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タイ入国情報

6月1日からのタイ入国:外国人のタイランドパス登録は継続、強制隔離は廃止

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本日5月20日のCCSA本会議にて、6月1日以降のタイ入国措置が決定された。
最大の争点となっていたタイランドパスの大幅緩和あるいは撤廃については、タイ人帰国者のタイランドパス終了が決定。外国人旅行者は引き続きタイランド登録が必要となる。

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6月1日からのタイランドパス運用

CCSAの発表によれば、6月1日よりタイ人帰国者はタイランドパスの事前登録が不要となる。
外国人旅行者は引き続きタイランドパス登録が必要なままだ。

現在のタイ入国者のうち、20%がタイ国籍者で、80%が外国籍。
まず、タイ国籍者からタイランドパス登録を撤廃することになった。

外国人旅行者のタイランドパス登録には、最低1万ドルをカバーする医療保険加入も引き続き必要だ。
(タイ在住外国人でタイの社会保障に加入していたり会社からのレターがあれば保険新規加入は免除)
(タイ人はそもそも医療保険加入は不要だった。よってタイランドパス廃止も容易)

ただし、タイランドパス登録は大幅に簡素化されるとのこと。

2022年6月1日からの外国人旅行者のタイランドパス

1.タイランドパス必要書類
a.ワクチン接種証明書/PCR or ATK検査(ワクチン未接種者)
b.医療保険(1万ドル)
c.パスポート
2.登録後に自動でQRコード発行
3.到着時に係官にQRコードを提示

タイランドパスの管轄は、疾病対策局に移管する予定

CCSA会見によれば、タイランドパスは来月より承認システムではなく、到着前の登録システムとして機能する。
タイランドパス登録後すぐにQRコードが自動作成される。
外国人旅行者は、正しい書類をアップロードしておき、書類チェックの際に提示できるように書類を携行しておく必要がある。
航空会社は、タイへのフライト搭乗者に対して搭乗券を発行する前にタイランドパスQRコードを確認する必要がある。

 

ワクチン接種済みであれば、現行のタイランドパス登録方法と原則は変わらない。
ワクチン接種証明書、医療保険、パスポートを登録する。
基本はこれまでどおりだ。
承認作業というものはなく、QRコードは即時発行。
空港チェックイン時とタイ到着時にQRコードと必要書類のチェックが行われるシステムとなるようだ。

 

ワクチン未接種はタイランドパスに陰性証明書をアップロードすれば隔離なしでタイに入国できる。現行ルールではPCR検査のみとなっているが、6月1日からは専門家によるATK(迅速抗原検査)も認められる。
また、ワクチン未接種かつ陰性証明書のアップロードがない場合でも、タイ到着時に空港でATK検査を受ければ入国可能。
つまり、タイ入国での強制隔離制度は実質廃止となる。
ただし、空港到着時ATK検査で陽性となれば、医師の診察を受けて、病院などで隔離治療が求められる。

空港到着後の流れ

6月1日以降、タイ人と外国人ではタイ空路到着時の手続きが異なる。

タイ人(20%)
・検温
・症状チェック
・ワクチン接種証明書or陰性証明書提示

問題なし⇒税関⇒入国
発熱など問題あり⇒ATK検査⇒陰性なら入国、陽性なら診察⇒搬送

外国人(80%)
・検温
・症状チェック
・タイランドパス書類チェック

 

外国人旅行者のさらに詳しい空港手続きの流れ

・ワクチン接種済み(98%)
Thailand Pass登録 - VIP(Vaccine/Insurance/Passport)
QRコードスキャン⇒イミグレ/税関⇒入国自由行動

ワクチン未接種(2%)
Thailand Pass登録 - TIP(Test/Insurance/Passport)
QRコードスキャン⇒陰性証明書あり⇒イミグレ/税関⇒入国自由行動
⇒陰性証明書なし⇒ATK検査⇒陰性なら入国、陽性なら診察

ワクチン接種済み外国人旅行者のことを、Vaccine、Insurance、Passportの頭文字をとって、VIPと呼ぶそうだ。
ワクチン未接種外国人旅行者はTIPだ。
このネーミングセンスは、さすがタイと思わせる。

圧倒的多数の旅行者はVIP。
タイランドパスのQRコードを取得しておけば、入国は簡単だ。
飛行機を降りて、タイランドパスチェックポイントでQRコードをかざすだけ。あとは通常通りに、イミグレと税関を抜けて、空港外へ。検査も隔離もなしに即自由行動できる。

TIPの場合は、事前に陰性証明書をアップロードしておけば、VIPと同様にスムーズに入国できる。
事前の陰性証明書がない場合のみ、空港到着時にATK検査を受けることになる。陰性であれば、そのまま普通に入国できる。隔離無しで即自由行動だ。
ATKで陽性となったら、医師の診察を受けて、病院やホテルなどで隔離治療が必要となる。
事前の陰性証明書取得がベターだろう。

まとめ

残念ながらタイランドパスの撤廃は実現しなかった。
外国人は6月1日以降もタイランドパス登録が必要。1万ドルの医療保険加入も継続だ。
ただし登録は大幅に簡素化される。実際のタイランドパス登録画面はまだ変更なっていないが、詳細はじきに明らかになるだろう。
必須登録事項は、ワクチン接種証明書、医療保険、パスポートの3つだ。VIPと覚えよう。
どこまで簡素化されるか不明だが、必須登録事項は変わらない。
6月1日に入国予定の人は今から登録してもいいし、新しい様式に変わるを待ってからでもよさそう。
今回の決定はCCSA承認のもの。厳密には、官報掲載をもって正式決定となる。前回同様に開始1-2日前に官報掲載となるかもしれない。

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