広告

当サイトは広告を利用しています。リンク先を通じて当サイトに収益がもたらされることがあります。

フライト情報

エアアジアの1年間乗り放題SUPER+を使い終わっての感想、本当にお得だったか?

投稿日:

エアアジアでは年間乗り放題パスを期間限定で販売することがある。
昨年2022年には、国内線とASEAN諸国の国際線が乗り放題のSUPER+を販売していた。ASEAN PASSという呼び方もしている。
タイ国内線とタイ発着のASEAN国際線が1年間乗り放題で5,555バーツ。
実際に購入したのは2022年5月だ。
5,555バーツなので、当時のレートだと2万円ちょっと。
ちなみに、日本路線のタイ・エアアジアXも乗り放題のパスは599ドルで販売されていた。
今回はASEAN PASSなので日本路線は使えない。
ASEAN PASS購入から1年経過。パスの使用期限は終了した。
はたしてエアアジア乗り放題はお得だったのか?
まとめてみよう。

広告



実際の搭乗フライトと支払額

エアアジア SUPER+ ASEAN PASSは、1年間乗り放題だ。
タイ国内線(FD)と、ASEANの各エアアジアが運航する近距離国際線も対象となる。(エアアジアXは対象外、つまり日本行きや韓国行きは不可)
2022年5月に5,555バーツで購入した。有効期限は1年、つまり2023年5月まで。

予約は14日以上前に行う必要あり。
座席数は限定。
運賃はもちろん無料だが、空港使用料と税金は別途支払う必要がある。これは利用空港や国内線か国際線かによって異なる。
また、別途クレジットカード決済手数料がかかる。国内線600円、国内線700円ほど。

実際にASEAN PASSで予約して搭乗したフライトは以下のとおり。
バンコクの空港はタイ国内線も国際線もドンムアン空港となる。

2022年6月
バンコク⇒ウドンタニー 400円
ウドンタニー⇒バンコク 400円

2022年8月
バンコク⇒プーケット 400円
プーケット⇒バンコク 400円

2022年8月
バンコク⇒マニラ 6000円
マニラ⇒バンコク 6000円

2022年11月
バンコク⇒ハジャイ 400円

2023年2月
バンコク⇒チェンライ 400円

2023年4月
バンコク⇒ビエンチャン 6000円

タイ国内線が6フライト
ASEAN国際線が3フライト
計9フライト

国内線は空港使用料と税金が激安だ。微妙に違いはあるが、だいたい100バーツから120バーツほど。
国際線は空港使用料と税金が高い。マニラ行きもビエンチャン行きは6000円ほど必要だった。
他に調べてみるとマレーシア(クアラルンプールやペナン)行きは4000円ほどだった。
せっかくのASEANパスなのだが、肝心の国際線がそこそこ高い。

エアアジアの通常のプロモーション価格との差額がそこまで大きくない状態だ。ビエンチャン行きは総額2000バーツ(8000円)程度で買えることもあり、お得感は薄い。
マニラ行きに関しては1万円越えが普通なので、これはまずまずお得だった。ただ、激安といえるほどではない。

普通に購入した場合のトータル金額と、ASEANパス購入代ならびに追加費用とを比較すると、たぶんASEANパス利用のほうが安上がりに済んだはず。
でも実際には大きな差はないと思う。

予約の取りやすさは?

乗り放題パスでの予約は搭乗の14日以上前に行う必要がある。
翌週のフライトでさくっと飛んじゃおうなんてことは無理。
ある程度先のことを見越しておかないといけない。
また乗り放題対象の座席数は限定されていて、連休など一部時期はそもそも対象外となる。

昨年5月のパス購入当時は、チケット予約がスムーズにできたと思う。乗り放題対象の空席は多かった。

マニラ行きもまずまず希望の日程で確保できた。
プーケット行きは便数が多いこともあり、これも簡単だった。

が、あとはかなり苦労した。
空きが少ない。
また、空席があったとしても、早朝発や夜発など不便な時間帯のフライトしかなかったりする。
これでは予定が立てづらい。

当初は周遊旅行をやろうとも考えていた。タイ国内線をいろいろ乗り継いで、タイ各地をまわろうと。
でも、なかなか希望する日程でフライトが取れない。
バンコクからプーケットやチェンマイやウドンタニーなどは便数も多いのでなんとかなるが、他の地方都市は便数が少なく、乗り放題対象の座席が全然残っていない。
周遊旅行はあきらめてしまった。

