開国が続く東南アジア。
これにともないエアアジアでは多くの路線を運航再開していく予定だ。
タイとマレーシアとインドネシアとフィリピンでは、乗り放題パスとなるSUPER+を販売すると発表。
国内線だけでなくASEAN内の国際線も1年間乗り放題となる。まさにスーパパスだ。
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エアアジアのSUPER+
エアアジアがエアアジアスーパーアプリにてSUPER+という乗り放題企画をリリース。
いわゆるサブスクリプションだ。
タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンの4カ国で販売。
それぞれの国の国内線と、ASEAN内10カ国国際線フライトが乗り放題となる。
ASEAN10カ国とは、タイ、マレーシア、シンガポール、カンボジア、インドネシア、ラオス、ミャンマー、フィリピン、ブルネイ。
国際線コードは、AK(マレーシア)、FD(タイ)、QZ(インドネシア)、Z2(フィリピン)限定。
販売期間:2022年3月28日から4月2日
旅行期間:2022年4月11日から2023年4月10日
また、アプリを使ったフードデリバリーの送料が無制限で無料となる。
さらに、出発前の医療保険もカバーする。出発予定日の7日前までに感染した場合保険給付が受けられる。
SUPER+PASS料金
マレーシア:639リンギット
タイ:4,999バーツ
インドネシア:2,300,000ルピア
フィリピン:6,599ペソ
各国あたり5万人限定、合計20万人。
エアアジアスーパーの「SUPER+」アイコンをクリックして購入可能。
フライトには、別途、税金や手数料や座席指定料や預け荷物代がかかる。
フライト予約は出発日の14日以上前に行う必要あり。
利用不可期間などの条件あり。
詳細⇒https://newsroom.airasia.com/news/2022/3/28/airasia-super-app-launches-super
タイのSUPER+
タイでのSUPER+の料金は4,999バーツ。
利用できるのはタイに居住するエアアジア会員となっている。
タイ人だけでなく外国人でも利用可能なようだが、どこまで厳密に居住地のチェックを行うかは不明。
規約では、購入者が資格を満たしていない場合は、エアアジア側が取り消すことがあるとしている。
エアアジアのタイ国内線の乗り放題はもちろん、対象エリアの国際線も乗り放題となる。
SUPER+を販売しているのは、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピンの4カ国。
国際線はASEAN10カ国のフライトが対象となるが、現実的にはタイからの路線は限られている。
タイからのフライトで対象となる国際線は、カンボジア、マレーシア、ラオス、シンガポール、ベトナム、インドネシアとなるようだ。
タイから利用可能な国際線ルート
バンコク発:シンガポール、バリ、クアラルンプール、ペナン、ジョホールバル、ホーチミン、ハノイ、ダナン、ルアンパバーン、ビエンチャン、プノンペン、シェムリアップなど
全部で100以上の国際線ルートがあるとしている。
あくまで運航予定というだけで、すべてが運航再開するわけではないだろうが、100以上のルートと聞くとなんだかわくわくさせられる。
今回のSUPER+には日本路線は含まれていない。
タイエアアジア(FD)とタイエアアジアX(XJ)は別の扱いとなっている。
FDはタイ近隣諸国の短距離国際路線、XJは日本や韓国や中国などの中距離国際路線だ。
タイエアアジアXによるバンコク・日本路線は、今のところ2022年6月6日に運航再開となる見込み。
関連記事:飛ぶのかい飛ばないのかい、エアアジアがまたも日本バンコク路線のプロモーション開始
が、本当に再開されるかはまだわからない。
エアアジアによる乗り放題パスは、これまでも販売されたことがあった。
国際路線乗り放題のパスもあった。
が、乗り放題といっても、2週間以上前の予約が必要で、さらに乗り放題パス用に割り当てられる座席はわずかしかないという話も聞く。
希望するフライトがろくに予約できなかったり、予約できたと思いきや一方的にキャンセルされたという話もあるようだ。
また、今回のSUPER+は、それぞれの国の居住者のみが購入できるとしている。
以前にはマレーシア居住者のみが購入できるというパスがあり、日本からVPNを用いてIPアドレスをマレーシア国内からのアクセスにして購入したはいいが、その後キャンセルされるという事例があった。
今回のSUPER+での居住地確認がどのように実施されるかは不明。
タイ在住の外国人は問題なさそうだが、日本在住者が利用する際は注意のほどを。
タイエアアジアXの日本路線の運航再開はこころもとないが、タイエアアジアの国内線は普通に運航しており、近距離の国際線は多くが再開していくはずだ。
タイのSUPER+の条件はこちらで。英語版。
⇒https://www.airasia.com/superplus/en/gb/terms-and-conditions/super-th
まとめ
東南アジアでは急速に開国が進んでいる。
関連記事:東南アジアの開国状況:各国の入国要件をタイと比較する(3月27日アップデート)
ミャンマー、ラオスはまだ開国しておらず、国際線はまだ厳しいかもしれない。
シンガポール、マレーシア、ベトナム、カンボジア、インドネシアは開国済みもしくは4月1日開国予定で、国際線も増えていく。
今度のSUPER+パスの利用期限は1年間という長丁場。
さすがにこの先1年間も国際線がまともに運航しないことは考えにくい。むろん正確にどうなるかは誰にも予想できないが。
SUPER+パスは、国際線が駄目でも、国内線も使える。
タイ在住者で、ある程度時間に融通が効く人は買っておいてもいいかもしれない。
昨今のエアアジアの得意技であるプロモーションによる資金集めの一環のような気がしないでもないが、かなりお得なパスであることもまた間違いない。
1年間国内線と国際線が乗り放題で4,999バーツだ。約18,000円。
本当に好きなだけ乗れるのならば、破格値そのものだ。
エアアジアの養分となる可能性には留意しつつ、購入を考えましょう。
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