からの旅行者の多さは特筆すべき。パタヤでも韓国人は多く見かける。
インドも中国と同様にビザ免除対象国となり、さらに観光客が増えている。
戦争中のロシアからも大量の観光客がタイにやって来ている。特にプーケットが人気だ。パタヤはそこまで多くない。
12月18日から24日の一週間では、796,808人がタイを訪れた。前週比で16.6％増加。
国籍別トップ5
1位マレーシア 149,409人
2位中国 96,662人
3位ロシア 47,071人
4位韓国 46,060人
5位ロシア 41,679人
日本人は、シルバーウィークなどの連休期間中にかぎり、トップ5入りすることもあった。
この年末年始は多くの日本人がタイを訪れているはずだ。
12月24日までの累計で、タイを訪れた外国人観光客は27,252,488人。
25日から31日までの一週間で、さらに80万人以上がやって来るはず。となれば一年全体で、2800万人を超えることになろう。
タイ政府の目標は2500万人から2800万人だったので、目標達成したことになる。
パンデミック前の2019年のタイ訪問外国人観光客は3990万人だった。約4000万人。
2019年の水準には、あと1200万人足りない。
タイ政府広報官によれば、今年の観光産業の売上は3兆バーツとの見積もり。
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2024年はさらなるビザ緩和で観光客増加を
2024年は3兆5千億バーツに増やす計画だ。国内観光が1兆バーツ、外国からの観光が2兆5000億バーツを見込む。
2024年の外国人観光客の目標は、2023年9月時点では4000万人に設定していた。
中国経済の停滞により、思ったほど中国から観光客が戻ってきていない。中国人へのビザ免除措置を開始したものの、爆発的な増加には繋がらず。
TAT（タイ国政府観光庁）では、長距離市場での収益拡大を目指すとのことだ。
ビザ免除入国での滞在期間を現在の30日間から60日間に延長することでTATの目標達成の可能性が高まるとしている。
ヨーロッパやアメリカや日本からのタイ入国では、ノービザで30日間滞在できる。
観光ビザを取得しておけば60日間滞在だ。
ヨーロッパからは毎年20万人から30万人が観光ビザを取得してタイに30日以上滞在しているのだという。
もしノービザ入国での滞在期間を30日間から60日間に延長すれば、さらに多くの欧米人がタイに長期滞在するようになる。
かりに20万人の観光客が30日間を越えて、さらに30日間滞在するようになれば、宿泊施設だけでも600万泊分の需要が発生する。
また、特定の国籍者に対してマルチプルエントリーを認める提案も出されている。
詳細は不明だが、ビザ免除ないし観光ビザでの複数回入国を念頭の置いたものだと思われる。
現在、観光ビザは原則としてシングルエントリーしか発給していない。昔はダブルエンドやトリプルエントリーまであった。
マルチプルエントリーが認められるようになると、タイ長期滞在が容易になる。
また、陸路でのタイ入国は2回までに制限されている。暦年で2回のみだ。3回目の陸路入国は原則不可。
タイを中心として周辺国を陸路で周遊している旅行者には不便な制度となっている。気軽に陸路国境をまたいだ旅行がしにくい状況だ。
マルチプルエントリー承認の提案を求めている観光スポーツ省によれば、特にアメリカからの長距離旅行者が集まってきて、一度の旅行でタイおよびタイ近隣諸国を訪れるようになるだろうという。
2023年後半には、中国、ウズベキスタン、台湾、インドからのビザ免除措置が始まった。
2024年1月1日からは、日本人の短期商用ビザ免除措置が開始となる。
さらなる外国人誘致のため、追加のビザの緩和措置が実施されるのは間違いなさそう。
おそらくはノービザ滞在期間の60日への延長は施行されると思う。対象国がどこになるかはわからないが。
短期滞在の日本人旅行者には滞在期間延長は特に意味はないものの、陸路国境越えが好きな人にはマルチプルエントリーが認めれれば大きなメリットとなると思う。
2024年はタイを訪れる日本人が増えますように。
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