11月1日のタイ開国に合わせて、新しい入国許可申請システムであるThailand Pass(タイランドパス)が開始された。
これまでのCOEシステムに変わるものだ。
空路でのタイ入国には、タイランドパスによる事前申請が必須となる。
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タイランドパス運用開始
11月1日午前9時(タイ時間)にタイランドパスは運用開始となった。
ウェブベースの登録システムとなる。
本日のCCSA会見によれば、タイランドパスのモバイル版は明日11月2日開始予定とのことだ。
旧来のCOEシステムよりも見やすいように思う。
注意事項があれこれ書いてあるが、とりあえず先に進めてみる。
3つの入国制度から選択する。
Exemption from Quarantine(Test and Go)が、対象国からのワクチン接種済み旅行者が隔離免除措置で入国するもの。日本も含まれる。
Sandbox Programmeは、非対象国からのワクチン接種済み旅行者が選択するもの。日本からのワクチン接種済み旅行者には不要。
ワクチン接種を終えていない場合は、Alternative Quarantineを選択することになる。10日間のホテル強制隔離だ。
隔離免除入国
以下、隔離免除措置での入国について。
隔離免除の条件
・対象国からの旅行者のみ
・タイ到着後のPCR検査で陰性が判明したのちに隔離が免除される
・対象国には最低21日連続で滞在していること
・完全なワクチン接種を終えてから14日以上経過していること
・出発前72時間に発行された陰性証明書を取得すること
隔離免除の必要書類
・パスポート
・ビザ(必要があれば)
・ワクチン接種証明書
・支払い済みのAQ/SHA+ホテル予約確認書(1泊分とPCR検査代を含む)
・最低5万ドルをカバーする医療保険
入力画面
隔離免除を選択すると、注意書きがあってから、実際の入力画面へと進む。
Personal Infomation(個人情報)
Vaccination(ワクチン接種)
Contact & Accomodation(連絡先と宿泊施設)
Insurance(保険)
という順番で入力していく流れだ。
最初は、旧来のTM.6と同じ内容だ。
つまり、タイへのフライトの機内で渡されていた出入国カードと同じもの。
ということは、出入国カードは実質廃止となるだろう。
個人情報にはパスポートのコピーを添付する。形式はJPEGファイルなど。PDFは未対応のようだ。
次にワクチン接種について。
ワクチンの種類、接種日付を選択し、ワクチン接種証明書を添付する。
日本にワクチンパスポートをスキャンしておくか写真撮影しておき、画像データを貼り付ければいい。
日本のワクチンパスポートにはQRコードがないので、QRコード欄はスルーするしかない。
3つ目が連絡先と宿泊施設について。
SHA+かAlternative Quarantine(AQ)を選択することになる。
予約番号、ホテル名、住所、宿泊日などを入力。予約確認書を添付。
フライト便名も入力する。
4つ目が医療保険の加入となる。
すべて入力し、必要書類もすべて添付すれば、申請へ。
承認までは7日は見ておいてほしいとのことだ。
タイランドパスが承認されればQRコードが発行され、タイ入国時に係官に提示する。
空港での予行演習の様子
タイランドパス専用カウンターができている。
まとめ
ざっと目を通したところ、COEシステムよりは確かにわかりやすいと思う。
ただ、細かい点でひっかかる部分もある。
また、SNS上では、エラーが頻出しているという声が多く聞かれる。
システム開始当日なので、うまくいかないのも無理はない。
現在、実際にタイ入国のための手続きを進めている最中だ。
タイランドパス申請と取得ができれば、詳細を記事にする予定。
本日より申請受付開始しているのは確かなので、急ぎの人はさっさと登録してみましょう。タイ大使館の発表では11月11日以降の入国をタイランドパスを通じて受け付けるとのこと。
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