日本人はタイ入国に際してビザ免除措置が受けられる。タイ滞在可能期間は通常30日間だ。
2022年10月1日からは、滞在期間の延長措置が取られていた。通常30日のところ45日に延長される。この滞在期間延長措置の期限は2023年3月31日までと定められていた。
タイ国政府観光庁からは延長措置を今年末まで延長するよう提案がなされていたが、なかなか答えが出てこなかった。延長されるのか否か、わからないまま。
本日、在タイ日本大使館より、お知らせがあった。
期間延長措置の延長はしない。
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4月1日(土)以降タイに入国する際の滞在可能期間の変更
以下、在タイ日本国大使館のお知らせを引用。
4月1日(土)以降タイに入国する際の滞在可能期間の変更
・ タイ政府によると、4月1日(土)0時以降、日本を含むビザ免除国 / 地域からタイに入国する渡航者の滞在可能期間は45日から30日になります。
・タイへの渡航に際しては、入国時に押される滞在可能期間のスタンプをご確認いただくようお願いいたします。
・なお、タイ入国時の新型コロナワクチン接種証明書又は陰性証明書の提示は、引き続き不要です。
⇒https://www.th.emb-japan.go.jp/itpr_ja/news_20230331.html
明日以降、日本人はノービザでタイに入国すると滞在期限が30日となる。変更されたというか、元に戻ったといったほうが正しい。もともと30日だったものが、特別に半年間だけ45日に延長されていたものだから。
空路入国も陸路入国も同様だ。明日からは滞在期限が30日となる。
(3月31日までにすでにタイ入国済みの場合、滞在期限は45日のまま。パスポートに滞在期限が記入してあり、念のため確認しておくこと。)
日本国籍は観光ビザ免除の対象だ。
対象国は以下のとおり。
Andorra, Australia, Austria, Bahrain, Belgium, Brunei, Canada, Czech Republic, Denmark, Estonia, Finland, France, Germany, Greece, Hungary, Iceland, Indonesia, Ireland, Israel, Italy, Japan, Kuwait, Latvia, Liechtenstein, Lithuania, Luxembourg, Malaysia, Maldives, Mauritius, Monaco, The Netherlands, New Zealand, Norway, Oman, The Philippines, Poland, Portugal, Qatar, San Marino, Saudi Arabia, Singapore, Slovak, Slovenia, South Africa, Spain, Sweden, Switzerland, Turkey, the UAE, UK, Ukraine, and USA.
他にもビザオンアライバル(到着ビザ)が受けられる国もある。
タイ到着時に空港のビザ申請カウンターで申し込めば、ビザの取得ができる。
到着ビザは、2023年3月31日までの特別措置により、通常15日のところ30日に延長されていた。
日本大使館からのお知らせには記載がないが、到着ビザでの滞在期間も元の15日に短縮されるものとみられる。
到着ビザ対象国
Bhutan, Bulgaria, China, Cyprus, Ethiopia, Fiji, Georgia, India, Kazakhstan, Malta, Mexico, Nauru, Papua New Guinea, Romania, Saudi Arabia, Taiwan, Uzbekistan, and Vanuatu
中国とインドからの旅行者も到着ビザの対象だ。
スワンナプーム空港の到着ビザカウンターはインド人でかなりにぎわっている状況だ。
ちなみに、韓国など一部の国は、タイとの相互協定により、ノービザ滞在期間が長い。
韓国人はタイにノービザで90日滞在できる。
ノービザ相互協定の国の滞在期間の延長措置はもともと取られていなかった。影響なし。
出入国カード(TM.6)については、特に発表がない。空路入国ではこれまで同様に出入国カードの提出は不要で、陸路入国は必要ということになるはず。
滞在期間延長
観光ビザについては、従来どおり滞在期間は60日間だ。これは3月31日までも4月1日からも変わらない。
ノービザでの入国では4月1日以降は滞在期間30日間となる。
滞在期間期限の延長は可能だ。
タイ国内にある各イミグレーションオフィスでビザ延長手続きする。
観光ビザでもノービザでも延長可能な日数は30日となる。費用は1,900バーツ。
つまり滞在合計日数はこうなる。
ノービザ入国:最初の滞在期間30日+滞在期間延長30日=計60日
観光ビザ入国:最初の滞在期間60日+滞在期間延長30日=計90日
厳密にいうと、2回目の滞在延長も可能だが、日数は7日のみ。急に病気になってすぐに出国できないとか、あくまで緊急措置という扱いだ。費用1,900バーツがまたかかる。
これまでは、ノービザ入国45日+30日=75日の滞在が可能だった。観光ビザを取得する意味があまりなかったが、4月1日からは30日の差が出る。
まとめ
3月31日までとされていたノービザ滞在期間の延長措置。期限が迫るなか、3月30日が過ぎても、タイ政府からの発表は見当たらなかった。
たぶん延長はないだろうなあと考えていたが、やっぱりそうなった。
が、そこはタイのこと。
4月1日になって、しれっと延長するかもしれない。
パンデミック時もこれ以上は滞在救済措置は行わないと発表しておきながら、期限切れ後にしれっと延長したこともある。
とりあえず、明日4月1日以降にタイに入国する人は、パスポートのスタンプをよく確認するようにしましょう。
滞在期限が記入してあるのでチェックすること。
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