また、エアアジアの乗り放題パスは、その後も販売が実施されて、利用者が増えていったことも大きい。
タイ国内の規制が撤廃され、旅行熱が高まったこともある。
で、乗り放題パス対象の席が取れなくなっていった。
15日先のフライトはまず無理。
2ヶ月も3ヶ月も先の予約ならなんとか取れるかなというレベルとなった。

検索するのにすごく疲れる。
気合い入れてスケジュールを立てねばならず、乗り放題パスで気軽に旅行しようというものではなくなってしまった。

パタヤ在住者は空港までが面倒

パタヤ在住者にとっては、パタヤからドンムアン空港への移動が面倒だった。
ドンムアン空港へ直行できるロットゥーは出ている。180バーツだ。ただ本数は少なく、乗り心地も正直良くない。所要時間は通常2時間半ほどだが、渋滞次第ではもっとかかる。
時間の計算が難しい。
よって、ドンムアン空港利用時にはバンコクで前泊することが多い。
たまにバンコクに立ち寄るのはいいけれど、月に何度も行くのは疲れる。

パタヤにはウタパオ空港という最寄りの空港がある。

パンデミック前には、エアアジアもウタパオからフライトを飛ばしていた。タイ国内線もあれば、国際線もあった。
国内線では、ウドンタニー、プーケット、チェンマイ行きを運航。実際に、ウタパオ⇒チェンマイ⇒プーケット⇒ウタパオという周遊ルートで旅行したこともある。
国際線ではクアラルンプールやマカオ行きがあった。
乗り放題パス購入時点では、エアアジアのウタパオ便はすべて運休状態。ただ、そのうち再開するだろうと考えていた。
そうなれば、ウタパオからチェンマイやウドンタニーへもっと簡単に行けるようになる。
が、一年経っても再開しないままで、パスの有効期限は終了。

パタヤ在住者にとって、毎回ドンムアン空港へ行くのが億劫だ。
周遊旅行でルートを組もうとしても、なかなか乗り放題パス対象の空席が見つからない。
スケジュールを立てるのが大変だ。
フライト自体が満席になっているわけではないので、一般購入は簡単にできる。むろん、運賃0円ではないけれど、タイ国内線だとそこまで高くはない。だいたいの路線で片道1,000バーツ程度で購入できることが多い。しかも数日先のフライトでも安い。
わざわざ5,555バーツも前払いで乗り放題パスを購入しておくメリットがかなり薄れてくる。

とまあ、このような事情で、1年間乗り放題パスにもかかわらず、結局は合計9フライトにとどまってしまった。
でも、トータルではマイナスにはなっていないはずなので、とりあえずは良しとする。

現在もSUPER+は販売中

現在も乗り放題パスのSUPER+は販売されている。
パスは2種類あり。

SUPER+Liteが6,999バーツ(199ドル)
SUPER+Premiumが18,888バーツ(599ドル)

ライトは、ASEAN諸国のフライトが対象。日本は対象外だ。
プレミアムは、日本と韓国とオーストラリアと中国とインドも対象となる。
ただし、タイ・エアアジアX(XJ)は含まれていないため、日本路線はタイ・エアアジア(FD)が運用するバンコク-福岡路線のみということになる。

詳細⇒https://www.airasia.com/aa/campaign/th/th/superplus.html

こんな人にはおすすめできるかも

タイでエアアジア乗り放題のSUPER+を使うならば、まずバンコク在住者にはおすすめできる。
バンコク市内からドンムアン空港へはレッドラインやバスで簡単に移動できる。
エアアジアのタイ国内線の一部路線はスワンナプーム空港を発着する。これも便利だ。

あとは、数ヶ月先の予定を立てられる人。
決まった時期に旅行できるならば、そこまで問題ないと思う。
あらかじめ休暇が取れるとわかっている日程でフライトを確保しておけばいい。
ちなみにキャンセルは不可だが、3回までは実際に搭乗しなくてもお咎めなし。それ以上になると乗り放題パス自体が無効化されるおそれあり。
行き当たりばったりで旅行する人にはまったく向いていない。

タイ国内線だと本当に安い。一回あたり100バーツで手配できてしまう。月に1回の往復旅行するだけで、元は取れるはずだ。
国際線は空港使用料が高いため、お得感はあまりない。

個人的には、乗り放題パスの二度目はないかなと思っている。
ウタパオ空港からのエアアジアフライトが復活すれば話はちょっと変わる。
現行の7,999バーツは割高に感じるので、プロモーションで5,000バーツくらいで販売していれば、これまた再考する。

広告

-フライト情報

Copyright© パタヤ千夜一夜 , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.