Visit Japan Webのログインに多要素認証機能が追加

先日、Visit Japan Webを騙る不審なアプリへの注意喚起がデジタル庁より発せられた。
Visit Japan Webにアプリはないため、怪しいアプリをダウンロードしないよう呼びかけている。
セキュリティ強化のため、本日よりVisit Japan Webのログインに新たな要素が追加された。

Visit Japan Webの多要素認証機能

Visit Japan Webからの発表。

2023年9月19日に多要素認証機能をリリースしました。エラーが発生した場合には、キャッシュクリアして再度ログインしてください

とのこと。

すでにVisit Japan Webに登録済みで、新たなにログインすると、このような画面が表示される。

多要素認証の設定（任意）

多要素認証の設定は任意となっている。
これまではログインにはパスワードだけでよかったが、認証コードの入力を追加できるようになっている。
あくまで任意だが、これによりセキュリティ強化につながる。

はいを選択すると、多要素認証の設定へ。

これまた任意の認証アプリをインストールする必要がある。
たとえば、Google AuthenticatorやMicrosoft Authenticatorなどが挙げられている。

Visit Japan WebのシークレットキーないしQRコードを表示させて、認証アプリで認証コードを表示させる。
この認証コードを、Visit Japan Webに入力する形だ。

なお、すでにVisit Japan Web登録済みで、自動ログインできる状態だと、多要素認証の画面は表示されない。普通のログインできて、通常のVisit Japan Webのメイン画面となる。

多要素認証を追加したい場合は、メニューを開く。

アカウント内の多要素認証変更を選択すると、多要素認証の設定画面へ移行する。ここで設定すればいい。

うーん、けっこう面倒くさい。
セキュリティ強化はいいことだけれど、ここまでやる人がどれほどいるのか。
面倒くさいから、もうVisit Japan Webの登録自体を止めてしまおうかとなりそう。

Visit Japan Webはそもそも必須ではない。登録しなくも、日本入国は可能だ。
水際対策が完全撤廃された今では、日本人帰国者にとってのVisit Japan Webのメリットは、税関電子申告ができることだけ。
個人的には税関電子申告は活用しているけれど、絶大なメリットというほどでもない。

セキュリティ強化はいいことだが、面倒くさいのは遠慮したい。
クレジットカード情報のような直接金銭にかかわるようなものでもないし、多要素認証の設定は億劫に感じる。
なんだかVisit Japan Webが遠い存在に思えてきた。
まあ、なんだかんだ、次の日本帰国の際にも、Visit Japan Webの税関電子申告は使うだろうけど。